イーハトーヴォ【イーハトーヴォ】(草花類)
イーハトーブ
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イーハトーブとは、宮沢賢治による造語で、賢治の心象世界中にある理想郷を指す言葉である(表記についてはいくつかの変遷を経ている。後述)。岩手県をモチーフとしたとされており(詳細は後述)、言葉として「『岩手』(歴史的仮名遣で「いはて」)をもじった」という見解が定説となっているが、賢治自身は語源について具体的な説明を残しておらず、異説もある[1]。
注釈
出典
- ^ a b 米地文夫「宮沢賢治の創作地名「イーハトヴ」の由来と変化に関する地理学的考察」『岩手大学教育学部研究年報』第55巻第2号、1996年2月29日、45-64頁。
- ^ 佐藤淳子. “「イーハトーヴォ」はエスペラントか”. 街 もりおか 1986年8月号. オリジナルの2010-06-08時点におけるアーカイブ。 .
- ^ 佐藤竜一 (2002-09-21). “宮沢賢治とエスペラント地名”. 宮沢賢治学会・会報 (宮沢賢治学会イーハトーブセンター) (25). オリジナルの2008-05-12時点におけるアーカイブ。 2019年3月4日閲覧。.
- ^ a b 『【新】校本宮澤賢治全集』第12巻校異編、筑摩書房、1995年、pp.110 - 112
- ^ 恩田逸夫「テパーンタール砂漠の位置-宮沢賢治の地理観と内村鑑三の『地人論』-」『賢治地理』、学芸書林、1975年、CRID 1570009750249728640、NDLJP:11198100。
- ^ 原子朗(編)『宮澤賢治語彙辞典』東京書籍、1989年、pp.478 - 479
- ^ 遊座昭吾『啄木と賢治を通してみた「東北」』(日本思想史学30、1998年)[1]、PDF-P.7
- ^ 分校日記 イーハトーブの赤い屋根 - allcinema
- ^ “冨田勲新制作「イーハトーヴ」交響曲世界初演公演”. Billboard CLASSICS. 阪神コンテンツリンク. 2012年10月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年3月4日閲覧。
- 1 イーハトーブとは
- 2 イーハトーブの概要
- 3 関連項目
- イーハトーヴォのページへのリンク