ハマグリとは? わかりやすく解説

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はま‐ぐり【×蛤/文蛤/×蚌】

読み方:はまぐり

《「浜栗」の意という》マルスダレガイ科二枚貝内湾砂泥地にすみ、殻は丸みのある三角形で、殻長8センチくらい。殻表は滑らかで、黄褐色褐色紫色模様のあるものが多い。北海道南部より南に分布養殖もされる。殻は貝細工胡粉(ごふん)の材料。《 春》「からからと—量る音すなり/松浜

[補説] 日本在来種は、昭和時代末より干潟減少水質汚染などによって急減しており、平成24年2012環境省レッドリスト絶滅危惧Ⅱ類に指定された。国内食用として流通するものの多くは、近縁種のチョウセンハマグリ・シナハマグリ。


文蛤

読み方:ハマグリ(hamaguri)

真弁目の海産二枚貝


ハマグリ

学名Meretrix lusoria 英名:Hard clam
地方名: 
軟体動物門二枚貝綱マルスダレガイ目マルスダレガイ科
色 形 長崎・日本・世界 住みか

※出典:長崎県水産部ホームページ

特徴
ハマグリの名の由来は、小石(ぐり)のように見えるからとのようなであるからの2説がある。内湾砂泥底にすみ、殻の色白いものから茶色栗色のものまであるまた、模様も様々である。春から秋にかけてが産卵期で、幼生は3週間ほど浮遊生活をしたあと稚貝になり、足糸出して海底に着く。成長する足糸なくなり、やや深い海底移動し砂泥潜って生活する国内多く獲れるのは有明海である。旬は秋から春にかけてである。結婚式祝いの膳出されるのは対になっている殻以外には合わないので夫婦和合象徴となっている。

分布:北海道南部九州朝鮮半島中国沿岸 大きさ:8.5cm
漁法:  食べ方:焼きはまぐり酒蒸し

読み方:ハマグリ(hamaguri)

マルスダレガイ科二枚貝

学名 Meretrix lusoria


読み方:ハマグリ(hamaguri)

ハマグリ科の二枚貝

季節

分類 動物


読み方:ハマグリ(hamaguri)

所在 愛媛県宇和島市

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

ハマグリ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/23 09:29 UTC 版)

ハマグリ(蛤、文蛤、蚌、浜栗、鮚、Meretrix lusoria、英:Asiatic hard clam)は、マルスダレガイ科に分類される二枚貝の1種である。食用として一般的な貝類の一つである[1]。俳句文化においては春の季語の一つ[2]


  1. ^ 金田一京助, 金田一春彦, 見坊豪紀, 柴田武, 山田忠雄 編『新明解国語辞典』(第二三刷)三省堂、1972年1月24日、909頁。"食べる貝として、最も普通で、おいしい。"。 
  2. ^ 大後美保 編『季語辞典』東京堂出版、1977年12月10日、114頁。 
  3. ^ Mactra ornata Gray, 1837 ベニハマグリ”. BISMaL. 国立研究開発法人海洋研究開発機構. 2021年2月14日閲覧。
  4. ^ Turtonia minuta (Fabricius, 1780) ノミハマグリ”. BISMaL. 国立研究開発法人海洋研究開発機構. 2021年2月14日閲覧。
  5. ^ 魚介類の名称のガイドラインについて” (PDF). maff.go.jp. 農林水産省. 2020年11月27日閲覧。
  6. ^ 秋山et al 2019, p. 138.
  7. ^ 新和英中辞典 2002, p. 1489.
  8. ^ 中島文雄 編『岩波 英和大辞典』岩波書店、1971年1月25日、304頁。"(食用になる)二枚貝"。 
  9. ^ 奥津彦重 編『和独辞典(総皮装)』(11版)白水社、1980年1月20日、329頁。 
  10. ^ 『小学館独和大辞典 特装版(総革装天金)』小学館、1985年1月18日、2360頁。ISBN 4-09-515011-4 
  11. ^ a b c 日本大百科全書 1988s, p. 50.
  12. ^ a b 世界文化社 2004, p. 335.
  13. ^ 千葉県レッドデータブック 2011, p. 431.
  14. ^ 第4次レッドリストの公表について”. env.go.jp. 環境省 (2012年8月28日). 2015年4月27日閲覧。
  15. ^ 奥谷 2017, p. 1249.
  16. ^ a b 『料理食材大事典』主婦の友社、1996年7月27日、673頁。ISBN 4-07-214741-9 
  17. ^ a b 櫛田寿宏 (2019年2月24日). “【フード 食・歳時記】ハマグリ 磯の香りとエキスで春到来(page=1)”. sankei.com. 2021年2月19日閲覧。
  18. ^ 日韓共同干潟調査団ハマグリプロジェクトチーム(山下博由et al.)「沈黙の干潟 ―ハマグリを通して見るアジアの海と食の未来―」『高木基金助成報告集 Vol.1』高木仁三郎市民科学基金、2004年、85-91頁。 NAID 10028165592 
  19. ^ 小島彰、初澤敏生、阿部高樹、井上健、熊本尚雄「ハマグリ漁におけるプール制について ―鹿島灘漁協,はさき漁協,大洗町漁協の事例―」『福島大学研究年報』第5号、2009年、33-37頁。 
  20. ^ 「国産ハマグリ 福岡で復活/漁獲規制が実を結ぶ」『日経MJ』、2019年2月25日。
  21. ^ 河野 1991, p. 393.
  22. ^ 小川政禧、梅村和子、江原史子「蛤アノイリナーゼの調理科学的研究(主として食塩の影響)」『栄養と食糧』第8巻第4号、公益社団法人日本栄養・食糧学会、1955年、11-13頁、doi:10.4327/jsnfs1949.8.145 
  23. ^ はまぐりのガソリン焼きを食べに行ってきました!!
  24. ^ 井上一希 (2020年8月31日). “北朝鮮名物「愛の不時着」にも登場したハマグリのガソリン焼きの魅力”. Korea World Times. 株式会社コリアワールドタイムズ. 2021年2月16日閲覧。
  25. ^ 南浦名物ハマグリのガソリン焼きがガスバーナー焼きに。 - 韓食生活
  26. ^ 前田 2005, p. 926.
  27. ^ 前田 2005, p. 442.
  28. ^ 前田 2005, p. 447.


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