ドラマ (アルバム)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/10 02:19 UTC 版)
『ドラマ』 | ||||
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イエス の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1980年 | |||
ジャンル | プログレッシブ・ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | アトランティック・レコード | |||
プロデュース | イエス | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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イエス アルバム 年表 | ||||
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ミュージックビデオ | ||||
「Into The Lens」 - YouTube 「Tempus Fugit」 - YouTube |
『ドラマ』(Drama)は、イングランドのプログレッシブ・ロック・バンド、イエスが1980年に発表したアルバム。新作のスタジオ・アルバムとしては通算10作目で、ライブ・アルバムと編集アルバムを含めると通算12作目にあたる。20世紀に発表されたイエス名義のアルバムの中で、ジョン・アンダーソンがボーカルを担当していない唯一の作品である。
解説
イエスは前作『トーマト』(1978年)の制作段階から音楽もメンバーの関係も不調に陥り、1979年12月にアンダーソンとリック・ウェイクマンが脱退した[4]。残されたクリス・スクワイア、アラン・ホワイト、スティーヴ・ハウは、マネージャーのブライアン・レーンが契約していたバグルスのトレヴァー・ホーンとジェフ・ダウンズを迎えて[注釈 1][5]、1980年8月に本作を発表した。
彼等は引き続いてツアーを行なったが、アンダーソンの脱退で生まれた穴をホーンが埋めるのは困難だった[6]。結局、彼等は翌1981年に活動を停止してホーンとダウンズはバグルスの活動を再開した[7]ので、本作はこの5人が制作した唯一のアルバムとなった。
ホーンは1981年に、本作に収録された「レンズの中へ」を改作した「アイ・アム・ア・カメラ」をバグルス名義で発表し、1982年に発表したアルバム『モダン・レコーディングの冒険』に収録した。スクワイアとホワイトは1983年に活動を再開したイエス[注釈 2]のライブで、本作の「光陰矢の如し」をフィーチャーした「ホワイトフィッシュ」というソロを演奏した。
本作の収録曲の候補だったハウ作の「ゴー・スルー・ディス」とダウンズとホーンの共作「ウィー・キャン・フライ・フロム・ヒア」は制作の段階でお蔵入りとなって未収録に終わったが、本作発表後のツアーでは披露された[注釈 3]。後者は2011年に、スクワイア、ホワイト、ハウ、ダウンズ、ベノワ・ディヴィッドを擁するイエスがホーンをプロデューサーに迎えて発表したアルバム『フライ・フロム・ヒア』に、20分を超える大作のタイトル曲として収録された。
収録曲
全作詞・作曲: Geoff Downes, Trevor Horn, Steve Howe, Chris Squire, Alan White。 | ||
# | タイトル | 時間 |
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1. | 「マシーン・メシア - "Machine Messiah"」 | |
2. | 「白い車 - "White Car"」 | |
3. | 「夢の出来事 - "Does It Really Happen?"」 | |
4. | 「レンズの中へ - "Into The Lens"」 | |
5. | 「光を越えて - "Run Through The Light"」 | |
6. | 「光陰矢の如し - "Tempus Fugit"」 | |
合計時間:
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リマスター盤
2004年にCDのリマスター盤が発売された。音質の向上が図られている他、以下のボーナス・トラックが追加収録されている。
# | タイトル | 備考 | 時間 |
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7. | 「レンズの中へ(アイ・アム・ア・カメラ)(シングル・ヴァージョン) - "Into The Lens (I Am A Camera)" (Single Version)」 |
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8. | 「光を越えて(シングル・ヴァージョン) - "Run Through The Light" (Single Version)」 | ||
9. | 「ゴー・スルー・ディス - "Have We Really Got To Go Through This"」 | 当時のライブでのみ披露された楽曲のデモで、クリス、スティーヴ、アランの3人による演奏。 | |
10. | 「ソング・No.4 - "Song No.4 (Satellite)"」 | ||
11. | 「光陰矢の如し(トラッキング・セッション) - "Tempus Fugit" (Tracking Session)」 | ||
12. | 「白い車(トラッキング・セッション) - "White Car" (Tracking Session)」 | ||
13. | 「ダンシング・スルー・ザ・ライト - "Dancing Through The Light"」 | 1979年にジョン・アンダーソン、スティーヴ・ハウ、クリス・スクワイア、リック・ウェイクマン、アラン・ホワイトの黄金期メンバーで演奏されたパリス・セッションの音源。当楽曲は「光を越えて」の原型となった[8]。 | |
14. | 「ゴールデン・エイジ - "Golden Age"」 | 同じくパリス・セッションの音源。 | |
15. | 「イン・ザ・タワー - "In The Tower"」 | 同じくパリス・セッションの音源。 | |
16. | 「フレンド・オブ・ア・フレンド - "Friend Of A Friend"」 | 同じくパリス・セッションの音源。 |
レコーディング・メンバー
- ジェフ・ダウンズ – キーボード、ヴォコーダー
- トレヴァー・ホーン – リードヴォーカル、フレットレスベース(「光を超えて」のみ)
- スティーヴ・ハウ – ギター、バッキングヴォーカル
- クリス・スクワイア – ベース、バッキングヴォーカル、ピアノ(「光を超えて」のみ)
- アラン・ホワイト – ドラムス、パーカッション
脚注
注釈
- ^ スクワイアは、自分がダウンズとホーンをメンバーに迎えるという考えを思いついた、と述べた。
- ^ イエスはアンダーソン、スクワイア、ホワイト、トレヴァー・ラビン、トニー・ケイの顔ぶれで活動を再開して、ホーンをプロデューサーに迎えて『ロンリー・ハート』を発表した。
- ^ 2005年に発表された編集ライブ・アルバム『ライヴ・イヤーズ』に、1980年9月にマジソン・スクウェア・ガーデンで開かれたニューヨーク公演からの音源が収録された。
出典
- ^ ChartArchive - Yes
- ^ Drama - Yes : Awards : AllMusic
- ^ 『オリコンチャート・ブックLP編(昭和45年‐平成1年)』(オリジナルコンフィデンス/1990年/ISBN 4-87131-025-6)p.73
- ^ Morse (1966), pp. 65–66.
- ^ Morse (1996), pp. 66–70.
- ^ Morse (1996), pp. 69–70.
- ^ Morse (1996), p. 73.
- ^ 国内リマスター盤オフィシャル・ブックレットより。
引用文献
- Morse, Tim (1996). Yesstories: Yes in Their Own Words. New York: St. Martin's Press. ISBN 0-312-14453-9
ドラマアルバム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 01:48 UTC 版)
「超時空要塞マクロス」の記事における「ドラマアルバム」の解説
超時空要塞マクロス Vol.III Miss D.J. リン・ミンメイがマクロス艦内で放送されたラジオのDJを務めるという形式。 超時空要塞マクロス Vol.IV 遙かなる想い 早瀬未沙のモノローグが中心。 超時空要塞マクロス Vol.V RHAPSODY IN LOVE Disc2がテレビシリーズをダイジェスト化したドラマ仕立てとなっている。 超時空要塞マクロス・インサイドストーリー マクロス・クラシック 河森正治監修、山口宏脚本。1996年、ビクターエンタテインメントより発売。 『マクロス7』放送時期にTBSラジオにて子安武人と中川亜紀子のDJで放送されていた『マクロスワールド』内のドラマコーナーで放送された物をまとめたもので、TV27話と28話の間の空白期を描いた作品。終戦3ヵ月後の登場人物に加え、『マクロス7』や『マクロスプラス』のキャラクターもカメオ出演する。
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「ドラマ (アルバム)」の例文・使い方・用例・文例
- そのドラマは今晩8時にCBSで放送される
- テレビドラマ
- そのドラマは5部完結のシリーズ物の形で放送された
- 筋らしい筋のないドラマ
- 日本のドラマよりも、断然こっちの方が面白かった
- そのドキュメンタリドラマは高視聴率を稼いだ。
- 推理モノのテレビドラマには飽きたよ。
- 再現ドラマ
- ドラムロールを演奏できることはドラマーにとって最も基本的なことである。
- コマーシャルを早送りしてから、ドラマの続きを見た。
- ミスキャストのせいでそのドラマは私にとって面白くない。
- ソープオペラとは、主婦層をターゲットとした、午後早くに放送される連続ドラマの事です。
- もうドラマをみましたか?
- もうそのドラマをみましたか?
- 日本のドラマに興味はありますか?
- あなたもこのドラマを見たことがありますか?
- 君は日本のドラマに興味がありますか?
- このドラマも見たことがありますか?
- このシリーズをドラマの時から見てたから映画化になると聞いたときはとてもうれしかった。
- 私はハリウッド映画や海外のドラマを見るのが好きだ。
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