モーツァルト:ピアノ協奏曲 第13番 ハ長調
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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モーツァルト:ピアノ協奏曲 第13番 ハ長調 | Konzert für Klavier und Orchester Nr.13 C-Dur K.415 K6.387b | 作曲年: 1782-83年 |
楽章・曲名 | 演奏時間 | 譜例![]() |
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1 | 第1楽章 Mov.1 Allegro | 10分30秒 | No Image |
2 | 第2楽章 Mov.2 Andante | 7分00秒 | No Image |
3 | 第3楽章 Mov.3 Rondeau: Allegro | 8分00秒 | No Image |
作品解説
ヴィーン定住後の3作目のピアノ協奏曲。作曲は1782年末から翌年初めにかけて。1783年3月11日、ブルク劇場にて初演された後、23日にはヨーゼフ二世臨席のもとで《ハフナー》交響曲などと共に再演され、大成功を収めた。もともとは小編成だったが、後にトランペットとティンパニが加えられたことによって、ハ長調の力強い主題がより壮大さを増している。
この時期のモーツァルトの書簡(1782年12月28日)によれば、彼のピアノ協奏曲は「むずかしすぎず易しすぎず、音楽通はもちろん、そうでない人もなぜだか満足」できるように作られているという。そのことば通り、この時期の3つのピアノ協奏曲はシンプルな構成で耳に快く、充実した内容をもっている。また、管楽器抜きの弦楽四重奏編成でも演奏できるよう仕上げられている点でも共通している。
この作品の第1,2楽章にはモーツァルト自身によるカデンツァが残されている。
第1楽章:アレグロ、ハ長調、4/4拍子。協奏的ソナタ形式。ハ長調の堂々とした開始部に続き、ピアノのソリスティックなパッセージが軽やかに加わり、新鮮な響きをもたらす。交響的な広がりをみせるオーケストラに対して、ピアノは華麗でありながらもどこか寂寥感を漂わせている。
第2楽章:アンダンテ、ヘ長調、3/4拍子。小規模な協奏的ソナタ形式。ピアノの音が冴える穏やかな楽章。旋律は順次進行を基本としてなめらかに流れる。もともとこの楽章をハ短調にする意図もあったことが草稿から明らかになっているが、ヘ長調に落ち着いた理由は定かではない。
第3楽章:ロンド。アレグロ、ハ長調、6/8拍子。ロンド形式。ロンド・フィナーレらしい軽やかな主題で始まる。印象的なのは、2楽章で使用しなかったハ短調が、わざわざアダージョにテンポを変えて、2つのエピソードに使用されていることである。
「ピアノ協奏曲 第13番 ハ長調」の例文・使い方・用例・文例
- ピアノ協奏曲
- その曲はピアノ協奏曲に編集された。
- 6月21日の本選で,上原さんはチャイコフスキーの「ピアノ協奏曲第1番」とラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲」を演奏した。
- そのとき,彼女は偶然,ラヴェルのピアノ協奏曲を聞き,自分と千秋(玉(たま)木(き)宏(ひろし))が舞台でその曲を一緒に演奏している姿を想像する。
- 千秋は彼女がショパンのピアノ協奏曲を演奏するのを見るためにはるばるプラハまで行く。
- 内田さんはクリーブランド管弦楽団と共演したモーツァルトのピアノ協奏曲の演奏で最優秀器楽ソリスト演奏(オーケストラとの共演)賞を受賞した。
- 浅田選手は,ショートプログラムではショパンのノクターンのうちの1曲,フリーではラフマニノフのピアノ協奏曲第2番に合わせて演技すると述べた。
- フリーについて,浅田選手は「私はラフマニノフのピアノ協奏曲がとても好きです。」と述べた。
- 翌日のフリーでは浅田選手はラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」に合わせて滑った。
- ハ長調
- ハ長調[短調].
- ハ長調の音階の音符を表すためにドレミファ音節を使っている歌
- 西洋音楽において,ロという,ハ長調音階の第7番目の音
- ニという,ハ長調音階の第二音
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