ハマクマノミとは? わかりやすく解説

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ハマクマノミ

学名Amphiprion frenatus 英名:Oneband anemonefish
地方名: 
脊椎動物門硬骨魚綱スズキ目スズメダイ科
色 形 長崎・日本・世界 住みか 3D

※出典:長崎県水産部ホームページ

特徴
水深2〜10mのサンゴ礁でタマイタダキイソギンチャクと共生し、その触手の間に身をひそめる敵から身を守る幼魚には体に2,3本の白色の帯が横に入っているが成長するにしたがって後ろの2本が消えてなくなってしまい頭の帯だけが残る。終生2本以上の白帯のあるクマノミ区別することができる。人工育成成功した水族館全国各地にある。

分布:奄美大島以南西部太平洋岸、アフリカ東岸 大きさ:12cm
漁法:  食べ方: 

浜熊之実

読み方:ハマクマノミ(hamakumanomi)

スズメダイ科海水魚

学名 Amphiprion frenatus


ハマクマノミ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/02 03:29 UTC 版)

ハマクマノミ
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
: スズキ目 Perciformes
: スズメダイ科 Pomacentridae
亜科 : ソラスズメダイ亜科 Pomacentrinae
: クマノミ属 Amphiprion
: ハマクマノミ A. frenatus
学名
Amphiprion frenatus
Brevoort, 1856
シノニム
  • Prochilus polylepis Bleeker, 1877
  • Amphiprion polylepis (Bleeker, 1877)
英名
tomato clownfish 等

ハマクマノミ (学名:Amphiprion frenatus)は、スズメダイ科に分類される海水魚の一種。日本からインドネシアにかけての西太平洋に分布する[2]。blackback anemonefish、bridled anemonefish、fire clown、red tomato clownとも呼ばれる[3]

形態

体色は明るいオレンジ色で、目のすぐ後方に黒く縁取られた白い横帯が入る。雌は背中に黒い模様があり、老成魚では完全に体色が黒くなる[4]。雄は小さく、全体的に赤みがかる[3]。幼魚は暗い赤色で、2か3本の白い帯が入る[4]背鰭は9 - 10棘と16 - 18軟条から、臀鰭は2棘と13 - 15軟条から成る[2]。日本のクマノミ属では最大の種で、最大で14 cmに達する[4]

類似種

Australian clownfish (A. rubrocinctus)と似るが、A. rubrocinctus は白い帯が黒く縁取られない。またCinnamon clownfish (A. melanopus)とも似るが、A. melanopus は白い帯が本種より太く、腹鰭と臀鰭が黒色である[4]

分布と生態

日本の奄美大島以南、南シナ海マレーシアインドネシアまで分布する[4]

サンゴ礁の浅場に生息し、サンゴイソギンチャクと共生する[4]。シライトイソギンチャクとも共生する[5]。またウスカワイソギンチャク、タマイタダキイソギンチャクとも共生する[6]。卵を岩に産みつけ、口や胸鰭を用いて酸素を供給する。気が強く、卵に接近したものには積極的に噛み付く[7]

人との関わり

観賞魚としてアクアリウムで飼育される。ブラインシュリンプ藻類など様々な餌を食べ、飼育下繁殖も可能[5]

脚注

  1. ^ Jenkins, A.; Allen, G.; Myers, R.; Yeeting, B. & Carpenter, K.E. (2017). “Amphiprion frenatus”. The IUCN Red List of Threatened Species 2017: e.T188518A1886965. doi:10.2305/IUCN.UK.2017-2.RLTS.T188518A1886965.en. 
  2. ^ a b Froese, Rainer and Pauly, Daniel, eds. (2024). "Amphiprion frenatus" in FishBase. March 2024 version.
  3. ^ a b 『クマノミ全種に会いに行く』53頁
  4. ^ a b c d e f Fautin, Daphne G.、Allen, Gerald R.『Field Guide to Anemone Fishes and Their Host Sea Anemones』Western Australian Museum、1992年、78頁。ISBN 978-0-7309-5216-9http://jjgeisler.com/reeftank/anemones/ 
  5. ^ a b Lougher, T. (2006). What Fish?: A Buyer's Guide to Marine Fish. Interpet Publishing. p. 14. ISBN 978-0-7641-3256-8 
  6. ^ 『小学館の図鑑Z 日本魚類館』313頁
  7. ^ 『クマノミ全種に会いに行く』54頁

参考文献

関連項目




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