オクスカルバゼピン
| 分子式： | C15H12N2O2 |
| その他の名称： | オキスカルバゼピン、Oxcarbazepin、GP-47680、オクスカルバゼピン、Oxcarbazepine、10,11-Dihydro-10-oxo-5H-dibenz[b,f]azepine-5-carboxamide、オキシカルバマゼピン、Oxycarbamazepine、10-Oxo-10,11-dihydro-5H-dibenzo[b,f]azepine-5-carboxamide、オキサカルバマゼピン、Oxacarbamazepine、10(11H)-Oxo-5H-dibenzo[b,f]azepine-5-carboxamide |
| 体系名： | 10,11-ジヒドロ-10-オキソ-5H-ジベンゾ[b,f]アゼピン-5-カルボアミド、10-オキソ-10,11-ジヒドロ-5H-ジベンゾ[b,f]アゼピン-5-カルボアミド、10(11H)-オキソ-5H-ジベンゾ[b,f]アゼピン-5-カルボアミド |
オクスカルバゼピン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2021/06/06 03:20 UTC 版)
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| IUPAC命名法による物質名 | |
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10,11-dihydro-10-oxo-5H-dibenz(b,f)azepine-5-carboxamide
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| 臨床データ | |
| 発音 | [ɒks.kɑːrˈbæz.ɪˌpiːn] |
| 販売名 | Trileptal, Oxtellar XR, others |
| Drugs.com | monograph |
| MedlinePlus | a601245 |
| 胎児危険度分類 |
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| 法的規制 | |
| 投与方法 | By mouth (tablets or liquid)[1] |
| 薬物動態データ | |
| 生物学的利用能 | >95% |
| 代謝 | Liver (cytosolic enzymes and glucuronic acid) |
| 半減期 | 1–5 hours (healthy adults) |
| 排泄 | Kidney (<1%)[1] |
| 識別 | |
| CAS番号 |
28721-07-5  |
| ATCコード | N03AF02 (WHO) |
| PubChem | CID: 34312 |
| IUPHAR/BPS | 7254 |
| DrugBank | DB00776 |
| ChemSpider | 31608 |
| UNII | VZI5B1W380 |
| KEGG | D00533 |
| ChEMBL | CHEMBL1068 |
| 化学的データ | |
| 化学式 | C15H12N2O2 |
| 分子量 | 252.268 g/mol |
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オクスカルバゼピン（Oxcarbazepine）は、トリレプタル（Trileptal）などの商品名で販売されている、てんかんや双極性障害の治療に用いられる医薬品である[2]。てんかんの場合、局所発作と全身発作の両方に使用される[3]。双極性障害の場合、他の治療法による効果がみられなかった患者への単独療法または追加療法に用いられる[4][2]。投与法は経口である[2]。
一般的な副作用には、吐き気、嘔吐、めまい、眠気、複視、歩行障害などがあげられる[5]。重度の副作用には、アナフィラキシー、肝障害、膵炎、自殺、異常な心拍、などがあげられる[5][3]。妊娠中の人への投与は胎児に害を及ぼす可能性があるが、副作用による危険性は発作による危険性より低い[6]。授乳中の人への投与は推奨されない[6]。カルバマゼピンに対してアレルギーがある人は、オクスカルバゼピン投与により生じる危険性は25％である[5]。作用機序は明確ではない[2]。
オクスカルバゼピンは1969年に特許認可され、1990年に医薬品として用いられるようになった[7]。後発医薬品として入手できる[3]。日本では承認されていない。2019年の英国の国民保健サービスに掛かる1か月分の費用は、約6.50ポンドである[3]。米国での1か月分の卸売価格は約7.15米ドルである[8]。
出典
- ^ a b “Oxcarbazepine Drug Label”. 2019年4月13日閲覧。
- ^ a b c d “Oxcarbazepine Monograph for Professionals” (英語). Drugs.com. American Society of Health-System Pharmacists. 2019年4月13日閲覧。
- ^ a b c d British national formulary : BNF 76 (76 ed.). Pharmaceutical Press. (2018). pp. 319–320. ISBN 9780857113382
- ^ “Oxcarbazepine in bipolar disorder: a critical review of the literature”. Expert Opinion on Pharmacotherapy 8 (5): 649–56. (April 2007). doi:10.1517/14656566.8.5.649. PMID 17376019.
- ^ a b c “DailyMed - OXCARBAZEPINE- oxcarbazepine tablet”. dailymed.nlm.nih.gov. 2015年11月11日閲覧。
- ^ a b “Oxcarbazepine Use During Pregnancy” (英語). Drugs.com. 2019年4月13日閲覧。
- ^ Fischer, Jnos; Ganellin, C. Robin (2006) (英語). Analogue-based Drug Discovery. John Wiley & Sons. p. 532. ISBN 9783527607495
- ^ “NADAC as of 2019-02-27” (英語). Centers for Medicare and Medicaid Services. 2019年3月3日閲覧。
オクスカルバゼピン（Trileptal）
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2021/09/22 09:55 UTC 版)
「気分安定薬」の記事における「オクスカルバゼピン（Trileptal）」の解説
オクスカルバゼピン（日本未発売）には双極性障害に対するFDAの認可はない。それでも、良好な忍容性で双極性障害の患者の約半分に有効であると思われる。
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