カール5世騎馬像とは? わかりやすく解説

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カールごせいきばぞう〔‐ゴセイキバザウ〕【カール五世騎馬像】


カール5世騎馬像

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/22 21:17 UTC 版)

カール5世騎馬像』(カール5せいきばぞう、: Ritratto di Carlo V a cavallo, : Equestrian Portrait of Charles V)、または『ミュールベルクのカール5世』(ミュールベルクのカール5せい、: Charles V at Mühlberg)は、イタリア盛期ルネサンスヴェネツィア派の巨匠、ティツィアーノ・ヴェチェッリオによるカンヴァス上の油彩画である。ティツィアーノがアウクスブルク神聖ローマ帝国の宮廷にいた1548年4月から9月の間に制作された[1][2]。この作品は、1547年4月のミュールベルクプロテスタント軍との戦いで勝利した後の神聖ローマ皇帝カール5世へのオマージュである[1][2][3][4]。ティツィアーノは実際の戦闘で使用されたものを利用して、前景にあるすべての要素(馬、その馬衣、および皇帝の鎧)を描いた[1][2]。鎧と馬具の両方が現存しており、マドリードの王宮に所蔵されている[5]作品はスペイン王室のコレクションに由来し、1827年以来マドリードプラド美術館に所蔵されている[1][2][3][4]。なお、画面下半分は、1734年のアルカサル (旧王宮) 英語版の火災の際に大きな損傷を受けている[1]


  1. ^ a b c d e f g h i j k 前川誠郎・クリスティアン・ホルニッヒ・森田義之 1984年、91頁。
  2. ^ a b c d e f g h i デーヴィッド・ローザンド 1978年、126頁。
  3. ^ a b c d Emperor Charles V at Mühlberg”. プラド美術館公式サイト (英語). 2023年11月21日閲覧。
  4. ^ a b c プラド美術館ガイドブック 2016年、260頁参照。
  5. ^ Grancsay, 123
  6. ^ a b Museo del Prado website
  7. ^ Hackenbroch, 323
  8. ^ a b c Trevor-Roper, 34
  9. ^ Their relationship lead, in part, to Paul III's commissioning of the 1543-45 series of portraits of him and his relatives, in an attempt to ingratiate himself to Charles.
  10. ^ Kaminski, 36-37
  11. ^ a b Kaminski, 95
  12. ^ Rosand, 126–27
  13. ^ Freeman, 128
  14. ^ Kaminski, 36
  15. ^ a b c Charles V on Horseback, Titian (c1548)”. ガーディアン公式サイト. 2013年8月30日閲覧。
  16. ^ Braham, 618–621


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