カール5世のアントワープ入城とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > カール5世のアントワープ入城の意味・解説 

カール5世のアントワープ入城

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/29 16:09 UTC 版)

カール5世アントワープ入城』
ドイツ語: Der Einzug Karls V in Antwerpen
作者 ハンス・マカルト
製作年 1878年
種類 キャンバス油彩
寸法 520 cm × 952 cm (200 in × 375 in)
所蔵 ハンブルク美術館ハンブルク

カール5世アントワープ入城』(カール5せいのアントワープにゅうじょう、ドイツ語: Der Einzug Karls V in Antwerpen)は、ハンス・マカルトによる巨大な歴史画。『五感フランス語版』と並ぶマカルトの代表的な絵画作品である。

解説

スケッチ『カール5世のアントワープ入城』(127 × 240 cm、オーストリア・ギャラリー所蔵)
ハンブルク美術館にて。中央の巨大な絵画が『カール5世のアントワープ入城』

ピーテル・パウル・ルーベンス1577年生)の生誕300年を記念して、1878年に制作された[1]。公開から数日のうちに、3万人を遥かに超える人々が美術館に押し寄せ、町はこの話題でもちきりだったという[1]

キュンストラーハウス英語版に押しかけた見物人はあらゆる階層にわたっており、まだこの絵をみていないものなど話にならないといった風であった。入口の混乱を整理するために警察まで出動した。……この異常な人気にはわけがある。これはウィーンでこそ描かれる絵であって、もっと正確には、ウィーンがおのずから描きだした絵というべきだろう。 — 3月24日付新聞記事より

ハプスブルク家の領土をスペインとその属領に及ぼした神聖ローマ皇帝カール5世を中央に描き、裸に近い女人群像ときらびやかな衣装をまとう人々をその周囲に配置した、豪華絢爛な作品である[1]

縦に520cm、横に952cmという巨大な絵画であり、現在収蔵されているドイツ・ハンブルク美術館では、展示室の中で圧倒的な存在感を放っている。

出典

  1. ^ a b c 幅 1977, p. 131.

参考文献

関連論文

関連項目

ウィキメディア・コモンズには、カール5世のアントワープ入城に関するカテゴリがあります。




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「カール5世のアントワープ入城」の関連用語

カール5世のアントワープ入城のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



カール5世のアントワープ入城のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのカール5世のアントワープ入城 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS