モーツァルト:ピアノ協奏曲 第15番 変ロ長調
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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モーツァルト:ピアノ協奏曲 第15番 変ロ長調 | Konzert für Klavier und Orchester Nr.15 B-Dur K.450 | 作曲年: 1784年 |
楽章・曲名 | 演奏時間 | 譜例 | |
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1 | 第1楽章 Mov.1 Allegro | 10分30秒 | No Image |
2 | 第2楽章 Mov.2 Andante | 6分00秒 | No Image |
3 | 第3楽章 Mov.3 Allegro | 8分00秒 | No Image |
作品解説
作品の完成は1784年3月15日。ヴィーンでのモーツァルト人気が高まっていた時期である。初演は、当時モーツァルト夫妻が住んでいたトラットナーホーフ(出版業者トラットナーの建てた館)にあるカジノにおいて、モーツァルト主宰の「トラットナー・カジノ演奏会」の2回目にあたる3月24日の予約演奏会にて。
父宛の書簡には、第15番も第16番も共に「汗をかかされる協奏曲」であるが、「むずかしさの点では変ロ長調〔第15番〕の方が上」であると記されているように、この作品は技巧的な華やかさを前面に押し出しており、花形スターのような地位にあった大人気のモーツァルトが聴衆の拍手喝采を浴びたであろう場面を彷彿とさせる。また、管楽器が効果的に使用されているのもこの作品の特徴である。
両端楽章にはモーツァルト自身によるカデンツァが残されている。
第1楽章:アレグロ、変ロ長調、4/4拍子。協奏的ソナタ形式。独奏ピアノは、その入りが主題ではなく即興的な序奏で始まることから予感されるように、楽章全体にわたって華やかなパッセージを繰り広げることに専念している。
第2楽章:[アンダンテ]、変ホ長調、3/8拍子。変奏形式。旋律の主題と2つの変奏、コーダから成る。ピアノは主題を受け持つこともあるが、アルペジオ音型で背景を飾ることが多い。主題旋律そのものの変奏よりも、むしろこうしたピアノの華麗な装飾によって展開される楽章である。
第3楽章:アレグロ、変ロ長調、6/8拍子。ロンド・ソナタ形式。急き立てられるような勢いで進行するピアノの技巧的なパッセージが目立つロンド・フィナーレ。フーガ風の部分が出現することも注目に値する。
ピアノ協奏曲第15番 (モーツァルト)
(ピアノ協奏曲第15番 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/08 07:09 UTC 版)
ピアノ協奏曲第15番 変ロ長調 K. 450 は、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが作曲したピアノ協奏曲である。
- 1 ピアノ協奏曲第15番 (モーツァルト)とは
- 2 ピアノ協奏曲第15番 (モーツァルト)の概要
「ピアノ協奏曲 第15番」の例文・使い方・用例・文例
- ピアノ協奏曲
- その曲はピアノ協奏曲に編集された。
- 6月21日の本選で,上原さんはチャイコフスキーの「ピアノ協奏曲第1番」とラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲」を演奏した。
- そのとき,彼女は偶然,ラヴェルのピアノ協奏曲を聞き,自分と千秋(玉(たま)木(き)宏(ひろし))が舞台でその曲を一緒に演奏している姿を想像する。
- 千秋は彼女がショパンのピアノ協奏曲を演奏するのを見るためにはるばるプラハまで行く。
- 内田さんはクリーブランド管弦楽団と共演したモーツァルトのピアノ協奏曲の演奏で最優秀器楽ソリスト演奏(オーケストラとの共演)賞を受賞した。
- 浅田選手は,ショートプログラムではショパンのノクターンのうちの1曲,フリーではラフマニノフのピアノ協奏曲第2番に合わせて演技すると述べた。
- フリーについて,浅田選手は「私はラフマニノフのピアノ協奏曲がとても好きです。」と述べた。
- 翌日のフリーでは浅田選手はラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」に合わせて滑った。
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