オギュスタン・ロワーエとは? わかりやすく解説

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オギュスタン・ロワーエ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/04/29 06:40 UTC 版)

オギュスタン・ロワーエ[1][2] (Augustin Royer、生没年不詳) はルイ14世治世下におけるフランス建築家[3]ロワイエ[4][5]とも表記する。

1679年に星図を出版した。これにはプトレマイオスの48星座、新たにプランシウス等により追加されたものに加え、自身による2つの星座、後援者であるルイ14世を記念したゆり座(フランスの紋章より)とおうしゃく座 (権威を象徴する王笏と正義の手)が掲載された。

これらの星座はどちらも現在は使われていない。

ロワーエはおおいぬ座の一部の星を割いて作られたはと座、またケンタウルス座の星からのみなみじゅうじ座、の製作者としばしば言われる。しかしそれらは1589年に、また1592年にペトルス・プランシウスによってすでに作られ、描かれていた。

脚注

  1. ^ 根本しおみ 「星座」『天文年鑑 2009年版』 天文年鑑編集委員会編、誠文堂新光社、2008年、295頁。
  2. ^ 原恵 『星座の神話 - 星座史と星名の意味』〈天文ライブラリー4〉恒星社厚生閣、1975年、32頁、et passim英語版
  3. ^ ロワーエの著書のタイトルページに "Architecte du Roy" (宮廷付建築家)とある。
  4. ^ 高橋健一 「ロワイエのことなど」『天界』第768号(1989年5月号)東亜天文学会、1989年、131頁。
  5. ^ 村山定男 『キャプテン・クックと南の星』 河出書房新社、2003年、31頁。



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