ハンガリー王冠領
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/28 07:43 UTC 版)
ハンガリー王冠領(ハンガリーおうかんりょう)、正式にはハンガリーの聖イシュトヴァーンの王冠諸邦(ハンガリーのせいイシュトヴァーンのおうかんしょほう、ドイツ語: Die Länder der Heiligen Ungarischen Stephanskrone、ハンガリー語: Szent István Koronájának Országai/A Magyar Szent Korona Országai、スロベニア語: Zemlje krune Svetog Stjepana、スロバキア語: Krajiny Svätoštefanskej koruny)は、ハンガリー王国とその従属邦の集合体を指す国制概念である。1867年にオーストリア=ハンガリー(二重帝国)の二重国家体制が成立して以降、非公式には帝国のハンガリー側半分(ungarische Reichshälfte)と呼ばれた。また主にオーストリアの官公庁では、「ライタ川の向こう側の地域(外ライタ)」を意味するトランスライタニエン(Transleithanien)という通称で呼ばれた。これは、二重帝国のハンガリー王冠領に含まれない地域を指してツィスライタニエン(内ライタ、「ライタ川のこちら側の地域」)と呼んでいた慣習と対応している。
- 1 ハンガリー王冠領とは
- 2 ハンガリー王冠領の概要
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