ダークシティとは? わかりやすく解説

ダークシティ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/22 04:06 UTC 版)

ダークシティ
Dark City
監督 アレックス・プロヤス
脚本 アレックス・プロヤス
レム・ドブス
デヴィッド・S・ゴイヤー
製作 アンドリュー・メイソン
アレックス・プロヤス
製作総指揮 マイケル・デ・ルカ
ブライアン・ウィッテン
出演者 ルーファス・シーウェル
ジェニファー・コネリー
キーファー・サザーランド
ウィリアム・ハート
音楽 トレヴァー・ジョーンズ
撮影 ダリウス・ウォルスキー
編集 ダヴ・ホーニグ
配給 ニューライン・シネマ
ギャガ=ヒューマックス
公開 1998年2月27日
1998年11月28日
上映時間 100分
製作国 アメリカ合衆国
オーストラリア
言語 英語
製作費 $27,000,000 (概算)
興行収入 $14,378,331[1]
$27,200,316[1]
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ダークシティ』(原題:Dark City)は、1998年に公開されたアメリカ合衆国オーストラリア合作によるSFスリラー映画である。

概要

アイ,ロボット』などで知られるオーストラリア出身のアレックス・プロヤスが監督したSF映画である。ゴシック調の闇に閉ざされた世界観とビジュアルが随所に散りばめられており、謎を含ませたストーリー展開などが特徴として挙げられる。

キャストには、マードック役のイギリス出身の演技派俳優ルーファス・シーウェルをはじめ、ジェニファー・コネリーキーファー・サザーランドウィリアム・ハートなどが顔を揃えている。

ストーリー上、町全体は太陽のない「闇」に支配されているため、全体の約80%は夜のシーンである。

日本では劇場公開を経てビデオカセットで発売された際、ジャケットイメージが内容と一致せず内容が口コミで広まった結果、1998年の東京ファンタスティック映画祭に正式出品された。

あらすじ

真夜中の安ホテルの一室。吊り照明が揺れる浴室のバスタブで男(ルーファス・シーウェル)は目を覚ますが、目に触れる景色にも鏡に映る自分の顔にも覚えがない。おぼつかない足取りのまま着替えてリビングでクローゼットを開くと外套の他にトランクがあり中から一枚の絵葉書が見つかる。そこには「シェル・ビーチ」と書かれていた。男の脳裏には、白いテラスと輝く青い海がフラッシュバックする。

突然、シュレーバー博士(キーファー・サザーランド)と名乗る男からの電話で追手から逃げるように指示された男は、ベッドの傍に若い女の死体を発見する。動転した男は階下に降りるが、入れ違いに黒づくめの一団がフロアに入ってくる。男は受付カウンターの前を過ぎようとして従業員から「マードックさん」と呼びかけられ、ダイナーで財布を落としたことを知る。マードックが3週間前からここに滞在していたことが判明する一方、家出したままの彼を待っていた妻のエマ(ジェニファー・コネリー)は、夫の主治医と名乗るシュレーバーに呼び出され、自身の浮気により夫が精神的に疲労してシュレーバーの治療を受けていたと説明されるが、マードックの行方はシュレーバーも知らないという。また、バムステッド警部(ウィリアム・ハート)は警察が連続娼婦殺人事件の犯人としてマードックを追いかけているとエマに伝える。

黒づくめの3人組に追い詰められたマードックは不思議な能力を発動し、敵を撃退する。「彼もチューンを使える」と驚愕した襲撃者たちは仲間と相談し、シュレーバーに治療の継続を命じる。謎を抱えたまま行く当ての無いマードックは財布の中にあった身分証の住所からアパートを訪れた。外套に入っていた鍵を使って入った部屋でエマと対面するが何も思い出せない。エマを訪問したバムステッドはマードックを捕まえようとするが逃げられる。彼が落としていった医者の名刺からバムステッドはシュレーバーに接触するが煙に巻かれてしまい、行き詰まって友人のワレンスキを訪問する。警察内部でも奇矯な言動を白い目で見られていたワレンスキは、異様な模様を描く部屋で「It's all just a big joke! It's a joke!」(全部ただの冗談だ! 冗談だよ!)と叫ぶ。

朝の来ない、12時にならないと人間も機械も動き出さないダークシティの秘密とは何なのか。

キャスト

役名 俳優 日本語吹替
ソフト版 フジテレビ
ジョン・マードック ルーファス・シーウェル 堀内賢雄
エマ・マードック / アンナ ジェニファー・コネリー 石塚理恵
ダニエル・P・シュレーバー博士 キーファー・サザーランド 大塚芳忠
フランク・バムステッド警部 ウィリアム・ハート 堀勝之祐 野沢那智
ミスター・ハンド リチャード・オブライエン 青山穣 千田光男
ミスター・ブック イアン・リチャードソン 石森達幸 麦人

フジテレビ版:初回放送2003年1月25日『ゴールデンシアター』 21:00-22:54

スタッフ

  • 監督:アレックス・プロヤス
  • 製作総指揮:マイケル・デ・ルーカ、ブルース・ウィッテン
  • 製作:アレックス・プロヤス、アンドリュー・メイソン
  • 脚本:アレックス・プロヤス、レム・ドブス、ほか
  • 音楽:トレヴァー・ジョーンズ
  • 撮影:ダリウス・ウォルスキー
  • 編集:ダヴ・ホーニグ
  • プロダクションデザイン:ジョージ・リドル、パトリック・タトポートス

評価

レビュー・アグリゲーターRotten Tomatoesでは85件のレビューで支持率は75%、平均点は6.80/10となった[2]Metacriticでは23件のレビューを基に加重平均値が66/100となった[3]

出典

  1. ^ a b Dark City (1998)”. Box Office Mojo. Amazon.com. 2009年11月30日閲覧。
  2. ^ Dark City (1998)”. Rotten Tomatoes. Fandango Media. 2022年8月8日閲覧。
  3. ^ Dark City Reviews”. Metacritic. CBS Interactive. 2022年8月8日閲覧。

外部リンク


ダークシティ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/26 14:45 UTC 版)

バットマン: ゼロイヤー」の記事における「ダークシティ」の解説

ゼロイヤー」の第2幕となる「ダークシティ」ではバットマンとして活動するブルース最初数ヶ月描かれるバットマンとしてのブルース最初活動レッドフード強盗食い止めることであり、その直後に彼はレッドフード1の計画を知る。レッドフード・ギャングがエース・ケミカルから製品を奪うつもりであることをブルースメディア暴露すると、ギャングは彼を殺害しようとする。ブルースバットマン変装し、エース・ケミカルの工場内でギャング戦い始める。その最中強制的にギャング加入させられていたフィリップレッドフード1を撃とうして失敗するレッドフード1はフィリップ射殺するジェームズ・ゴードンバットマンレッドフード1を逮捕するためにSWAT隊員連れてエース・ケミカル内に突入するが、建物は火に包まれ始めていた。レッドフード1はヘリコプター逃亡を図るが、バットマンフックで彼を建物引き戻すバットマンレッドフード1を捕まえようとするが、彼は化学薬品大桶飛び込んで逃げ延びるブルースアルフレッドギャングデータ調べている頃、リドラー名乗ったエドワード・ニグマゴッサム中を停電に陥れ、バットマンもう一度点灯させるよう挑戦仕掛ける。一方で警察は骨が歪曲して皮膚突き破っている遺体発見するバットマンルーシャス・フォックスと共に働いていた科学者同様の効果を持つ血清開発していたことを調べ上げるブルースフォックス訪ねると、彼はその研究企画したのは自分であると述べ薬物注射してブルース眠らせ、そしてドクター・デス英語版)が現れるブルースフォックスドクター・デス襲われている最中目を覚ますフォックス先ほど注射した薬物ドクター・デス血清対すワクチンであることを知らせ、そしてブルース現れゴードン助け得てドクター・デス食い止めるドクター・デス去った後、ブルース病院目を覚ますゴードン情報の共有持ちかけられるが、ブルースは彼を信頼できない感じていた。バットマン扮しブルースドクター・デス次なる標的たちを探すが、既に遅くドクター・デスは彼らに毒を打った後だった。現場到着した警察たちはバットマン殺人者であると誤解し、彼を追い詰めて銃撃する。バットマン怪我負ったが、ゴードン助けによって脱出成功する以降ゴードンバットマンは浅い協力関係となる。その後バットマンドクター・デス探しゴッサム人気観光名所である地下墓地行き、彼とリドラー手を組んでいることを知る。ドクター・デスリドラー地下墓地浸水させる。バットマンリドラー気球爆弾止めるために自身バット飛行船を使う。バットマン爆弾停止するために気球飛び移って妨害器を使おうとする。バットマン自分飛行船爆破して飛び移るとそこにはドクター・デス待ち構えていた。一方でゴードンはウェイン・タワーでリドラー発見するが、彼が仕掛けた罠に嵌ってしまう。ドクター・デスバットマン対決しドクター・デス妨害器を気球の外に捨てる。ドクター・デス倒した後、バットマン気球内部破壊する爆弾作動させる。だがリドラー沿岸擁壁爆破することで街を水没させる計画立てていたことが明らかとなる。バットマン気球破壊するが、街を水没させるリドラー陰謀防げなかった。

※この「ダークシティ」の解説は、「バットマン: ゼロイヤー」の解説の一部です。
「ダークシティ」を含む「バットマン: ゼロイヤー」の記事については、「バットマン: ゼロイヤー」の概要を参照ください。

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