ダイナシティ (ショッピングセンター)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ダイナシティ (ショッピングセンター)の意味・解説 

ダイナシティ (ショッピングセンター)

(イトーヨーカドー小田原店 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/26 08:35 UTC 版)

ダイナシティ
Dynacity
ウエストモール(ロビンソン百貨店時代)
地図
店舗概要
所在地 250-0872
神奈川県小田原市中里208
座標 北緯35度17分00秒 東経139度11分17秒 / 北緯35.28325度 東経139.188056度 / 35.28325; 139.188056座標: 北緯35度17分00秒 東経139度11分17秒 / 北緯35.28325度 東経139.188056度 / 35.28325; 139.188056
開業日
  • イーストモール:
    1993年(平成5年)10月21日[1]
  • ウエストモール:
    2000年(平成12年)9月28日[3]
施設管理者 株式会社ダイドーフォワード
商業施設面積
  • イーストモール:16,636 m2[6]
    • ウエストモール:43,954 m2[6]
中核店舗
店舗数 34(ダイドープラザ開業時)[1]
駐車台数 1,500台(ダイドープラザ開業時)[1]
前身 大同毛織工場[4]

ダイドープラザ[1]
商圏人口 17万人(ダイドープラザ開業時)[1]

63万人(ロビンソン開業時)[2]
最寄駅 鴨宮駅
外部リンク 公式ウェブサイト
テンプレートを表示

ダイナシティ (Dynacity) は、神奈川県小田原市中里にあるショッピングセンター。核店舗はイトーヨーカドー小田原店

概要

1979年昭和54年)9月に大同毛織(現:ダイドーリミテッド)工場敷地跡の一部にニチイ(後のマイカル、現在はイオンリテール)が「ニチイ鴨宮店」を出店する計画を発表[4]。しかし、この出店計画に対し、地元の小売業者などが「西湘地区大型店対策協議会」を結成し「第1種大型店出店の凍結宣言」出すと共に小田原商工会議所も「大規模小売店舗出店凍結」を出し、出店には至らなかった[7]など反対が強かったことから実現しなかった[4]

そのニチイに代わってイトーヨーカ堂が「イトーヨーカドー小田原店」を出店することになり[4]1993年平成5年)10月21日にイトーヨーカドー小田原店を核店舗とするダイドープラザとして開業した[1]

開業時に年間売上高約85億円を見込んでいた核店舗のイトーヨーカドー小田原店[1]が、1997年(平成9年)2月期に年間売上高約154億円を上げるなど順調に売上を伸ばし[8]2000年(平成12年)9月28日にはロビンソン百貨店小田原店が入居するウエストモールが増設され、イトーヨーカドー小田原店が入居する既存のイーストモールと合せて百貨店と総合スーパーの2核を持つショッピングセンターとなり、西湘地域では最大級のショッピングモールとなった[3]

ロビンソン百貨店については2013年(平成25年)に西武へ屋号を変更した後[5][9]2018年(平成30年)2月28日をもって閉店した[10][9]。百貨店の売上高はロビンソン時代の2003年がピークで、162億円に上っていたが、開業当初から閉店に至るまで赤字続きであった[9]

イーストモール(EAST)、ウエストモール(WEST)、ウォーク(WALK)、ウエスト アネックス(WEST ANEX)の4棟で構成され、専門店は合計で100以上、駐車台数は約4,000台分を擁し、シネマコンプレックスのTOHOシネマズ小田原やダイドースポーツクラブなどの娯楽施設も併設されている。

近隣に1999年(平成11年)3月18日に開業した小田原シティモールクレッセ[6]などと共に郊外型の一大商業地区を形成している[8]

沿革

  • 1993年(平成5年)10月21日 - ダイドーリミテッド小田原工場跡地の一部にイトーヨーカ堂を核店舗とするダイドープラザ(Dynacity前身)が開業[1]。株式会社ダイドープラザ設立。
  • 1995年(平成7年) - ダイドースポーツクラブオープン。
  • 1998年(平成10年) - ロビンソン百貨店とDynacityWEST建設予定地から遺跡(中里遺跡)が発掘。
  • 2000年(平成12年)9月28日 - ダイドーリミテッド小田原工場跡地の一部にロビンソン百貨店とDynacityWESTが開業し、ダイドープラザをDynacityEASTと改め、施設一体がダイナシティとなる[3]。また株式会社ダイドープラザを株式会社ダイナシティに社名変更。
  • 2002年(平成14年) - DynacityWALKが開業。
  • 2013年(平成25年)3月1日 - DynacityWESTの核店舗であるロビンソン百貨店小田原店が、西武小田原店に屋号を変更[5][9]
  • 2018年(平成30年)
    • 1月1日 - 株式会社ダイナシティが、株式会社ニューヨーカーと株式会社ダイドーインターナショナルを吸収合併し、株式会社ダイドーフォワードに社名変更。
    • 2月28日 - DynacityWESTの核店舗であった西武小田原店が閉店[10][9]。その後はヤオコーとなっている。
  • 2024年令和6年)4月 - Dynacity WEST ANNEXが開業[11]

ウエストモール(DynacityWEST)

119の専門店が出店している。かつては西武小田原店[5](開業時はロビンソン百貨店)(店舗面積約31,200 m2)を核店舗としていた[2]

  • 営業時間:10:00 - 20:00
  • レストラン街営業時間:10:00 - 22:00

イーストモール(DynacityEAST)

イトーヨーカ堂(店舗面積約11,138 m2)を核店舗として[1]、40の専門店が出店している。

  • 営業時間:10:00 - 20:00
    • イトーヨーカ堂1Fフロアは9:00 - 21:00

ウォーク(DynacityWALK)

TOHOシネマズを核施設として10の専門店からなる。シネウォークとガーデンウォークに分かれている。営業時間はショップにより異なる。

TOHOシネマズ小田原

TOHOシネマズ小田原
TOHO CINEMAS ODAWARA
建物の外観
情報
正式名称 TOHOシネマズ小田原
旧名称 ヴァージンシネマズ小田原
完成 2002年
開館 2002年12月20日
収容人員 (9スクリーン)1,781人
設備 ドルビーデジタルサラウンドEX、DTSSDDSTHX
用途 映画上映
運営 TOHOシネマズ株式会社
所在地 神奈川県小田原市中里313-12
ダイナシティウォーク内
位置 北緯35度17分1秒 東経139度11分14.9秒 / 北緯35.28361度 東経139.187472度 / 35.28361; 139.187472 (TOHOシネマズ小田原)
アクセス JR東海道本線鴨宮駅から徒歩20分
外部リンク 公式ウェブサイト
テンプレートを表示

TOHOシネマズ小田原 (TOHO CINEMAS ODAWARA) は2002年12月20日に「ヴァージンシネマズ小田原」としてオープン。その後、ヴァージンシネマズ・ジャパンの東宝による買収に伴い、2004年2月28日に現館名に改称した。

かつて小田原市内には「小田原東宝」という東宝系映画館が長崎屋小田原店(現在のドン・キホーテ小田原店)の地下1階にあったが、2003年8月31日に閉館している。

  • 2002年(平成14年)12月20日 - 「ヴァージンシネマズ小田原」として開館。
  • 2003年(平成15年)4月7日 - 運営・経営をヴァージンシネマズ・ジャパンからTOHOシネマズへ移管。
  • 2004年(平成16年)2月28日 - 「TOHOシネマズ小田原」へ改称。
No. 座席数 車椅子 Size(m) 音響 備考
PREMIER 75 2 2.8 6.9 DTS/SRD-EX/THX
1 499 3 7.2 17.2 DTS/SRD-EX/SDDS/THX
2 255 2 4.5 10.9 DTS/SRD-EX
3 204 2 4.0 9.5 DTS/SRD-EX
4 133 2 3.2 7.7 DTS/SRD-EX
5 167 2 4.3 10.4 DTS/SRD-EX
6 155 2 4.6 11.0 DTS/SRD-EX
7 171 2 4.6 11.0 DTS/SRD-EX
8 122 2 3.3 8.1 DTS/SRD-EX

ダイドースポーツクラブ

プールエアロビジムサウナなどあるスポーツクラブ。近隣では珍しいラケットボールコートが2面ある。

  • 営業時間
    • 平日・土曜:10:00 - 22:00、スポーツ部門は21:30終了。
    • 日曜:10:00 - 18:00、スポーツ部門は17:30終了。

運営会社

  • 社名:株式会社ダイドーフォワード
  • 所在地:東京都千代田区外神田三丁目1番16号
  • 代表者:大川伸
  • 資本金:100,000,000円(2017年(平成29年)6月現在)
  • 事業所:神奈川県小田原市中里208
  • 売上高:51億9,800万円(2011年(平成23年)3月期)
  • 主要株主:ダイドーリミテッド 100%

アクセス

メディア展開

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j 「イトーヨーカ堂、小田原店オープン」『日本食糧新聞』日本食糧新聞社、1993年10月27日。
  2. ^ a b 「ロビンソン、小田原に4号店オープン」『日本食糧新聞』日本食糧新聞社、2000年8月4日。
  3. ^ a b c d 「「ロビンソン百貨店小田原」開店」『日本食糧新聞』日本食糧新聞社、2000年10月13日。
  4. ^ a b c d 小田原市(編)、2001年3月28日『小田原市史』通史編 近現代、小田原市[要ページ番号]頁。全国書誌番号:20157182
  5. ^ a b c d 「小田原のロビンソン、1日から西武百貨店に転換」『神奈川新聞』神奈川新聞社、2013年3月1日。
  6. ^ a b c 『都道府県別・政令指定都市別・市町村別SC』(レポート)、日本ショッピングセンター協会、2012年1月。
  7. ^ 小田原商工会議所(編)、1986年10月『小田原地方商工業史 昭和二十年まで』小田原商工会議所、[要ページ番号]頁。全国書誌番号:87046894
  8. ^ a b 「小田原市前川地区、大型店進出相次ぐ 一大商業ゾーンに」『日本食糧新聞』日本食糧新聞社、1998年1月14日。
  9. ^ a b c d e 西武小田原店が閉店」『神奈川新聞』2018年3月1日。2024年7月26日閲覧
  10. ^ a b そごう・西武、西武船橋・小田原店を閉鎖」『日本経済新聞』2017年8月25日。2017年8月25日閲覧
  11. ^ ANNEX館OPEN告知”. ダイナシティ. 2024年7月26日閲覧。

関連項目

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ダイナシティ (ショッピングセンター)」の関連用語

ダイナシティ (ショッピングセンター)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ダイナシティ (ショッピングセンター)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのダイナシティ (ショッピングセンター) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS