オクスフォード古典叢書(OCT):バーネット版・旧版
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ステファヌス版以後のものとしては、オクスフォード古典叢書(Oxford Classical Texts, OCT)の一環として、1900年–1907年に刊行された「Platonis Opera」シリーズもよく参照される。これはジョン・バーネットが校訂したものなので「バーネット版」とも称される。 収録内容はトラシュロスの四部作(テトラロギア)集の全36篇がその順序通りに収録され、最後にステファヌス版に追加収録された偽作7作品の内、『定義集』のみが付け加えられている。題名はラテン語名が採用されているが、中身はギリシア語原文(とラテン語の序文・注釈)である。 第1巻四部作1:『Euthyphro』『Apologia Socratis』『Crito』『Phaedo』 四部作2:『Cratylus』『Theaetetus』『Sophista』『Politicus』 第2巻四部作3:『Parmenides』『Philebus』『Symposium』『Phaedrus』 四部作4:『Alcibiades I』『Alcibiades II』『Hipparchus』『Amatores』 第3巻四部作5:『Theages』『Charmides』『Laches』『Lysis』 四部作6:『Euthydemus』『Protagoras』『Gorgias』『Meno』 四部作7:『Hippias Maior』『Hippias Minor』『Io』『Menexenus』 第4巻四部作8:『Clitopho』『Respublica』『Timaeus』『Critias』 第5巻四部作9:『Minos』『Leges』『Epinomis』『Epistulae』 『Definitiones』 なお、このオクスフォード古典叢書(OCT)の「Platonis Opera」シリーズは、1995年からは別の校訂者たちによる「新版」が刊行されている。
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