シネマ (バンド)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/11 15:20 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動シネマ Cinema |
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別名 | イエス |
出身地 | ![]() |
ジャンル | プログレッシブ・ロック |
活動期間 | 1982年1月 - 1983年6月 |
レーベル | アトコ・レコード |
共同作業者 | イエス |
旧メンバー | クリス・スクワイア アラン・ホワイト トレヴァー・ラビン トニー・ケイ |
シネマ(Cinema)は、1982年1月に元イエスのメンバーであるアラン・ホワイトとクリス・スクワイアがギタリストのトレヴァー・ラビンと共に始めた短命のプログレッシブ・ロック・バンドであった[1]。前年、スクワイアとホワイトは元レッド・ツェッペリンのギタリスト、ジミー・ペイジと実現しなかったバンド「XYZ」を結成していた。シネマは、1983年にデビュー・アルバムをリリースする計画を立てており、そのほとんどがラビンによって書かれた数多くの楽曲に取り組んでいた。
その後、これらのミュージシャンに、キーボード奏者のトニー・ケイ、そして最終的にはジョン・アンダーソンが加わった。どちらも当時、解散していたイエスの創設メンバーである。彼らはアルバム『ロンリー・ハート』のレコーディングを開始したが、その直後にバンドは「シネマ」の名前を取り止め「イエス」として継続することにした[2]。
シネマ・セッションから制作されたデモには、ラビンによるリード・ボーカルを使用した「Make It Easy」と「It's Over」、およびボーカルにスクワイアをフィーチャーした「It Can Happen」の初期バージョンが含まれていた。これらの楽曲は1991年の『イエスイヤーズ』ボックスセットのコンピレーションに登場し[3]、後にライノ・レコードによって2004年にリリースされたアルバム『ロンリー・ハート』リマスター・バージョンのボーナストラックとして収録された[4]。シネマが手がけた未発表曲には、20分に及ぶインストゥルメンタルの「Time」[5]と、「Carry On」[6]がある。
「Time」からのイントロは、道半ばとなったバンドへのトリビュートとして「Cinema」と題されたアルバム『ロンリー・ハート』収録のインストゥルメンタル曲へと帰結した[4]。
メンバー
- クリス・スクワイア (Chris Squire) - ベース、バック&リード・ボーカル
- アラン・ホワイト (Alan White) - ドラム、パーカッション
- トレヴァー・ラビン (Trevor Rabin) - ギター、キーボード、リード&バック・ボーカル
- トニー・ケイ (Tony Kaye) - ハモンドオルガン、ピアノ
脚注
- ^ “h2g2 – Yes – the band”. BBC (2003年4月7日). 2010年2月15日閲覧。
- ^ “Yes:Biography”. Rolling Stone. 2010年2月15日閲覧。
- ^ “Yes: Yesyears”. AllMusic. 2010年10月17日閲覧。
- ^ a b “Yes: 90125 (Bonus Tracks)”. AllMusic. 2010年10月17日閲覧。
- ^ “Trevor Rabin - Capturing adrenaline”. Innerviews.org. 2020年5月28日閲覧。
- ^ “Yes "Carry On" demo (Cinema/90125 sessions)”. Soundcloud.com. 2020年5月28日閲覧。
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「シネマ (バンド)」の例文・使い方・用例・文例
- シネマスコープという,映画を大型スクリーンに映写する方式
- シネマトグラフという,世界最初の映画装置
- シネマテークという,古い映画を保存する施設
- ニューシネマという,新しい立場による映画作品
- 商業棟には60の店舗やレストラン,7つのスクリーンを持つシネマコンプレックスが入っている。
- 運営会社である最北シネマの藤田幸(ゆき)洋(ひろ)会長は「収益面でこの映画館の経営が難しいことはわかっている。ただ,この映画館を稚内の人たちに楽しんでもらって,町を良くする手助けができれば。」と話した。
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