猟犬を伴う皇帝カール5世とは? わかりやすく解説

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猟犬を伴う皇帝カール5世

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/08 03:50 UTC 版)

猟犬を伴う皇帝カール5世』(りょうけんをともなうこうていカール5せい、西: El emperador Carlos V con un perro, : Emperor Charles V with a Hound)は、イタリアルネサンス期のヴェネツィア派の巨匠ティツィアーノ・ヴェチェッリオが1533年に制作した肖像画である。油彩。描かれた人物は神聖ローマ皇帝カール5世スペイン国王カルロス1世)である。ティツィアーノの卓越した肖像画技術とその画業を語るうえで欠くことのできない作品で、もともとオーストリアの肖像画家ヤーコプ・ザイゼンエッガー英語版が描いた肖像画の複製を制作するために依頼されたが、ティツィアーノは原作を凌駕する完成度で作品を描き上げている。ティツィアーノは1529年から1530年にかけて(もしくは1532年に)カール5世の肖像画を描いており、続いて制作された本作品でカール5世の画家に対する評価を確実なものとした。現在はマドリードプラド美術館に所蔵されている[1][2][3][4]


  1. ^ a b c d e f g h i j k l Emperor Charles V with a Dog”. プラド美術館公式サイト. 2021年6月9日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h 『プラド美術館展 スペインの誇り 巨匠たちの殿堂』p.138。
  3. ^ a b Charles V with a Hound”. Mapping Titian. 2021年6月9日閲覧。
  4. ^ a b Titian”. Cavallini to Veronese. 2021年6月9日閲覧。
  5. ^ イアン・G・ケネディー、p.42-43。
  6. ^ 『ブラド美術館展 スペイン王室コレクションの美と栄光』p.18。
  7. ^ 『ブラド美術館展 スペイン王室コレクションの美と栄光』p.20。
  8. ^ Jupiter and Antiope (Pardo Venus)”. Mapping Titian. 2021年6月9日閲覧。


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