『花のデコッ八』からのキャラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 16:54 UTC 版)
「もーれつア太郎」の記事における「『花のデコッ八』からのキャラ」の解説
この2名は番外編『花のデコッ八』のみのキャラではあるが、アニメにも登場しているので取り上げる。 デコちゃん 声 - 野沢雅子 「花のガードマン」に登場。デコッ八の妹で、おさげをしている他は兄にそっくり。気立てが良く働き者で、絵画が得意。だがデコッ八は自分そっくりな妹に不満を持ち、整形手術代を稼ぐべく、ニャロメ班長の元で「ブタ松ビル」のガードマンをしていた。そんなある日ビルに泥棒が侵入、その泥棒は隣人のア太郎で、デコの手術代のために泥棒をしていたと分かり、そこへ弁当を持ってきたデコから、ア太郎に「泥棒は嫌い」と一喝、そして二人が手術代を稼ごうとしていると知ると、「私のどこが良くないの? 私って可愛いわよ」と一言。結局ア太郎は解放されると、改心して野菜売りを初め、デコッ八もニャロメを鳥籠に閉じ込めてガードマンを退職した。 アニメは第1作に登場。まず第83話で兄を慕って八百×に来るが、デコッ八は原作と同じ理由でア太郎と共にニャロメ班長の元で「イヤミビル」の掃除を始める。だがビルに落ちていた時価100万円のダイヤモンドを魔が差して着服するも紛失し、しかもその場面をビルの監視カメラで見られてしまい、ダイヤの代償として八百×買収のピンチに追い込まれるが、実はイヤミと腹心チビ太の策略で、ニセダイヤを利用して八百×を手中に収めようとしており、しかもそれを知ったニャロメが班長を罷免された事からア太郎側に寝返って密告した事で難を逃れ、最後デコは原作と同じ一言を言って帰郷した。 その後第88話で再登場、兄妹の叔父(声 - 田の中勇)が経営する「山ノ下ホテル」の従業員をしていたが、デコッ八からホテルが閉鎖の危機だと知ったア太郎がニャロメ・ケムンパス・べし・ブタ松・ココロ一家・本官さんを連れて泊まりに行くも、閉鎖危機の理由は近所のホテルに従業員を引き抜かれていた事が分かり、しかも新婚カップル・太郎(声 - 野田圭一)と花子(声 - 山口奈々)が泊まりに来たので、仕方なく皆で従業員をなるも失敗続きでカップルを怒らせて大ピンチ、しかし追ってきた×五郎が乗り移った駅長に助けられ、更に本官さんと協力してニャロメらを「悪者」と誤魔化して連行した事で一件落着となった。 ミーナ 声 - 中島千里(第2作) 「ミーナはかわいいロボット」に登場。ア太郎博士が作った少女型お手伝いアンドロイド。学生デコッ八が気に入って入手、部屋の掃除などを手伝って居る内に、デコッ八と相思相愛の仲となる。ところがある日、新たにカコがデコッ八の手伝いになったためミーナを返すも、1年後に公園で軋み音を立てながら掃除をしていたのを目撃。気になって公園の管理所(所長はダヨーン)に交渉するも、所長は「廃品回収所(所長はココロのボス)に売った」と言ったため大急ぎで回収所に行ったが、時既に遅くスクラップと化し、デコッ八は自分がバカだったと号泣した。 アニメでは第2作第29回Bパートで登場。アメリカで作られたものの廃棄処分になっていたところを神様が引き取って改造し、×五郎の頼みでア太郎の元へ届けられて立派に働くが、そこへ来たモモコに「ア太郎は私のご主人」と言った事から険悪な雰囲気となるも、自らモモコの家に行って働く。そこでモモコが将来ア太郎と結婚しようと知ると、モモコから覚えた文字で「さよなら」と置き手紙を残して天国へ去った。 なお第1作第35回では「美奈」(声 - 桂玲子)という人間の少女キャラにアレンジして登場。ココロのボスによってア太郎の元へ届けられて働くも、ブタ松から「ボスが美奈を家に届けられる予定だった」と知らされ怪しみ、前に嫁いだ大橋(声:北川国彦)から話を聞くと、「うちを含めて34軒で働いていた」ことが判明。さらに稼いだ金を自分は貰わず、全額郷里の4弟妹の元へ届いていることも判明する。物語終盤で休まずに働いた疲労感で衰弱のあまり一度は命を落とすが、デコッ八の言葉を聞き入れた神様によって生き返らせる代わりに二度とア太郎達の前には現れないという代償付きで蘇った。
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