カバー・パロディおよび他作品での使用など
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「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」の記事における「カバー・パロディおよび他作品での使用など」の解説
この楽曲は様々なアーティストにカバーされている。 最初に行われたカバーの一つに、1992年にCrucify EPに収録された、トーリ・エイモスによるアコースティック・ピアノバージョンがあり、コバーンは "素晴らしい朝御飯のシリアルのバージョンだ"と評した。 1992年、アル・ヤンコビックは、この曲の替え歌である "Smells Like Nirvana" を作曲した。内容はニルヴァーナをネタにしたものとなっており、コバーンの歌唱の理解のしにくさを難しい言い回しを用いて替え歌にした。ヤンコビックによれば、コバーンはパロディ版を聞いてようやくバンドの成功を実感できたとヤンコビックに言ったという。 イギリスのグループ en:The Flying Picketsは、自身のアルバムen:The Original Flying Pickets: Volume 1 - 1994収録時、この楽曲をアカペラで歌って収録した。 1995年、キアコア・バンド en:Pansy Divisionが"Smells Like Queer Spirit"というタイトルでこの楽曲のパロディを行い、アルバムPile Upに収録された。 en:The Moog Cookbookは自身のアルバム The Moog Cookbook(1995年)でシンセサイザーを用いたカバーを行い、日本のビートボクサー en:Dokakaもビートボックスを用いたカバーを収録した。 ドイツのアタリ・ティーンエイジ・ライオットは1997年にリリースされたアルバム Burn, Berlin, Burn!に収録された楽曲『アタリ・ティーンエイジ・ライオット』にこの楽曲をサンプリングという形で挿入。 1999年、ニルヴァーナのメンバーとは親交の深かったバンド・メルヴィンズが、レイフ・ギャレットをゲストヴォーカルに迎えてカバーし、フラワージャケット三部作の最後のアルバム『The Crybaby』に収録された。 2000年、ブランクス77 はアルバムSmells Like Bleach: A Punk Tribute to Nirvanaでトリビュートを行い、ベッキー・ボンデージはSmells Like Nirvanaでカバーした。 ドイツのテクノDJDJバルーンは自身の楽曲 "Monstersound"にサンプリングという形でこの楽曲を挿入した。 2003年、ジャズ・トリオのザ・バッド・プラスがアルバム『ヴィスタス』にカバーを収録した。 古今のスタンダード・ナンバーにリスペクトを捧げた映画『ムーラン・ルージュ』(2001年)では、主人公が初めてムーラン・ルージュの喧騒に足を踏み入れるハイライトシーンで、この曲が流れている。 2005年、1950年代に活躍した歌手ポール・アンカがこの曲のスイング・アレンジ版を歌った。 2006年に、フライリーフが Yahoo!の en:LAUNCHcast上でカバーを行った。 2007年、パティ・スミスが自身が今まで書いてきた歌詞とは異なる内容であるこの楽曲のカバーを行い、彼女のカバーアルバム Twelveに収録された。 2013年、ラッパーのジェイ・Zは、自身の曲「Holy Grail」でこの曲の歌詞を引用したほか、カート・コバーンの名も曲中に登場させている。 インダストリアルカバー版(法律上の問題で"Self High-Five"に改名)が、ダイヤモンド・ダラス・ペイジの入場曲としてワールド・チャンピオンシップ・レスリングプロデュースの元制作された。なおこのバージョンにはペイジの声が挿入されている場面がある。 特徴的なリフはボストンの「More Than A Feeling」に酷似しており、1992年のレディング・フェスティバルにニルヴァーナが出演した際には、セルフパロディとして「Smells〜」の冒頭で演奏している。 日本国内においては、ONE OK ROCKがNEVERMIND TRIBUTEに本曲のカバーを寄せている。。その他、MAN WITH A MISSION、B-DASH、後藤邑子などのアーティストがこの楽曲をカバーしている。 2015年公開の映画『PAN 〜ネバーランド、夢のはじまり〜』の作中にて、黒ひげ海賊団のテーマソングとして歌われた。
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