コスモシーガル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/01/09 16:17 UTC 版)
「救命艇 (宇宙戦艦ヤマト)」の記事における「コスモシーガル」の解説
リメイクアニメ作品である『宇宙戦艦ヤマト2199』『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』に登場する輸送機。デザイン担当は出渕裕(原案)、玉盛順一朗、機内は山根公利。 デザインはヘリコプターをイメージしたものとなっている。モチーフはオスプレイ。旧シリーズの救命艇に近い印象を持たれることもあるが、デザインする上で特に意識はしていない。そのため、厳密に言うと救命艇とは無関係のメカだが、劇中では救命艇のように救助活動に用いられることもある。 正式名称は「空間汎用輸送機 SC97 コスモシーガル」。国連宇宙海軍が運用している多目的輸送機。全長は19.5メートル。双ブーム方式を採用したOV-10のようなフォルムを持つ。ティルトウィング式のVTOL機で、主翼を90度回転させることによって垂直離着陸が可能なほか、『2199』第21話では単独での大気圏突入能力を見せている。民生機も存在する。 機体中央の着脱式コンテナを換装することで、非常に多様な用途への運用が可能である。以下は劇中に登場するコンテナ。 兵員輸送型コンテナ 通常装備しているコンテナ。座席が左右に8つずつ、前方に2つ備わっており、さらに必要に応じて中央に6つ追加設置できる。標準装備の戦闘員(空間騎兵)なら最大24名、通常装備のヤマト科員なら約30名の人員を収容でき、場合によっては小型軍用車も搭載できる。 亜空間ソノブイ投下型コンテナ 『2199』第13話で登場したコンテナ。航海途上に改造されてできたものであり、後部にソノブイ投下装置、前方に管制室が存在する。新型の亜空間ソノブイを投下することによって対潜哨戒も行える。 このほか、劇中未登場だが救急用コンテナ・指揮通信用コンテナ・爆雷投下ポッドなども存在する。さらに、コンテナの代わりにアナライザーの外部強化ユニットも懸架できる。また、主翼先端下面にはハードポイントも備えており、必要に応じてガンポッドを懸架可能。 『2199』でのヤマトには501号機と502号機の計2機が搭載されている。501号機は出航早々の第4話でエンケラドゥスにおいて救難活動に向かった際、ガミラス戦車の攻撃により破壊される。502号機は第13話の対次元潜航艇戦における対潜哨戒や第16話の惑星ビーメラ4での調査活動など、様々な場面で活躍したが、第21話で惑星レプタポーダへの偵察に向かう途中、伊東真也と薮助治がシーガルを占拠しようとした際に暴発した薮の銃弾が制御盤に命中して制御を失い、墜落して損失となる。ただし、『2202』では再び「502」のマーキングがついたシーガルがヤマト搭載機として登場している。 『2202』では迷彩塗装の機体が登場する。第4話で軍がヤマト乗員確保のため派遣した武装兵を移送しているほか、第6話・第7話で破壊された状態のものが登場する。
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