ステファヌス版とは? わかりやすく解説

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ステファヌス版

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 10:17 UTC 版)

プラトン全集」の記事における「ステファヌス版」の解説

中世までの写本代わり15世紀-16世紀西欧活版印刷確立普及すると、ルネサンス時代背景追い風に、プラトン著作含め古代中世著作物文献考証伴いながら様々な印刷工房によって編纂出版されるようになったそんな中で、近代における「プラトン全集」の標準的な底本地位獲得したのが、ジュネーヴアンリ・エティエンヌラテン語ヘンリクス・ステファヌス)の印刷工房によって、1578年出版された「プラトン全集」である。これは各ページ左右にギリシア語原文ラテン語訳文の対訳印刷され、その狭間10行ごとにA, B, C... とアルファベット付記されている様式叢書である。これ以降プラトン著作翻訳する際には、この「ステファヌス版」のページ数と行数(A,B,C...)を付記し対応関係を示すのが約束事になった。この数字は「ステファヌス数」(Stephanus numbers)、「ステファヌス付け」(Stephanus pagination)等と呼ばれる順番崩れているが、トラシュロス版の36篇を網羅し、更に、トラシュロス含め古代学者たちですら偽作扱いしてきたプラトン名義作品の内、ディオゲネス・ラエルティオス偽作として名指しした4作品を含む7作品併せて収録している。 第1部2a–16a】『エウテュプロン』(古希: Εὐθύφρων) 【17a–42a】『ソクラテスの弁明』(古希: Ἀπολογία Σωκράτους) 【43a–54e】『クリトン』(古希: Κρίτων) 【57a–118a】『パイドン』古希: Φαίδων) 【121a–131a】※『テアゲス』 【132a–139a】※『恋敵』 【142a–210d】『テアイテトス』(古希: Θεαίτητος) 【216a–268b】『ソピステス』(古希: Σοφιστής) 【271a–307c】『エウテュデモス』(古希: Εὐθύδημος) 【309a–362a】『プロタゴラス』(古希: Πρωταγόρας) 【363a–376c】『ヒッピアス (小)』(古希: Ιππίας Ελάττων) 【383a–440e】『クラテュロス』(古希: Κρατύλος) 【447a–527e】『ゴルギアス』(古希: Γοργάς) 【530a–542b】『イオン』(古希: Ἴων) 第2部 【11a–67b】『ピレボス』(古希: Φίληβος) 【70a–100b】『メノン』古希: Mένων) 【103a–135e】※『アルキビアデスI』 【138a–151c】※『アルキビアデスII』 【153a–176d】『カルミデス』(古希: Χαρμίδης) 【178a–201c】『ラケス』(古希: Λάχης) 【203a–223b】『リュシス』(古希: Λύσις) 【225a–232c】※『ヒッパルコス』 【234a–249e】『メネクセノス』(古希: Μενέξενоς) 【257a–311c】『政治家』古希: Πολιτικός - ポリティコス) 【313a–321d】※『ミノス』 【327a–621d】『国家』古希: Πολιτεία - ポリテイア)【327a–354c】第1巻 【357a–383c】第2巻 【386a–417b】第3巻 【419a–445e】第4巻 【449a–480a】第5巻 【484a–511e】第6巻 【514a–541b】第7巻 【543a–569c】第8巻 【571a–592b】第9巻 【595a–621d】第10巻 【624a–969d】『法律』古希: Νόμοι - ノモイ)【624a–650b】第1巻 【652a–674c】第2巻 【676a–702e】第3巻 【704a–724b】第4巻 【726a–747e】第5巻 【751a–785b】第6巻 【788a–824a】第7巻 【828a–850c】第8巻 【853a–882c】第9巻 【884a–910d】第10巻 【913a–938c】第11巻 【941a–969d】第12巻 【973a–992e】※『エピノミス第3部 【17a–92c】『ティマイオス』古希: Τίμαιος περὶ φύσεως) 【106a–121c】『クリティアス』古希: Κριτίας) 【126a–166c】『パルメニデス』(古希: Παρμενίδης) 【172a–223d】『饗宴』(古希: Συμπόσιον - シュンポシオン) 【227a–279c】『パイドロス』(古希: Φαῖδρος) 【281a–304e】『ヒッピアス (大)』(古希: Ιππίας Μείζων) 【309a–363e】※『書簡集』【309a–310b】第一書簡 【310b–315a】第二書簡 【315a–319e】第三書館 【320a–321c】第四書簡 【321c–322c】第五書簡 【322c–323d】第六書簡 【323d–352a】第七書簡 【352b–357d】第八書簡 【357d–358b】第九書簡 【358b–358c】第十書簡 【358d–359c】第十一書簡 【359c–359e】第十二書簡 【360a–363e】第十三書簡 【364a–372a】※『アクシオコス』 【372a–375d】※『正しさについて』 【376a–379d】※『徳について』 【380a–386b】※『デモドコス』 【387b–391d】※『シシュポス』 【392a–406a】※『エリュクシアス』 【406a–410e】※『クレイトポン』 【411a–416a】※『定義集』 ※偽書、あるいは今日においては真作性に疑義呈されているもの。

※この「ステファヌス版」の解説は、「プラトン全集」の解説の一部です。
「ステファヌス版」を含む「プラトン全集」の記事については、「プラトン全集」の概要を参照ください。

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