モーツァルト:ピアノ協奏曲 第16番 ニ長調
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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モーツァルト:ピアノ協奏曲 第16番 ニ長調 | Konzert für Klavier und Orchester Nr.16 D-Dur K.451 | 作曲年: 1784年 |
楽章・曲名 | 演奏時間 | 譜例 | |
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1 | 第1楽章 Mov.1 Allegro assai | 10分00秒 | No Image |
2 | 第2楽章 Mov.2 Andante | 6分30秒 | No Image |
3 | 第3楽章 Mov.3 Allegro di molto | 6分30秒 | No Image |
作品解説
作品の完成は1784年3月22日。前作からたったの1週間しか経っていない。初演は、当時モーツァルト夫妻が住んでいたトラットナーホーフ(出版業者トラットナーの建てた館)にあるカジノにおいて、モーツァルト主宰の「トラットナー・カジノ演奏会」の3回目にあたる3月31日の予約演奏会にて。
この年はピアノ協奏曲のもっとも多産な年であり、6曲(第14~19番)が作曲された。この第16番はその3曲目である。ピアノ音楽としての華やかさを追求した前作とは違い、当時の絶好調のモーツァルトを表しているかのように、この作品はトランペットとティンパニを含む大編成となっている。おまけに、のびやかな明るさをもつニ長調の響きが、シンフォニックな書法で生み出され、協奏曲とは思えない壮大さを感じさせる。また、父宛の書簡において、第15番も第16番も「汗をかかされる協奏曲」であるとモーツァルト自身が述べているように、独奏ピアノのヴィルトゥオジティにも目を見張るものがある。
両端楽章にはモーツァルト自身によるカデンツァが残されている。
第1楽章:アレグロ・アッサイ、ニ長調、4/4拍子。協奏的ソナタ形式。主音のユニゾンで力強く開始する。ひときわ強い印象を残す付点による下行旋律は、高貴な人物が階段をおりてくる様を想像させ、登場するやいなや十六分音符で華々しいパッセージで盛り立てる独奏ピアノは楽章を通してそうした動きを中心として奏される。
第2楽章:アンダンテ、ト長調、2/2拍子。ロンド形式。雄々しい前楽章とはうってかわって子守唄のようなやわらかい主題をもつ。声部間の掛け合いや絡みが興味深い楽章である。
第3楽章:ロンド。アレグロ・ディ・モルト、ニ長調、2/4拍子。楽器間での旋律の受け渡しがおもしろい楽章。カデンツァの後のコーダで3/8拍子に変化し、より愉快な盛り上がりを見せて作品を閉じている。ピアノは、冒頭楽章と同様に、主題の他は十六分音符で細やかに楽章を彩っている。
ピアノ協奏曲第16番 (モーツァルト)
(ピアノ協奏曲 第16番 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/08 08:48 UTC 版)
ピアノ協奏曲第16番 ニ長調 K. 451 は、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが1784年に作曲したピアノ協奏曲である。
- 1 ピアノ協奏曲第16番 (モーツァルト)とは
- 2 ピアノ協奏曲第16番 (モーツァルト)の概要
「ピアノ協奏曲 第16番」の例文・使い方・用例・文例
- ピアノ協奏曲
- その曲はピアノ協奏曲に編集された。
- 6月21日の本選で,上原さんはチャイコフスキーの「ピアノ協奏曲第1番」とラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲」を演奏した。
- そのとき,彼女は偶然,ラヴェルのピアノ協奏曲を聞き,自分と千秋(玉(たま)木(き)宏(ひろし))が舞台でその曲を一緒に演奏している姿を想像する。
- 千秋は彼女がショパンのピアノ協奏曲を演奏するのを見るためにはるばるプラハまで行く。
- 内田さんはクリーブランド管弦楽団と共演したモーツァルトのピアノ協奏曲の演奏で最優秀器楽ソリスト演奏(オーケストラとの共演)賞を受賞した。
- 浅田選手は,ショートプログラムではショパンのノクターンのうちの1曲,フリーではラフマニノフのピアノ協奏曲第2番に合わせて演技すると述べた。
- フリーについて,浅田選手は「私はラフマニノフのピアノ協奏曲がとても好きです。」と述べた。
- 翌日のフリーでは浅田選手はラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」に合わせて滑った。
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