グローバルエリートによる支配
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/17 13:57 UTC 版)
「デイビッド・アイク」の記事における「グローバルエリートによる支配」の解説
アイクによれば、政府、金融、ビジネス、マスコミ、軍隊といった業界には「ロスチャイルド・シオニスト」と呼ばれるエージェントが潜んでおり、彼らは秘密裏にネットワークを構築している。そのネットワークはロスチャイルド家、ロックフェラー、様々なヨーロッパの王室や貴族、イギリスのウィンザー家など、ある血統のメンバーで構成される秘密結社により構築・運営されている。彼らは世界統一政府を作り出そうと目論んでおり、その動きは世界経済や世界情勢に多大な影響を与えている。アメリカ同時多発テロ事件、湾岸戦争やイラク戦争、世界恐慌やリーマン・ショックなど、世界の表舞台に現れる大事件はこうした人々の手によるものである。彼らのプランは「超長期的な人類家畜化計画(アジェンダ)」と呼ばれており、その活動範囲には銀行業、実業界、軍隊、政治、教育、通信メディア、宗教、諜報機関、医薬品会社、不法麻薬などが含まれている。現在の秘密結社からはフリーメイソン、イエズス会、テンプル騎士団やフェビアン協会、三極委員会、ビルダーバーグなどの組織が分化し、それぞれの活動を続けている。それら全てを束ねる上位組織がイルミナティと呼ばれている。各組織の下位の職員たちの仕事は過度に内容が断片化されているため、職員たち自身は影の政策を実行する駒となっていることに気付いていない。 ロスチャイルド家とその金融カルテルは、1800年以降に発生した殆どすべての戦争の両サイドに資金を提供している。ロスチャイルド家は世界中の金融制度のルールを自ら定めており、1913年には「私有銀行」であるアメリカの中央銀行制度であるFRBを創設した。我々の知るお金とは、本質的には「エネルギーの流れ」であり、ロスチャイルド家はお金のエネルギーが自らの組織に流れ込むようなエネルギーの構造を築いた。マネーのエネルギーは労働として等価交換された場合はバランスの良い流れとなるが、彼らは「利子」や「信用」といった概念を金融システムに組み込み、マネーを初めから「債務」とすることで一般大衆のエネルギーを吸い取っている。エイブラハム・リンカーン大統領は私立銀行に依らない、政府自身による無利子のマネーを発行し始めようとしたため、彼らにより暗殺された。 アイクは自身の主張を反ユダヤ主義と混同しないように注意を促している。一般的にロスチャイルド家はユダヤ人の一族であると知られているが、これはミスリードであり、実際にはロスチャイルド家はハザール人である。(ハザール人はメソポタミアから北部に移動したシュメール人のことで、現在ではアシュケナージ・ユダヤ人とも呼ばれる。)この血筋が「王家の血筋」としてイルミナティでは重要な意味を持っている。そしてイスラエルはユダヤ人の故国ではなく、ロスチャイルド家による領国であり、一般に言われるシオニズムとはユダヤ人ではなくロスチャイルド家の利益になるよう図られた思想である。ゆえにアイクは、自身の主張は反ユダヤ主義ではなく反シオニズムに属すると語っている。
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