DOKAKA
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/06/16 09:42 UTC 版)
| Dokaka | |
|---|---|
| 生誕 | 1976年(49 - 50歳) |
| 出身地 | |
| ジャンル | ヒューマンビートボックス、アカペラ、実験音楽 |
| 職業 | ヒューマンビートボクサー、ボーカルパフォーマー |
| 担当楽器 | 声 |
| 活動期間 | 2000年代 - |
| レーベル | Pヴァイン |
| 共同作業者 | ビョーク |
| 公式サイト | 公式ウェブサイト |
Dokaka(ドカカ、1976年 - )は、日本のヒューマンビートボクサー、ボーカルパフォーマー。東京都出身。自身の声を多重録音し、ドラム、ベース、ギター、キーボードなどの楽器パートを声のみで再現する表現を特徴とする[1][2]。米国の雑誌『Wired』は、Dokakaのアカペラ・カバー音源が公式サイト上の無料MP3を通じて国外でも注目されたと紹介している[3]。
来歴
1976年、東京に生まれる[1][2]。大学時代にバンド活動と並行して多重録音を始め、声のみで音楽を制作するようになった[1]。
2000年代前半には、自身のウェブサイトなどで楽曲を公開していた。キング・クリムゾン、レッド・ツェッペリン、ウェス・モンゴメリー、スレイヤー、ローリング・ストーンズ、マイルス・デイヴィスなどの楽曲を声のみで再構成したカバー音源を発表した[4]。2003年には、スレイヤー「Angel of Death」を声のみで再構成したカバーが、アメリカ合衆国のラジオ局WFMUの複数番組で放送された[5][6][7]。公式プロフィールによれば、この音源を聴いたマトモスを通じてビョークに紹介されたという[4]。
BARKSは2004年、ビョークがDokakaと新曲を録音したと報じ、Dokakaについて、声のみでメタルやプログレなどの楽曲を演奏するアーティストと紹介した[8]。同年、ビョークのアルバム『Medúlla』に参加した[9]。『The New Yorker』は、同作について、Rahzelが低音域を担ったのに対し、Dokakaは中音域の高速な声響を担ったと説明している[10]。音楽メディア『Pitchfork』は、同作の「Triumph of a Heart」においてDokakaが口によるパーカッションを担当していると評している[11]。
同年10月には、渋谷CLUB QUATTROで開催されたイベント「DEAD WONDERLAND」に出演した[12]。また、同年には『Quick Japan』vol.55に、やけのはらによる「アカペラ多重録音男DOKAKA!!」が掲載された[13]。
2005年には、AFRAとの対談がBARKSに掲載された。同対談でDokakaは、自身の表現について、ヒップホップよりもハードロックやヘヴィメタルの音を声で再現しようとしたことが出発点であったと語っている[14]。同年、PlayStation 2用ゲーム『みんな大好き塊魂』のサウンドトラックに参加し、「塊オンザロック」を歌唱した[2][15]。
2006年には、ロンドンのAtlantic Waves festival closing nightに出演した。英紙『ガーディアン』は同公演について、Dokaka、Shlomo、Maria João、Américo Rodriguesらによる声を用いた実験的な公演として紹介した[16]。また、同イベント関連のコンピレーション『Atlantic Waves 2006 (The Wire Sampler)』および『Atlantic Waves 2006: Songlines Sampler』には「Economy Parcel Post」が収録された[17][18]。
2008年11月7日、初のアルバム『HUMAN INTERFACE』をPヴァインから発売した。同作は、声のみで制作された楽曲群を収録し、制作過程などを収めたDVDが付属した[19]。海外盤をリリースしたDual Ploverは、Dokakaをエフェクト、オートチューン、編集、サンプリングを用いない「DIY human synthesizer」と紹介している[20]。
2009年には、Public/image.LABELのコンピレーション・アルバム『PUBLIC/IMAGE.SOUNDS』に「世界にお届け、はなうたの旅」で参加した。同作には七尾旅人×やけのはら、環ROY×NEWDEAL、Traks Boys×イルリメ、OLIVE OILらも参加している[21][22]。
音楽性
Dokakaの表現は、ヒップホップを背景とする一般的なヒューマンビートボックスとは異なり、ロック、ヘヴィメタル、プログレッシブ・ロック、ジャズ、ゲーム音楽などの楽器音を声のみで再構成する多重録音型の「口音楽」を特徴とする[4][2]。BARKSでのAFRAとの対談では、Dokaka自身が、メタルやハードロックの音を声で再現しようとしたことが自身の表現の出発点であったと述べている[14]。
ディスコグラフィ
アルバム
参加作品
- ビョーク『Medúlla』(2004年)
- 『みんな大好き塊魂』オリジナルサウンドトラック「塊は魂」(2005年) - 「塊オンザロック」
- 『Atlantic Waves 2006 (The Wire Sampler)』(2006年) - 「Economy Parcel Post」
- 『Atlantic Waves 2006: Songlines Sampler』(2006年) - 「Economy Parcel Post」
- 『PUBLIC/IMAGE.SOUNDS』(2009年) - 「世界にお届け、はなうたの旅」
- 『スペース☆ダンディ O.S.T.1 ベストヒット BBP』(2014年) - 「Hey Wha」
脚注
- 1 2 3 “DOKAKA”. P-VINE, Inc.. 2026年6月16日閲覧。
- 1 2 3 4 “PS2 / みんな大好き塊魂|参加アーティスト”. バンダイナムコエンターテインメント. 2026年6月16日閲覧。
- ↑ “Human Beat Vox”. Wired (2006年4月27日). 2026年6月16日閲覧。
- 1 2 3 4 “About”. Dokaka.com. 2026年6月16日閲覧。
- ↑ “Rhubarb Cake with Douglas: Playlist from June 18, 2003”. WFMU. 2026年6月16日閲覧。
- ↑ “The Belly of the Beast with Stefan: Playlist from June 19, 2003”. WFMU. 2026年6月16日閲覧。
- ↑ “Airborne Event: Playlist from June 22, 2003”. WFMU. 2026年6月16日閲覧。
- ↑ “ビョーク、日本人アーティスト、ドカカと新曲をレコーディング”. BARKS. 2026年6月16日閲覧。
- ↑ Alex Ross (2004年8月16日). “Björk's Saga”. The New Yorker. 2026年6月16日閲覧。
- ↑ Alex Ross (2004年8月16日). “Björk's Saga”. The New Yorker. 2026年6月16日閲覧。
- ↑ “Björk: Medúlla Album Review”. Pitchfork (2004年8月30日). 2026年6月16日閲覧。
- ↑ ““DEAD WONDERLAND”にDOKAKA登場”. BARKS. 2026年6月16日閲覧。
- ↑ “Quick Japan vol.55”. 太田出版. 2026年6月16日閲覧。
- 1 2 “AFRA&DOKAKA ヒューマン・ビートボクサー スペシャル対談”. BARKS (2005年2月18日). 2026年6月16日閲覧。
- ↑ “みんな大好き塊魂 オリジナルサウンドトラック「塊は魂」”. 日本コロムビア. 2026年6月16日閲覧。
- ↑ “Tanya Tagaq, Purcell Room, London”. The Guardian (2006年12月6日). 2026年6月16日閲覧。
- ↑ “Various – Atlantic Waves 2006 (The Wire Sampler)”. Discogs. 2026年6月16日閲覧。
- ↑ “Various – Atlantic Waves 2006: Songlines Sampler”. Discogs. 2026年6月16日閲覧。
- 1 2 “HUMAN INTERFACE”. P-VINE, Inc.. 2026年6月16日閲覧。
- ↑ “DOKAKA - HUMAN INTERFACE”. Dual Plover. 2026年6月16日閲覧。
- ↑ “未発表音源満載、PUBLIC/IMAGEコンピに七尾×やけ参加”. 音楽ナタリー (2009年4月8日). 2026年6月16日閲覧。
- ↑ “V.A. PUBLIC/IMAGE.SOUNDS”. JET SET. 2026年6月16日閲覧。
- ↑ “Dokaka”. FlyingDog. 2026年6月16日閲覧。
- ↑ “『スペース☆ダンディ』O.S.T.1 ベストヒット BBP 全曲解説”. Mikiki. 2026年6月16日閲覧。
外部リンク
- Dokakaのページへのリンク