ダークシティ
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ダークシティ | |
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Dark City | |
監督 | アレックス・プロヤス |
脚本 | アレックス・プロヤス レム・ドブス デヴィッド・S・ゴイヤー |
製作 | アンドリュー・メイソン アレックス・プロヤス |
製作総指揮 | マイケル・デ・ルカ ブライアン・ウィッテン |
出演者 | ルーファス・シーウェル ジェニファー・コネリー キーファー・サザーランド ウィリアム・ハート |
音楽 | トレヴァー・ジョーンズ |
撮影 | ダリウス・ウォルスキー |
編集 | ダヴ・ホーニグ |
配給 | ![]() ![]() |
公開 | ![]() ![]() |
上映時間 | 100分 |
製作国 | ![]() ![]() |
言語 | 英語 |
製作費 | $27,000,000 (概算) |
興行収入 | $14,378,331[1] ![]() ![]() $27,200,316[1] ![]() |
『ダークシティ』(原題:Dark City)は、1998年に公開されたアメリカ合衆国とオーストラリアの合作によるSFスリラー映画である。
概要
『アイ,ロボット』などで知られるオーストラリア出身のアレックス・プロヤスが監督したSF映画である。ゴシック調の闇に閉ざされた世界観とビジュアルが随所に散りばめられており、謎を含ませたストーリー展開などが特徴として挙げられる。
キャストには、マードック役のイギリス出身の演技派俳優ルーファス・シーウェルをはじめ、ジェニファー・コネリー、キーファー・サザーランド、ウィリアム・ハートなどが顔を揃えている。
ストーリー上、町全体は太陽のない「闇」に支配されているため、全体の約80%は夜のシーンである。
日本では劇場公開を経てビデオカセットで発売された際、ジャケットイメージが内容と一致せず内容が口コミで広まった結果、1998年の東京ファンタスティック映画祭に正式出品された。
あらすじ
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この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。
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真夜中の安ホテルの一室。吊り照明が揺れる浴室のバスタブで男(ルーファス・シーウェル)は目を覚ますが、目に触れる景色にも鏡に映る自分の顔にも覚えがない。おぼつかない足取りのまま着替えてリビングでクローゼットを開くと外套の他にトランクがあり中から一枚の絵葉書が見つかる。そこには「シェル・ビーチ」と書かれていた。男の脳裏には、白いテラスと輝く青い海がフラッシュバックする。
突然、シュレーバー博士(キーファー・サザーランド)と名乗る男からの電話で追手から逃げるように指示された男は、ベッドの傍に若い女の死体を発見する。動転した男は階下に降りるが、入れ違いに黒づくめの一団がフロアに入ってくる。男は受付カウンターの前を過ぎようとして従業員から「マードックさん」と呼びかけられ、ダイナーで財布を落としたことを知る。マードックが3週間前からここに滞在していたことが判明する一方、家出したままの彼を待っていた妻のエマ(ジェニファー・コネリー)は、夫の主治医と名乗るシュレーバーに呼び出され、自身の浮気により夫が精神的に疲労してシュレーバーの治療を受けていたと説明されるが、マードックの行方はシュレーバーも知らないという。また、バムステッド警部(ウィリアム・ハート)は警察が連続娼婦殺人事件の犯人としてマードックを追いかけているとエマに伝える。
黒づくめの3人組に追い詰められたマードックは不思議な能力を発動し、敵を撃退する。「彼もチューンを使える」と驚愕した襲撃者たちは仲間と相談し、シュレーバーに治療の継続を命じる。謎を抱えたまま行く当ての無いマードックは財布の中にあった身分証の住所からアパートを訪れた。外套に入っていた鍵を使って入った部屋でエマと対面するが何も思い出せない。エマを訪問したバムステッドはマードックを捕まえようとするが逃げられる。彼が落としていった医者の名刺からバムステッドはシュレーバーに接触するが煙に巻かれてしまい、行き詰まって友人のワレンスキを訪問する。警察内部でも奇矯な言動を白い目で見られていたワレンスキは、異様な模様を描く部屋で「It's all just a big joke! It's a joke!」(全部ただの冗談だ! 冗談だよ!)と叫ぶ。
朝の来ない、12時にならないと人間も機械も動き出さないダークシティの秘密とは何なのか。
キャスト
役名 | 俳優 | 日本語吹替 | |
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ソフト版 | フジテレビ版 | ||
ジョン・マードック | ルーファス・シーウェル | 堀内賢雄 | |
エマ・マードック / アンナ | ジェニファー・コネリー | 石塚理恵 | |
ダニエル・P・シュレーバー博士 | キーファー・サザーランド | 大塚芳忠 | |
フランク・バムステッド警部 | ウィリアム・ハート | 堀勝之祐 | 野沢那智 |
ミスター・ハンド | リチャード・オブライエン | 青山穣 | 千田光男 |
ミスター・ブック | イアン・リチャードソン | 石森達幸 | 麦人 |
フジテレビ版:初回放送2003年1月25日『ゴールデンシアター』 21:00-22:54
スタッフ
- 監督:アレックス・プロヤス
- 製作総指揮:マイケル・デ・ルーカ、ブルース・ウィッテン
- 製作:アレックス・プロヤス、アンドリュー・メイソン
- 脚本:アレックス・プロヤス、レム・ドブス、ほか
- 音楽:トレヴァー・ジョーンズ
- 撮影:ダリウス・ウォルスキー
- 編集:ダヴ・ホーニグ
- プロダクションデザイン:ジョージ・リドル、パトリック・タトポートス
評価
レビュー・アグリゲーターのRotten Tomatoesでは85件のレビューで支持率は75%、平均点は6.80/10となった[2]。Metacriticでは23件のレビューを基に加重平均値が66/100となった[3]。
出典
- ^ a b “Dark City (1998)”. Box Office Mojo. Amazon.com. 2009年11月30日閲覧。
- ^ “Dark City (1998)”. Rotten Tomatoes. Fandango Media. 2022年8月8日閲覧。
- ^ “Dark City Reviews”. Metacritic. CBS Interactive. 2022年8月8日閲覧。
外部リンク
ダークシティ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/26 14:45 UTC 版)
「バットマン: ゼロイヤー」の記事における「ダークシティ」の解説
「ゼロイヤー」の第2幕となる「ダークシティ」ではバットマンとして活動するブルースの最初の数ヶ月が描かれる。バットマンとしてのブルースの最初の活動はレッドフードの強盗を食い止めることであり、その直後に彼はレッドフード1の計画を知る。レッドフード・ギャングがエース・ケミカルから製品を奪うつもりであることをブルースがメディアに暴露すると、ギャングは彼を殺害しようとする。ブルースはバットマンに変装し、エース・ケミカルの工場内でギャングと戦い始める。その最中、強制的にギャングに加入させられていたフィリップがレッドフード1を撃とうして失敗する。レッドフード1はフィリップを射殺する。ジェームズ・ゴードンはバットマンとレッドフード1を逮捕するためにSWAT隊員を連れてエース・ケミカル内に突入するが、建物は火に包まれ始めていた。レッドフード1はヘリコプターで逃亡を図るが、バットマンはフックで彼を建物に引き戻す。バットマンはレッドフード1を捕まえようとするが、彼は化学薬品の大桶に飛び込んで逃げ延びる。ブルースとアルフレッドがギャングのデータを調べている頃、リドラーを名乗ったエドワード・ニグマがゴッサム中を停電に陥れ、バットマンにもう一度点灯させるよう挑戦を仕掛ける。一方で警察は骨が歪曲して皮膚を突き破っている遺体を発見する。バットマンはルーシャス・フォックスと共に働いていた科学者が同様の効果を持つ血清を開発していたことを調べ上げる。ブルースがフォックスを訪ねると、彼はその研究を企画したのは自分であると述べ、薬物を注射してブルースを眠らせ、そしてドクター・デス(英語版)が現れる。ブルースはフォックスがドクター・デスに襲われている最中に目を覚ます。フォックスは先ほど注射した薬物はドクター・デスの血清に対するワクチンであることを知らせ、そしてブルースは現れたゴードンの助けを得てドクター・デスを食い止める。ドクター・デスが去った後、ブルースは病院で目を覚ます。ゴードンに情報の共有を持ちかけられるが、ブルースは彼を信頼できないと感じていた。バットマンに扮したブルースはドクター・デスの次なる標的たちを探すが、既に遅く、ドクター・デスは彼らに毒を打った後だった。現場へ到着した警察たちはバットマンが殺人者であると誤解し、彼を追い詰めて銃撃する。バットマンは怪我を負ったが、ゴードンの助けによって脱出に成功する。以降、ゴードンとバットマンは浅い協力関係となる。その後バットマンはドクター・デスを探しにゴッサムで人気の観光名所である地下墓地へ行き、彼とリドラーが手を組んでいることを知る。ドクター・デスとリドラーは地下墓地を浸水させる。バットマンはリドラーの気球と爆弾を止めるために自身のバット飛行船を使う。バットマンは爆弾を停止するために気球に飛び移って妨害器を使おうとする。バットマンが自分の飛行船を爆破して飛び移るとそこにはドクター・デスが待ち構えていた。一方でゴードンはウェイン・タワーでリドラーを発見するが、彼が仕掛けた罠に嵌ってしまう。ドクター・デスとバットマンは対決し、ドクター・デスは妨害器を気球の外に捨てる。ドクター・デスを倒した後、バットマンは気球内部を破壊する爆弾を作動させる。だがリドラーは沿岸の擁壁を爆破することで街を水没させる計画を立てていたことが明らかとなる。バットマンは気球を破壊するが、街を水没させるリドラーの陰謀は防げなかった。
※この「ダークシティ」の解説は、「バットマン: ゼロイヤー」の解説の一部です。
「ダークシティ」を含む「バットマン: ゼロイヤー」の記事については、「バットマン: ゼロイヤー」の概要を参照ください。
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