センター本所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 03:14 UTC 版)
「大宮総合車両センター」の記事における「センター本所」の解説
敷地は、大宮駅の11番線ホーム盛岡寄り端付近から、宇都宮線と高崎線の分岐点を経て、高崎線に沿った南北約1km、東西約0.2kmの細長い敷地で、東北・上越新幹線、ニューシャトルの高架が縦断し、構内にはJR貨物大宮車両所が併設されている。 大宮駅9番線・11番線ホームからセンター本所方向を見ると、整備前や整備済みの車両を見ることができ、特に11番線ホームから発着する湘南新宿ラインからの高崎線下り電車の左車窓や、新幹線とニューシャトルにおける上下列車の左側下の車窓に、しばらくセンターの設備などを見ることができる。また、大宮駅北側にある陸橋(大栄橋)からは、北側・南側ともに内部の一部が確認できる。 センターへの出入場は、第二場内信号機セクション内の大宮駅貨物下り本線10番線と11番線をつなぐシーサスクロッシングから、入換線⇔通路線を通る。通路線の端に「工1」分岐器があり、そこから先がセンター本所構内となり、構内を跨ぐ陸橋(大栄橋)付近で何本かに分岐する出入場線のうち、18番線から入場している。また、出場はEC整備棟から直接、または通路線隣接の第3通行線に据え付けたのち、入換線を経由して一旦シーサスクロッシングから大宮駅貨物下り本線隣接の大宮駅11番線へ直結する待機線へ入り、折り返して11番線ホームに据え付けて各方面に回送される。 設備は、構内南側に通路線1線、入場線1線、整備線10線、待合線7線、修繕済み車両の出場検査を行うEC整備棟1棟、新幹線高架下に出入場・艤装棟1棟、トラバーサー2機(南、中央)、中央部に車体の検査・修繕、改造工事を行う車体検修棟5棟(車体A - E)、車体の汚れを圧力空気で落とす気吹棟1棟、車体や台車などの塗装を行う塗装棟1棟、中央部から北部にかけて、部品修繕を行う部品検修棟5棟(部品A - C・E・F)、電機棟1棟、空制棟1棟、計画棟1棟、正面口隣接の食堂・更衣室・資料室などが入居する庁舎、北側に、留置線2線、配給車ホーム線1線、横回し線1線、引込み線1線、解体線1線、待合線1線、中央部を南北に貫く中央通路線1線、東側にある試運転線1線である。 社内の車両検修社員を主体とする人財育成の場として、「大宮グローアップスクエア」がオープンし、基礎学術、安全作業、検修技能、脱線復旧の各4訓練所が設立され、社員のスキルアップに役立てられている。 センター本所の主要設備 入場線 中央トラバーサー 車体A棟 車体D棟 南トラバーサー 塗装棟 EC整備棟 車体E棟 出場線
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