その他のテーマ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 01:29 UTC 版)
「アンサイクロペディア」の記事における「その他のテーマ」の解説
従来は風刺的な観点から記事が作成されていたが、現在は多様で実験的なユーモア表現がなされている。以下の例で特に注記のない物は日本語版の記事である。 既知の自然科学や数学の法則が疑似科学であると主張する。あるいは間違った定理などをあたかも正しいように証明する。例として「1=2」では1と2が等しいという間違った証明をする。 架空の作品や思考実験の中の事象を、現実であると主張する。あるいは現実の事象を虚偽のものと主張する。例としてぎなた読みから生まれた「アフガン航空相撲」などがある。 「あああああああああ!」などの不毛な内容の記事も一定数存在しているが、これは英語版の「AAAAAAAAA!」の"A"を「あ」として翻訳したものである。 ウィキペディアのパロディという点から、ウィキペディアでの編集合戦や荒らしが起こる、あるいはウィキペディアに問題があるとそれを積極的に取り込もうとする。またウィキペディアで伏せられた事実があるとそれも記述される。日本語版では「hyde」に関係する記事が専ら執筆されており、代表的なものとして「hydeの身長は156cm」などがある。その他「要出典」など。「司馬遷」のように、ウィキペディアの中国の漢代以前の記事のほとんどが司馬遷の史記に依拠しており、出典が示されていない事を茶化した記事もある。 但し、これは全て「ネタ」であり本当にそういった考えを持っている訳では無い。記事の百科事典的雰囲気を差別化のため独自の注釈や批評によって故意に損なっている。戦果が逆転したり実際は行われていない戦争等、架空の国同士の戦争も含まれる。例として「第二次世界大戦」や「リアル第二次世界大戦」、「大東亜戦争」など。 嘘とユーモアを笑いのネタとしている記事が多いが、かならずしも嘘は必要とはされず、ユーモアがあって笑える内容であれば十分とされる。しかし嘘をついてもユーモアが無い記事は認められない。「ハンス・ウルリッヒ・ルーデル」のように「事実があまりに信じがたいので、嘘を書く事はできない」という体裁の記事もある。またユーモアがあっても危険な記事は認められない一方、「障害者」「気違い」のように差別や偏見とも取れる記事は認められているという一面がある。 上記のようにジョークの多いページでもあるが、アンサイクロペディア内で正しい説明があるという例も存在している。例えば、世界一の一覧において、世界一短い詩は大橋裸木の「陽へ病む」ということになっていた(2018年9月3日の版まで)が、一方アンサイクロペディアでは草野心平の「冬眠」と記述されている。
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