adverse
別表記:アドバース
「adverse」とは、逆らう・不利な・反対のという意味の英語表現である。
医療現場でのadverseは、有害のという意味で使われることが多い。effectやeventと合わせて、医療行為における有害事象や副作用を意味する表現になる。
・adversely(不利に、反対に)
・contrary(逆に)
・untoward(不都合な、厄介な、予期しなかった)
・harmful(有害な、悪影響を及ぼす)
・advantageous(有利)
・favorable(良好、好調、好都合)
・positive(明確な、はっきりした、完全な)
・sympathetic(思いやりのある、交感的な、共感して)
「adverse effect」とは、副作用のことを表す表現である。副作用とは、期待される主たる作用の他に起こってしまう作用のことであり、有害事象とは異なる。医薬品使用時以外にも使われるが、一般的に副作用と言えば、医薬品使用時における望まない反応を指すことが多い。医薬品を疾患や怪我に使う際、症状を和らげる、もしくは治療の意図を持って使用するが、医薬品によっては、期待される作用ではない作用が出てしまうことがある。例えば、アレルギー性疾患の治療薬を使用したら眠気が出てきた例や、感染症治療のための抗生物質を使用したら下痢になってしまった例などが挙げられる。基本的に、使用した医薬品との因果関係が否定できない反応のことを指し、適正使用の中での医薬品が示す望まれない作用に対して使われる場合が多いが、有害とは言えない作用も副作用に該当する。
「adverse event」とは、有害事象のことである。有害事象とは、使用した医薬品との因果関係に限らずに起こってしまった有害な事象全般のことである。副作用も有害事象の中の一つである。医薬品による好ましくない事象以外にも、検査値の異常や症状の悪化や疾病の発生など、様々な事象が有害事象となる。有害事象のなかでも、薬物有害事象と呼ばれる有害事象があり、薬物に起因する有害事象のことを指す。全年齢で起こる可能性があるが、特に、高齢者における薬物有害事象は、重症例が多くなりやすいといった特徴がある。基本的に、高齢者は薬物感受性が高くなる傾向に加え、服用している医薬品の数が複数にわたることが多いため、思いがけず過量投与になってしまったり、長期服用になってしまったりすることが多い。そのため、薬物有害事象が出てしまい、高齢者の入院の要因の一つとしても挙げられている。特に薬物有害事象が出やすいとされている医薬品として、抗精神病薬や睡眠薬、抗うつ剤、抗血栓薬などが挙げられるが、医薬品であれば、どのようなものであっても、有害事象が起こる可能性はある。
・She has the strength to face adverse situations without running away from them.(彼女は不利な状況から逃げずに立ち向かう強さを持っている)
・It is not an adverse reaction.(それは副反応ではない)
・Possible adverse effects from earthquakes.(地震による悪影響が考えられる)
・Adverse reactions to vaccines are harder than expected.(ワクチンの副反応が思ったよりも辛い)
・Adverse events are not always caused by drugs.(有害事象の原因は必ずしも医薬品ではない)
「adverse」とは、逆らう・不利な・反対のという意味の英語表現である。
「adverse」とは・「adverse」の意味
「adverse」とは、逆らう、反対の、不利な、不運な、などを意味する表現である。読み方はアドヴァースで、発音記号は米国英語で「ædvˈɚːs」となり、音節はad・verseとなる。adverseは形容詞として使われるため、名詞として使う時はadversityに変形し、副詞として使う場合には、adverselyに変形することによって、逆に、反対に、などの意味になる。医療現場でのadverseは、有害のという意味で使われることが多い。effectやeventと合わせて、医療行為における有害事象や副作用を意味する表現になる。
「adverse」の語源・由来
「adverse」は、ラテン語のadventが語源とされている。ラテン語でad-は「~へ」を意味する表現であり「回転する」を意味するvertoと合わせることによって、adverseになる。「adverse」の覚え方
「adverse」の覚え方は、adverseがad+versusから成り立っているということを理解した上で、ad-が「~へ」を意味し、versusが「回転する」「向きを変える」といった意味を持つということが理解できれば、覚えることができる。「adverse」の類語
「adverse」の類語は、以下のものが挙げられる。・adversely(不利に、反対に)
・contrary(逆に)
・untoward(不都合な、厄介な、予期しなかった)
・harmful(有害な、悪影響を及ぼす)
「adverse」の対義語
「adverse」の対義語は、以下のようになるる。・advantageous(有利)
・favorable(良好、好調、好都合)
・positive(明確な、はっきりした、完全な)
・sympathetic(思いやりのある、交感的な、共感して)
「adverse」を含む英熟語・英語表現
「adverse effect」とは
「adverse effect」とは、副作用のことを表す表現である。副作用とは、期待される主たる作用の他に起こってしまう作用のことであり、有害事象とは異なる。医薬品使用時以外にも使われるが、一般的に副作用と言えば、医薬品使用時における望まない反応を指すことが多い。医薬品を疾患や怪我に使う際、症状を和らげる、もしくは治療の意図を持って使用するが、医薬品によっては、期待される作用ではない作用が出てしまうことがある。例えば、アレルギー性疾患の治療薬を使用したら眠気が出てきた例や、感染症治療のための抗生物質を使用したら下痢になってしまった例などが挙げられる。基本的に、使用した医薬品との因果関係が否定できない反応のことを指し、適正使用の中での医薬品が示す望まれない作用に対して使われる場合が多いが、有害とは言えない作用も副作用に該当する。
「adverse event」とは
「adverse event」とは、有害事象のことである。有害事象とは、使用した医薬品との因果関係に限らずに起こってしまった有害な事象全般のことである。副作用も有害事象の中の一つである。医薬品による好ましくない事象以外にも、検査値の異常や症状の悪化や疾病の発生など、様々な事象が有害事象となる。有害事象のなかでも、薬物有害事象と呼ばれる有害事象があり、薬物に起因する有害事象のことを指す。全年齢で起こる可能性があるが、特に、高齢者における薬物有害事象は、重症例が多くなりやすいといった特徴がある。基本的に、高齢者は薬物感受性が高くなる傾向に加え、服用している医薬品の数が複数にわたることが多いため、思いがけず過量投与になってしまったり、長期服用になってしまったりすることが多い。そのため、薬物有害事象が出てしまい、高齢者の入院の要因の一つとしても挙げられている。特に薬物有害事象が出やすいとされている医薬品として、抗精神病薬や睡眠薬、抗うつ剤、抗血栓薬などが挙げられるが、医薬品であれば、どのようなものであっても、有害事象が起こる可能性はある。
「adverse」の使い方・例文
「adverse」の使い方として、以下の例文が挙げられる。・She has the strength to face adverse situations without running away from them.(彼女は不利な状況から逃げずに立ち向かう強さを持っている)
・It is not an adverse reaction.(それは副反応ではない)
・Possible adverse effects from earthquakes.(地震による悪影響が考えられる)
・Adverse reactions to vaccines are harder than expected.(ワクチンの副反応が思ったよりも辛い)
・Adverse events are not always caused by drugs.(有害事象の原因は必ずしも医薬品ではない)
- adverseのページへのリンク