シーズン12から
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アーチボルド・モリス (Archibald Morris)(シーズン12 - 15、recurring シーズン10・11) 演:スコット・グライムス (Scott Grimes)、吹替:渡辺穣 通称は「アーチー」。シーズン10でERレジデントとして初登場後、準レギュラーとして登場し続け、シーズン12からメインキャスト。シーズン11でERチーフレジデントに、シーズン13からはスタッフドクターとなる。過去に精子バンクに登録しており遺伝子上の子供が4人(ハナ、マイケル、メリア、マックス)いる。過剰乳頭により乳首が4つある特異体質でもある。初登場時にはトイレにこもって携帯電話から親に指示を仰ぐなど「ERきっての無能な人材」として描かれた。ロマノが事故死した際は、直前にロマノにマリファナを吸引している所を見咎められ「(処分するので)受付カウンターから動くな」と言いつけられ、その後発生したヘリ墜落事故の緊急時にも何一つ手伝わず、言いつけを守った。それ以降も無能ながらもインターンや医学生、コ・メディカルスタッフ相手に威張り散らし現場を混乱させ、揚げ句の果てには入院希望の患者を独断で断ったことによる恨みからERに戦車で突入されそうになるなど、その小物ぶりはずば抜けていた。しかし、かつて医学の道を志すのは金の無駄と断じられた医師の父親を見返すために不断の努力を続ける。血の繋がった賢い子供たちとの出会いで父親としての自覚も芽生え、シーズン12では医師としての実力でウィーバーから賞賛を受けるまでになる。また、バンフィールドからは息子ダリルがカウンティのERで死んだ事、ブレナーからは幼い頃に性的虐待を受けた事を打ち明けられるなど、ERきっての人格者に成長していく。高給に惹かれて製薬会社に転職したこともあるが、自分が本当にやりたい仕事を悟りすぐにERにスタッフドクターとして復帰した。プラットとは後に親友になっていく。彼が死亡した時は、仕事に支障をきたすほど深い悲しみに暮れた。シーズン15ではERに出入りしていた警察官のクローディア・ディアスと付き合い始め、21話で彼女にプレプロポーズする。 演じているスコット・グライムスが歌手活動をしているためか、作中で歌声を披露することがある。クリスマスにはヘレエの厳しいオーディションを勝ち抜き、バックコーラスをつとめた。また、院内のアイスホッケーの試合がある際には、わざわざ科交換プログラムを用いて外科に転籍し、外科の選手として華麗な滑りとスティック捌きを見せるなど、意外な一面を持っている。 シーズン11最終(22)話でカーターがERを去る間際、たまたま外にいたモリスに向かって「君が中心になれ」と声をかける。これはカーターが師であるグリーンから掛けられた言葉でもあった。この時点では当のカーターすら冗談として言ったらしく、台詞を言った後に「なんでもない」と笑っていたが、最終シーズン15最終(22)話では、多数運ばれてきた救急患者を相手に、モリスがカーターをはじめ他のドクターに次々と指示していく場面が描かれており、そのシーンで物語の幕が閉じる。
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