タカラ (玩具)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/06/27 18:34 UTC 版)
株式会社タカラ(TAKARA Co., Ltd)は、かつて存在した日本の玩具メーカー。現在のタカラトミーの前身の1社。
目次 |
概要
創業以来、伝統的な玩具やボードゲームが主力商品であったが、2002年には電気自動車にも進出。
かつては『リカちゃん』が主力商品であり「女児玩具のタカラ」と言われ、女児玩具部門では長らくトップの地位に在った。しかし、1992年のテレビアニメ『美少女戦士セーラームーン』のヒット以降、バンダイに女児玩具トップの座を譲り、対するタカラも1997年の『ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー』以降は男児玩具が主力となる。1999年に発売した『ベイブレード』が一躍ヒット商品となり、男児玩具部門でバンダイを抜いてトップに立ったが『ベイブレード』の海外展開の失敗により、経営不振に陥り2000年にゲームメーカー・コナミの第三者割当増資を受けてコナミグループ傘下となるが業績は好転せず、2005年にコナミグループを離脱。インデックスグループ傘下となり、コンピュータゲーム事業をアトラスに譲渡するなどの組織改革を実施した。
2006年3月に同業のトミーと合併し、新社名は「タカラトミー」となった。存続企業はトミー(合併比率はトミー1株に対してタカラ0.178株)であり[1]、新会社の社長にはトミー社長・富山幹太郎が就任しタカラ会長・佐藤慶太が副社長となった。また、日本国外ではトミーの知名度が高いことから英文社名は「TOMY COMPANY, LTD.」となった。
キャラクター商品についてはテレビ放送先行の同業他社と異なり玩具販売を先行し、好調だったらテレビ化するという手法を取ることが多かった[2]。
バンダイの山科直治は「叩く前に橋を渡る」バンダイの経営に対しタカラの経営は「叩いても危ない橋は渡らない」と語っており[要出典]、この姿勢の違いがキャラクター玩具の取り組みにも表れていた。
主な製品
あ行
- 赤ずきんチャチャ
- アストロボーイ・鉄腕アトム
- アクティックギア
- 電撃イライラ棒
- ウォーキービッツ
- 宇宙海賊キャプテンハーロック
- ウルトラセブン
- X-MEN
- e-kara
- ゲームパソコンM5
- 億万長者ゲーム
- おばけのホーリー
か行
- 帰ってきたウルトラマン
- 機甲警察メタルジャック
- 機甲界ガリアン
- 巨神ゴーグ
- クマのプー太郎
- Q-CAR - 公道で乗車可能な電気自動車。2002年から2004年まで販売。
- クールガール
- クラッシャージョウ
- 月光仮面
- 鋼鉄ジーグ
- こえだちゃん
- Cosmic Baton Girl コメットさん☆
- ゴワッパー5ゴーダム
さ行
- The・かぼちゃワイン
- サザエさん
- ジェニー
- シルバー仮面
- 新世紀GPXサイバーフォーミュラ
- 女王陛下のプティアンジェ
- 少年アシベ
- 獣神ライガー
- 人生ゲーム
- 人造人間キカイダー
- スクリューボンバー
- 装甲騎兵ボトムズ
た行
- ダイアクロン
- 太陽の牙ダグラム
- ダッコちゃん人形
- 地上最強のエキスパートチーム G.I.ジョー
- チョロQ
- デ・ジ・キャラットにょ
- デジケン
- ちびまる子ちゃん
- 鉄腕アトム (アニメ第2作)
- 鉄甲機ミカヅキ
- デュアルマガジン - ダグラムからガリアンの模型を展開していた時代に発行した模型雑誌
- デュアルモデル
- TV双六ゲーム
- 電光超人グリッドマン
- 超電動ロボ 鉄人28号FX
- 電動作戦ガッタイオー
- 電脳警察サイバーコップ
- 電脳冒険記ウェブダイバー
- 東京ミュウミュウ
- ときめきトゥナイト
- ときめきメモリアル
- どきんちょ!ネムリン
- トランスフォーマー
- ドリームフォース01
な行
は行
- 冒険遊記ブラスターワールド
- バウリンガル
- 爆闘宣言ダイガンダー
- ポストペット
- パラソルへんべえ
- パラッパラッパー
- ビーダマン
- ヒカルの碁
- ピコリーノの冒険
- ぴちぴちピッチ
- ビデオチャレンジャー
- ひみつのアッコちゃん(第2作)
- ヒューマ
- 姫ちゃんのリボン
- 風雲ライオン丸
- ブライス
- プラクション
- フラワーロック
- フランダースの犬
- プロ野球カードゲーム
- ベイビーフィリックス
- ベイブレード
- ペットントン
- 変身サイボーグ
- 変身忍者 嵐
- ポケトレイン
- 炎の闘球児ドッジ弾平
ま行
- マグネロボシリーズ(マグネモ)
- 魔神英雄伝ワタル
- 魔動王グランゾート
- 魔法のエンジェルスイートミント
- ママは小学4年生
- ミクロイドS
- ミクロマン
- ミラクル☆ガールズ
- ミラーマン
- メダロット
- 燃える!お兄さん
- 桃太郎伝説
や行~わ行
沿革
- 1955年 - 東京都葛飾区宝町にて、佐藤安太が有限会社佐藤ビニール工業所を設立。
- 1959年 - 佐藤ビニール工業所、有限会社から株式会社に改組
- 1960年 - 株式会社宝ビニール工業所に改称
- 1961年 - 株式会社タカラビニール工業所に改称
- 1966年 - 株式会社タカラに改称
- 1984年 - 店頭市場(現在のジャスダック)に株式を公開
- 1986年 - 東京証券取引所第二部に上場
- 1991年 - 東京証券取引所第一部に上場
- 2000年 - コナミと資本提携
- 2001年 - 米ハズブロ社との包括的企業提携
- 2002年 - チョロQモーターズを設立、電気自動車の製造・販売を開始
- 2003年 - アトラスと資本提携、アトラスを連結子会社とする。またタカラのゲームソフトウェア事業を分割しアトラスに譲渡する。
- 2003年 - ブロッコリーと資本提携。
- 2005年 - コナミ保有のタカラ株式全株がインデックスに売却される。これに伴い、コナミとの資本提携が解消され、インデックスの傘下となる。ただしコナミとの業務提携は継続される。
- 2005年 - 竜の子プロダクションを買収。
- 2005年 - ガンホー・オンライン・エンターテイメントと業務提携、同時にタカラの保有するブロッコリー株式の19.5%(380万株)をガンホーに売却、残りの保有株式31.8%(620万株)もアジアングルーヴと傘下の投資事業組合に売却。
- 2006年3月1日 - トミーと合併し、商号を「タカラトミー」に変更。
グループ
- アトラス - プリント倶楽部の開発元→インデックス・ホールディングスのTOBにより、インデックスグループ傘下へ移動
- キディランド
- 日本電熱(三井物産の元子会社) → MBOで資本独立
- ジャイブ → ポプラ社の傘下へ
- チョロQモーターズ → 他社資本を入れ、タカラ本体は出資比率を下げて連結決算の対象外とする。
- タカラトミーエンタメディア
- 太陽工業
- 日本アニメディア
- サンタ
- 竜の子プロダクション
- ワコー(後のイー・レヴォリューション) → 資本独立(→ワコーへ2008年6月に社名変更)
- ブロッコリー → ガンホーとアジアングルーヴの支援へ
- タカラアミューズメント → オリックスに譲渡し、ドリームインフィニティに社名変更
関連人物
- 田中圭一 - サラリーマン兼業漫画家。元タカラ営業職であり、当時のことを描いた「田中K一」シリーズがある
脚注
外部リンク
「タカラ (玩具)」の例文・使い方・用例・文例
- タカラガイを含む海産腹足類の科
- タカラガイ科の標準属:典型的なタカラガイ類
- タカラガイ属の非常に多い熱帯海洋性腹足類で、非常につやがある、通常は明るい斑紋のある殻を持つ
- タカラガイの一種で、南太平洋やアフリカの一部では殻が貨幣として使用される
- 装飾品として貝殻が使われるタカラガイ
- ハカタカラクサという植物
- 玩(がん)具(ぐ)メーカーのタカラは犬語翻訳機「バウリンガル」を作った。
- タカラは今年の9月から「バウリンガル」の販売を始め,今までのところよい反響を受けている。
- タカラ,海(かい)洋(よう)堂(どう),その他2社が新しいタイプのおまけを共同開発した。
- タカラの太鼓型玩具「たいこでポピラ」もよく売れている。
- タカラは,マイク型カラオケプレーヤーの「e-kara(イーカラ)」に新機能を加えた。
- 新しいe-karaはカラオケボックスと同じくらい用途が広いとタカラの社員は言う。
- おもちゃメーカーのタカラとトミーが,2006年3月1日に合併することで合意したと先日発表した。
- タカラは日本で2番目に大きいおもちゃメーカーで,トミーは3番目だ。
- タカラは,リカちゃん人形やミニカーのチョロQで知られている。
- しかし,タカラはここしばらくの間ヒット商品を発売していない。
- タカラとトミーの商品は,それぞれ違う年齢層を対象としている。
- 日本のおもちゃメーカー,タカラの小さなカメのロボットが今年の優秀発明品の1つに選ばれた。
- タイム誌がタカラの製品を年間優秀発明品に選ぶのはこれで2度目だ。
- 2002年にはタカラのバウリンガル(犬の気持ちを翻訳する装置)が選ばれた。
- タカラ (玩具)のページへのリンク