荊冠のキリスト_(ティツィアーノ、ルーヴル美術館)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 荊冠のキリスト_(ティツィアーノ、ルーヴル美術館)の意味・解説 

荊冠のキリスト (ティツィアーノ、ルーヴル美術館)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/22 23:15 UTC 版)

荊冠のキリスト』(けいかんのキリスト、: Le Couronnement d'épines: The Crowning with Thorns)は、イタリアルネサンスヴェネツィア派の巨匠ティツィアーノ・ヴェチェッリオが1542年から1543年の間にポプラ板上に油彩で制作した絵画である。イエス・キリストの足元に「TITIANVS F」と署名されている。絵画は、サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会 (ミラノ) のサンタ・コローナ礼拝堂のために同教会の同心会により委嘱された[1][2][3]。主題は、『新約聖書』中の「マタイによる福音書」(27章29-30) から採られており、十字架を背負う前のイエス・キリスト古代ローマの兵士たちから荊 (いばら) の冠を被せら愚弄される場面が描かれている[2][3]ナポレオン戦争中の1797年に略奪され、フランスに持ち去られ、現在はパリルーヴル美術館に所蔵されている[1][2][3]


  1. ^ a b Le Couronnement d'épines”. ルーヴル美術館公式サイト (フランス語). 2023年9月27日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i 前川誠郎・クリスティアン・ホルニッヒ・森田義之 1984年、89-90頁。
  3. ^ a b c d e f NHKルーブル美術館IV ルネサンスの波動 1985年、134頁。
  4. ^ Crowning with Thorns by TIZIANO Vecellio”. 2023年9月27日閲覧。
  5. ^ Schauffler. 1909. Romantic Germany. p. 301


「荊冠のキリスト (ティツィアーノ、ルーヴル美術館)」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  荊冠のキリスト_(ティツィアーノ、ルーヴル美術館)のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

荊冠のキリスト_(ティツィアーノ、ルーヴル美術館)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



荊冠のキリスト_(ティツィアーノ、ルーヴル美術館)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの荊冠のキリスト (ティツィアーノ、ルーヴル美術館) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS