八十亀ちゃんかんさつにっき
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八十亀ちゃんかんさつにっき | |
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ジャンル | 4コマ漫画、コメディ、県民性 |
漫画 | |
作者 | 安藤正基 |
出版社 | 一迅社 |
掲載誌 | 月刊ComicREX |
レーベル | REXコミックス |
発表号 | 2016年7月号 - 2022年11月号 |
発表期間 | 2016年5月 - 2022年9月27日 |
巻数 | 全13巻 |
話数 | 全74話 |
アニメ:八十亀ちゃんかんさつにっき(第1期) 八十亀ちゃんかんさつにっき 2さつめ(第2期) 八十亀ちゃんかんさつにっき 3さつめ(第3期) 八十亀ちゃんかんさつにっき 4さつめ(第4期) | |
原作 | 安藤正基 |
総監督 | ひらさわひさよし |
シリーズ構成 | WORDS in STEREO |
脚本 | WORDS in STEREO(第1期・第4期) 八木崇夫(第2期) |
キャラクターデザイン | 早坂皐月 |
音楽 | 阿部隆大 |
アニメーション制作 | サエッタ |
製作 | 八十亀ちゃん製作委員会 |
放送局 | テレビ愛知・TOKYO MXほか |
放送期間 | 第1期:2019年4月4日 - 6月20日 第2期:2020年1月5日 - 3月22日 第3期:2021年1月10日 - 3月28日 第4期:2022年4月9日 - 6月11日 |
話数 | 第1期:全12話 + 特別編 第2期:全12話 第3期:全12話 第4期:全10話 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 漫画・アニメ |
ポータル | 漫画・アニメ |
概略
本作は、東京都から愛知県に越してきた主人公・陣界斗の視点を通じて、ヒロイン・八十亀最中の話す名古屋弁や愛知県における現代の習俗を描くご当地漫画である[3]。地元愛溢れる漫画だが、良いところのみではなく、地元民が思っているイマイチなところや悪いところも描かれているのが特徴で、著者の安藤は「おかしなことはおかしいと正直に」を作品の指針の一つとして一貫させている。また建物や商品など地元のもの多数が正式に許可を得た上で実名で登場しているが、この指針のため「関係先の許諾を得る際に苦い顔をされることもある」という[4]。
元々は著者が息抜きとしてx(旧ツイッター)に投稿した漫画だったが、人気を博したことを受けて連載化が決定し、2016年11月26日には著者にとって初めて[3] となる単行本が発売された[5]。作品形態は4コマ漫画数本で1話を形成する1話完結型で、4コマ1本ごとに「やとがMEMO」と題する編集者による解説が添えられる[3]。2022年7月現在、コミックスの部数は電子書籍を含めて累計60万部を突破しており[6]、2021年5月時点では売上の約70パーセントは本作の舞台である名古屋を含む東海地方が占めている[7]。
反響を受けて、2017年2月27日からは、八十亀最中が名古屋市の「観光文化交流特命大使」に起用された[8][9][10]。後に八十亀最中の着ぐるみも製作され、“おおきい八十亀ちゃん”として名古屋市内の各種イベント会場を中心に登場する[11]。
登場人物
田金高校
「愛知県立田金高校」という校名は原作初期には定められておらず、アニメ化の際に正式に決定されたものである[12][注 1]。
- 陣 界斗(じん かいと)
- 声 - 市来光弘[13][7]
- 10月1日生まれ。O型。東京都育ち。本作の主観者的主人公でツッコミ役。名前の由来は「都会人」のアナグラムであり、誕生日は「都民の日」を由来とする。
- それまでは東京に在住していたが、第1話の冒頭で愛知へ転校する高校2年の男子生徒。当初は期待した地方独特の方言・食文化が周囲に存在しないことに失望しかけたが、最中との出会いと舞衣の策略で写真部への入部させられたことにより、名古屋弁や名古屋周辺の文化に触れることになった。
- 東京では進学校へ通っていたため、5教科すべてが得意科目な一方、家庭科を苦手にする。苦手なものはあんこ。また、妹の繁華は「東京に居た頃は寡黙なほうで暗かった」としている。
- 何度も最中と仲良くしようと試みるものの、自己認識が「全国=東京及びその周辺」であるなど、無意識に東京が日本一であることや(結果として)東京以外を無視した発言を出す事が多い。最中が地元自慢する場面では「東京にも存在する」旨を返すなど、デリカシーと配慮にも欠けるため、名古屋圏の文化を偏愛する最中のプライドを傷つける発言を多々行い、しょっちゅう怒りを買っている。一方、他の人間が踏み込めなかった領域へも首を突っ込むことが稀にあるが、結果的に良い方向に転がる場合も存在する。結局のところ無知・無自覚・無配慮なだけであり、名古屋の独特さに対して適宜ツッコミを入れるが、妹と違い偏見は無いし、東京の方が何でも上と思っているわけではない。
- SNSに自身の撮影画像をアップロードするほどの猫好き。最中に興味を持ったのも、落とした学生証を探している様子へ猫っぽさを感じたことから。
- 「横浜は東京に含まれる」、「近畿地方の京阪神で神戸も京都も大阪の一部」といった、大まかな括りで近隣大都市(県庁所在地、政令指定都市)で東京や大阪に次ぐ第3都市を決める論争に巻き込まれて、振り回されている。
- 作者によるTwitterのアカウントが実在する。連載開始時からの作中SNSシーンの再現及び単行本やアニメ化への反応が見られるが、一切の告知無しでひっそり行われていたために、作者にカミングアウトされるまでの4年半ほどほぼ知られていなかった。その後一気にフォロワーが増えたため、界斗自身が戸惑う様もツイートされている。
- 八十亀 最中(やとがめ もなか)
- 声 - 戸松遥[14][7]
- 8月8日生まれ。AB型。愛知県名古屋市出身。本作のヒロインである高校1年の女子生徒。名字の由来は名古屋弁で「お久しぶり」を意味する「やっとかめ」、名前は「〜ですね」を意味する「〜なも」から。誕生日は名古屋市の記念日である「まるはちの日」と同じ。
- 得意科目は体育。苦手科目は数学。苦手なものは知らない人。趣味は散歩。両親が共働きで一人っ子。写真部所属。
- 黄色の毛髪・猫の耳のように尖っている頭頂部両端・2本垂れ下がっている前髪など奇抜な髪型と四角最中のような後頭部が特徴[15]。垂れ下がった箇所以外の前髪はカチューシャで抑えていて、両先端には最中と表情が連動する鯱が装着されている。「〜にゃあ(名古屋弁で『〜ない』)」と喋る、身軽・俊敏でよく高い場所に登るなど、行動が何かと猫っぽい。
- 本人は否定しているがあからさまな名古屋弁訛りで話し、「つけてみそかけてみそ」や「献立いろいろみそ」を持ち歩く、朝はコメダ珈琲店でモーニングを食べるなど、徹底した名古屋人。勉強や行事などでも名古屋が絡むと常軌を逸した能力を発揮する。地元を偏愛しているため、他地域(特に東京や福岡)への対抗意識を燃やす一方、独自文化を褒められるとデレる。名古屋のことを何も知らない陣を事あるごとに咎めるものの、名古屋から出たことがない自身も自地域以外に対する見識は非常に低い。
- 中日ドラゴンズや名古屋グランパスエイトのファン。チームが負けがちなことをコンプレックスに思っているが「勝ってる時は好き」と発言するなど辛い目線で見ている。
- 露骨な名古屋弁はおばあちゃん子として育った影響から。前述のカチューシャも祖母からの贈り物であり、最中本人は鯱には似ていないと思っている。周りや本人が「祖母との思い出」をやたら強調していたことで、界斗は祖母が故人と思っていたが、実際は健在である。
- 人見知りであり、外出先の店員など初対面の人間に対しては上手く話せないが、世瑠蘭など名古屋の話題が通じる相手には早い段階で饒舌になる。
- 界斗を「トーキョー」、ララを「静岡の人」と呼んだりほぼ全ての人物に対し「おみゃあ」などの代名詞でしか呼ばないが、幼少期からの仲である舞衣に対してだけは「只草」と苗字で呼んでいるため、他の人間に比べ特別な存在なようである。
- 只草 舞衣(ただくさ まい)
- 声 - 若井友希[16][7]
- 11月3日生まれ。A型。岐阜県出身。長い黒髪にさるぼぼ風帽子をかぶった高校1年の女子生徒。名字の由来は美濃弁でいい加減・乱雑などの意味の「だだくさ」、名前は「〜しましょう」の意味の「〜まい」から。誕生日は文化の日に岐阜で制定されている「岐阜-ふるさとを学ぶ日」と同じ[17]。
- 実は巨乳の持ち主で最中より背が高め[要出典]。きょうだいに兄が一人いる。得意科目は現代文。苦手科目は体育。
- 界斗・最中と同じく写真部に所属する。クラスメイトの最中のことを大好きなため、彼女を被写体にすることが多い。東京嫌いの最中に様々な表情を出させてそれを撮るために、界斗の担任に頼んで彼を写真部へ引き入れた。
- 岐阜出身だが名古屋文化には最中に劣らないレベルで精通しており、特にイマイチなところや悪いところは(最中が言わないこともあり)語り部役を務める。その一方で地元岐阜に関する話は、界斗から振られても「岐阜にあるのは阜という字だけ」「岐阜は名古屋の植民地」と返したりと自虐的な発言が多いが、岐阜駅前にある黄金の信長像を「金なのはうちだけ」と強調するなど、アピールする機会を与えられると地元に対する矜持を見せることも少なくない。最中を除き、同級生に対しても敬語を用いている(原作12巻からは繁華に対してもタメ口で接している)。日常会話で方言が出ることはないが、促された際に「〜やお?」と美濃弁を披露したりするため、意図的に抑えているらしい。このように岐阜ではあるが格好以外に飛騨要素はなく、ほぼ完全に美濃である。
- アニメ好き(岐阜はアニメの録画率全国1位)で、アニメ聖地の話題になると他県にまで精通していたり、『かんなぎ』のナギのフィギュアを買ったり同アニメの主題歌を完璧なフリ付きで歌ったりする。アイドル好きでもあり、名古屋のご当地アイドルである「SKE48」や「OS☆U」を推していたりするが、本人はこうした理由を「可愛いものが好き」なためとし、オタクであることを頑なに否定している。
- 運動音痴であり、球技大会などでその体力の無さを披露しているが、アイドルのライブや「世界コスプレサミット」にカメラマンとして参加した際には感覚が麻痺するのか普段よりも体力が上がる。
- 最中との出会いは、11年前に2005年の「愛・地球博」でグローバル・ハウスの「マンモスラボ」に展示されていたユカギルマンモスを見終わった後、兄と共に次はどこへ行こうか決めようとした時に、風に飛ばされたキッコロの帽子が自分の顔に当たり、それを追っていた最中に戻すも、「ずっと(キッコロの帽子を)見ていたから」と自分に渡し、最中はモリゾーの帽子を被り、「これで同じ森の仲間だ」と言ったことがきっかけである。当時は内気な性格だったが、好きなものを好きと言える最中に憧れを抱いたことで変わっていけたと話している。しかし、界斗は最中が舞衣とは小学生からの仲と話しているが、出身地が違うことや、11年前は最中と舞衣が4〜5歳であることから、二人の話の信憑性を疑っている。
- 極限まで心がダークサイドに堕ちると「タダークサ」という闇の人格が出現し、普段は愛を持っている地元岐阜県に対して「海がないからしゃーなしで鮎を食べているだけ」など現実的かつ悲痛な叫びをあげる。タダークサ人格の際は口調が魔王のようなり、帽子で片目を隠し目から光が消える。最中曰く「タダークサ人格は心の飢えが満たされると浄化される」。
- 笹津 やん菜(ささつ やんな)
- 声 - 小松未可子[16][7]
- 4月18日生まれ。B型。三重県出身。伊勢海老の頭に見える赤いツインテールの髪・髪留め、三重弁訛りが特徴の女子生徒。名字の由来は三重弁で明々後日を意味する「ささって」の「笹」と県庁所在地津市の「津」、名前は「〜ですよね」を意味する「〜やんな」から。誕生日は「三重県民の日」と同じ。写真部部長かつ界斗のクラスメイトでもある。
- 得意科目は歴史。苦手科目は朝礼。苦手なものは早起き。趣味は一人カラオケ。双子の弟と妹がいる。登校すると同級生に驚かれるほど学校をサボりがちだが、学年12位の好成績を誇る。興奮しすぎると急に寝てしまう癖があり、部室でも寝ていることが多い。
- 伊勢名物である赤福を何かと話題に出しがちで、夏は赤福氷を食べたがったり、名古屋名物と認識されがちなことに憤りを感じたりしている。ナガシマスパーランドが名古屋の施設だと勘違いされた際にはショックで地面に倒れ込むなど地元三重に対する愛も深い。
- 体を動かすことや遊ぶことが得意なことから、球技大会やカラオケなどのイベントごとには精力的に参加する。その一方で1人にされることに苦手意識を持っており、待ち合わせに遅刻した時にはパジャマ姿のまま号泣して謝るなど寂しがり屋の一面も持っている。部員同士が仲違いしていると間を取り持とうとするなど世話焼き気質で、いざというときには1人で責任を取ろうとする節がある。
- 入学当時は髪を下ろしていて、「田舎者だとバレたくない」という一心で訛りの出にくい敬語で喋っており、周りからは「紅姫(くれないひめ)」と呼ばれていた。「真面目そう」という理由で放送委員に所属していたが、校内放送のスイッチをONにしたまま三重のローカルスーパーであるぎゅーとらのテーマソングを寝言で歌ってしまい、校内で騒動となった過去がある。元写真部員である明南を慕っていて、自身が撮る写真の傾向にも大きく影響を受けている。
- 陣 繁華(じん としか)
- 声 - 東城日沙子[13][7]
- 界斗の妹で高校1年生。7月1日生まれ。A型。東京都出身。東京ばな奈の髪飾りを付けている。名前の由来は「繁華街」、誕生日は「国民安全の日」「東京都政記念日」から[18]。
- 得意科目は化学。苦手科目は体育。最中、舞衣と同じクラスだが、目付きが悪く無口な最中を不良と誤解して一方的に恐れており、兄と部活が同じであることも認識していなかった。
- 神経質かつ臆病な性格で、「名古屋にいたらいつ車に轢かれるか分からない」「城には地雷が埋まっているかも」などの行き過ぎた被害妄想が多い。“自室の枕元にバットを置く”“プールに行った際には救命胴衣を持っていく”といった自衛意識も高い。苦手なものは大きい音。趣味は防災グッズ収集。
- 兄と同様に東京と無自覚で比較する癖があり、何かと「東京は〜」と引き合いにだす。なおかつ絶対基準を東京に置き、違いを「おかしい」「気持ち悪い」と悪くしか取らず、それを当然と考えているので臆面もなく口に出す。このため最中や舞衣など地元民から敬遠されているが、本人に自覚は全くない。舞衣とは学校で最中とペアを組むことになった時に代わってもらおうと近付くも、お願いする前に断られたり、班が一緒になった時も肝心な場面で抜けてしまう為、必然的に最中と二人きりにさせられることがある。当初、最中とはまともに会話しようとしないため“八十亀”を「はちじゅっかめ」と間違えていたが、調理実習の際に初めて「やとがめ」と呼ばれていることに気づいた。
- イケメンや筋肉に目がないアイドル好きで、名古屋飛ばしの影響でライブに行けないと嘆いていたが、舞衣から紹介された「名古屋おもてなし武将隊」の前田慶次や、名古屋のご当地アイドル「BOYS AND MEN」のMVを観て急速にファンになった。前述の通り地方に対して兄以上に辛い目で見ているがアイドルに関しては例外であり、夏休みを利用して東京に帰ることを提案した界人の誘いを「ライブが見たいから」と断っている。
- 初内 ララ(しょない ララ)
- 声 - 南條愛乃[19][7]
- 8月21日生まれ。B型。静岡県出身。写真部顧問の女性教師。名字の由来は静岡弁で仕方ない・下らないという意味の「しょんない」、名前は同意を求めるときの「でしょ?」の意味の「ら?」から。誕生日は「静岡県民の日」から。やん菜からは「ララちゃん」、界斗からは「ララちゃん先生」と呼ばれている。
- 得意科目は英語。苦手科目はグループディスカッション。趣味はドライブ。妹が一人いる。
- 東海3県としてセット扱いされることが多い愛知・岐阜・三重と異なり、地域区分上は東海地方ながらそこに含まれにくい「しぞーか(静岡県)」の不遇さを何かとアピールする。非常に気が弱い上にすぐ落ち込む性格のため、部員からは面倒がられている。また、要求の際はなにかにつけ地元特産のお茶に頼り、東京から見える富士山を富士山とは認めないほか、部員たちが試験勉強に励んでいた際には懐から「うなぎパイ」を取り出したりと郷土愛も強い。基本的には標準語だが、静岡を「しずおか」と発音出来ず「しぞーか」と言ってしまったり、「しょんないら?」という言葉が出るなど無自覚に出身である静岡弁が出る時がある。
- のんびりした性格と毎度の不遇アピールゆえ、せっかちな最中には「とろくさい」と苦手意識を持たれている。ただし意外に運動神経は良く、プールでドルフィンジャンプを披露する、サッカーボールでマルセイユ・ルーレットを繰り出すなどスキルも高い。体育祭では静岡県域で行われる「高校生体操」を知らない生徒へ叱咤したり、浜松市の伝統行事である「峠の国盗り綱引き合戦」を引き合いに出して生徒を鼓舞したりと、こと運動においては体育会系である。
- 静岡は「伊豆餓死、駿河乞食、遠州泥棒」と言われるほど伊豆・駿河・遠江で性格が違い、静岡としての一体感も低いと言う話もある。ララの性格は駿河人のテンプレートのようだが、遠江のものもよく出している。対して伊豆の話はほぼ全く出ない。
- 原作では目の色は髪の毛と同じ水色だが、アニメでは緑色になっている。
- 水瀬 明南(みずせ あかな)
- 元写真部の女生徒。和歌山県出身。
- やん菜が1年生時に出会った1学年上の写真部員。出身である和歌山の訛りで喋る。パンダのような目と髪型に、みかんを模したピアスをしている。やん菜には「あか先輩」と呼ばれている。
- 写真部においてはポートレートなどの被写体を主に担当していて、いわゆるインスタ映えの写真が多い。芸能事務所にスカウトされたことがあることを自慢げに語ったりと多少ミーハーな面がある。写真を評価されると「モデルがいいから」と語ったり自身の容姿には一定の自信があるが、背の低さを指摘されることには敏感である。
- 明るい性格で、クラスに馴染めなかったやん菜が唯一心を許していた人物であり、憧れの存在である。肌ツヤの良さや健康体であることを「みかんを食べているから」と言い張っていて、和歌山名産であるみかんに絶大な信頼を置いている。
- やん菜と出会った頃に田金高校を退学していて、現在は読者モデルとして活動している。
- 活舌が悪く和歌山特有の「ザダラ変換」により「ざぶとん」を「だぶとん」、「からだ」を「かだら」と言ってしまうことがある。和歌山が麻雀牌の生産量が1位であることを理由にやん菜に麻雀勝負を挑むが、惨敗するほど弱い。字が綺麗で、和歌山県の小中学生が強制参加させられる競書会で賞を取った過去がある。
- 文化祭のエピソードでは顔出しこそしていないが登場しており、さらにやん菜が雑誌のコンペで応募したエピソードでは本格的に顔出しで登場。再会したやん菜と写真を撮り、モデルにならないか?と誘うが断られ、やん菜の気持ちを尊重して帰っていった。
- 飛倉 夏耶(とびくら かや)
- 9月に1年C組に転校してきた、長野県出身の生徒。名字の由来は長野弁でかけっこという意味の「とびっくら」、名前は確認するときの「〜ですか?」の意味の「〜かや?」から。長野県の文化である昆虫食で食されるイナゴのシルエットを彷彿させる2本のアホ毛と4つの三つ編みがあるロングヘアに花火が描かれた温泉手ぬぐい、リンゴのような目におやきを模したカバンを肩から下げている。眼鏡とギザギザの歯が特徴。
- 長野県がかつて教育県と呼ばれていたことから自らを「信州が生んだ頭脳」と自称しているが、実際はとんでもなく頭が悪く、初登場時は補習を3日連続で受けていたほか、「ペンは剣より強し」や「手塩にかける」などのことわざや「座学」の意味を勘違いしていたり[注 2]、授業中にノートをとらずに付箋へ余計なメモをしていたり、作った新聞に誤字があっても印刷ミスとしか認識しなかったりと、おバカぶりをみせる。
- 山岳地帯で生まれたからか方向感覚への自信が強いが、校外学習で東山動植物園に行った際は過信からか迷子になってしまったり、レースゲームでも道を外れてコースアウトしてしまうなど方向音痴の気がある。
- 所属は新聞同好会(夏耶1名のみ)。夏耶の転校後、部室として割り当てられた部屋が写真部に流用されたことを理由に写真部に対抗心を抱いており、界斗達部員と様々な勝負をするも、おバカさが災いしてほとんど負けている。
- 本作の女性キャラでは珍しく女性語を話している他、長野の方言で「とても〜」を意味する「めた〜」を多用しており、「めたムカつく」「めた屈辱」など、感情が昂った時に用いている。
- 半島 知子(なかしま ちかこ)
- 知多半島出身の生徒。名古屋弁と三河弁のハイブリッドである知多弁を話せるが、最中は名古屋弁がきつすぎて、半分何を言っているのか分からなかった。
- 学校のトイレが知多に本社を置いていたINAXブランドであることを主張したり、騒動となった「南セントレア市構想」の話題になると表情を曇らせるなど地元知多への情熱が強い。
- 「チーターイーツ」と称して田金高校内での便利屋を営んでおり、知多では様々な産業が盛んなことから「あらゆる事業のスペシャリスト」を自称しトイレの清掃から溶接・発電・「知多娘。」のライブパフォーマンスに至るまで何でもこなすことができる。労働の対価としてえびせんを受け取っていて、えびせんべいの里のことを実質日銀だと発言している。夏耶にえびせんで買収され新聞部に入部した。
- その他にも学校内でキッチンカーを運営するなど商売っ気が強い。
- 後述の渥子とは双子の姉妹で、両親の都合で離れて暮らしている。
校外の人物
- 一天前 紫春(いてまえ しはる)
- 声 - 黒木ほの香[19][7]
- 10月10日生まれ。B型。大阪府出身。一人っ子。名字の由来は大阪弁で「やってしまえ」を意味する「いてまえ」から。名前は「〜される」を意味する「〜しはる」から。誕生日は「お好み焼の日」から。
- 最中の従妹の14歳の中学生。得意科目は図工。苦手科目は書写。
- 出身である大阪の訛りで喋り、上半分が茶色で下半分がクリーム色のたこ焼き風の黒目[注 3]にカニのカバンを背負い、口につまようじを咥えている。最中を「もなねー」と呼び、自分の家来だと言い張っている。
- お金を払う際には値切り交渉、ソースは複数種類所持、アイスと言えば「551」「北極アイス」を例に出し、「海遊館は全宇宙が誇る水族館」と発言するなど徹底した大阪人である。お笑いも好きでやん菜のツッコミに対し「スベらんなぁ〜」と返したり、関西を中心に放送されているテレビ番組である『探偵!ナイトスクープ』のロケが来ていると言われた時はダッシュで確認しに行ったりと抜け目がない。
- 大阪生まれなこともあり、笑いにうるさいが実は自身はアドリブに弱く急に振られると対応できない。東京のシュール系芸人が好きで、わざわざ界斗たちの通う田金高校の文化祭に見に来るほどである。
- 輿安 七帆(こしやす ななほ)
- 声 - 伊藤彩沙[19][7]
- 一天前の友達の中学生。4月16日生まれ。A型。京都府出身。弟が一人いる。
- 得意科目は社会。苦手科目は音楽。
- 名字の由来は京言葉で「いらっしゃいませ」を意味する「おこしやす」から。名前は「それじゃあね」を意味する「ほなな」から。誕生日は金閣寺が建立した日から[20]。
- 生八つ橋風の髪飾りをしていて、出身である京都の訛りで喋る。紫春を下に見る節があり、紫春を「うちの子」と称するなど半保護者的立場である。京都特有の「いけずの文化」に伴い遠回しに嫌味を言いがちであるが、本人はあまり自覚していない。
- 京都生まれのせいで薄味が好きだと思われているが、実は京都発祥の「天下一品」やフライドポテトなどの味の濃いジャンクフードが大好きで湯葉に対しては「味がしない」と発言している。界斗たちの通う高校の文化祭においてもラーメンの大食い大会で優勝するなど痩せの大食いである。
- なお、原作では茶色い瞳だが、アニメでは臙脂色の瞳をしている。
- 土辺 世瑠蘭(どべ せるら)
- 声 - 長縄まりあ[21]
- 最中たちの高校の体験入学に現れた中学生。9月1日生まれ。B型。愛知県一宮市出身。一人っ子。
- 得意科目は英語。苦手科目は歴史。
- 名字の由来は尾張弁で「最下位・ビリ」を意味する「ドベ」から。名前は「〜していらっしゃる」を意味する「〜してらっせる」から。誕生日は一宮市が誕生した日から。
- 一宮市のキャラクター「いちみん」風の髪型・リボンをしている。東京に対して強い憧れを抱いており、東京出身の界斗を「界斗兄さま」と呼ぶ・最中を「O-758ウイルスに罹患して名古屋が好きになっている」と認識するなど、東京への友好度と名古屋への敵対心が強い。一方で東京の知識は薄く、喋る言葉も本人こそ標準語と思っているものの訛りを隠せていない。
- 流行り言葉を独自に作る癖があり、「無理暮らしのアリエンティ」「いきたいステーキ」「当然前世」など、ありそうでない造語を時折使う。特に多い口癖は「エモい」を作り替えた「エヴォ」「ノンエヴォ」。
- 東京に憧れているものの知識は聞きかじったり想像したものが多く、「八王子には貴族が住んでいる」と発言するなど大胆な勘違いも多い。
- 紫春のことを名古屋を嫌う仲間と認識していて、「ブラザー」と呼んでいる。
- 本作のアンソロジーコミックとして出版された『方言少女かんさつにっきアンソロジーコミック』において、作者の安藤が寄稿した作品の主人公でもある。
- 辻 優秀(つじ まさひで)
- 声 - 間島淳司[21]
- 土辺家に仕えている執事。世瑠蘭のことを「お嬢様」と呼び世話をしているが、世瑠蘭が東京に憧れる発言をした際に現実を突きつけるなど正直な発言も多い。時給が安いらしい。
- 世瑠蘭ママ
- 声 - 小山茉美
- フルネームは不明。一宮市章のような髪型をしている。決して悪人ではないものの、理由は不明だが東京を危ない所と思い込んでおり、一人娘である世瑠蘭が東京の高校に行きたがっていることを嫌がっている。
- 体育祭で界斗を「娘に悪影響を及ぼす人物」と勘違いし、生徒会に監視を命じる。
- 優秀が界斗を世瑠蘭の家庭教師に招いた際は、相変わらず界斗を悪人と勘違いして難色を示しており、更には娘に卑猥なことを教えていると聞き間違えて(東京嫌いのあまり、全てそう聞こえる)気絶してしまったが、世瑠蘭の成績が上がったことで不完全ながら誤解が解け、監視を解除した。
- 舞衣の兄
- フルネームは不明。現在は東京に住んでいる。
- 八十亀 彩美(やとがめ あやみ)
- 最中の母。最中ほどは訛っておらず、娘の話す名古屋弁に対し「この子、私より訛っとんのよ」と言っているが自身も少し訛っている。
- 最中の祖母
- 最中と紫春の祖母。現在は東京に暮らしており、オープンカーを乗り回したり、高価な家電を家にたくさん置いたりと、名古屋にいた頃とすっかり変わってしまっていたが、これは「若者はこういうのが好き」という思い込みと、最中に嫌われたくない一心でやっていたことであり、最中のことは心から愛していた。
- つまり、悪気が無かったとはいえ、彼女こそが最中が東京を嫌いになった全ての元凶であった。最後は界斗たちにより最中と和解し、名古屋に帰ることとなった。
- 只草 弥緒音(ただくさ やおね)
- 舞衣の母。本編ではなく、単行本の書き下ろし漫画に登場。
- 笹津 杏菜(ささつ あんな)
- やん菜の母。こちらも単行本の書き下ろし漫画に登場。
生徒会
- 東風樫 湘(こちかし しょう)
- 声 - 上坂すみれ[22]
- 高校二年生。AB型。神奈川県出身。
- 最中たちの通う高校の生徒会長。得意科目は家庭科。苦手科目は保健。妹が二人いる。
- 第34話より登場。横須賀海軍風の帽子を被っている。町田を「ほぼ神奈川」と扱われたり「鳩サブレー」を「鳩サブレ」と呼ばれると激昂したりと地元神奈川への誇りが強い。最中と「第三都市」は名古屋と横浜のどちらであるかと言い争いになるが、根っこが同じ地元愛の強すぎる似た者同士であるためなんだかんだで気が合う関係である。写真部が廃部の危機に陥った際、怠惰な行動に厳しく目を光らせる一方で、アドバイスや注意喚起をしたりと面倒見がよく人情に熱い一面も持つ。他の生徒会役員の青那寺や朝霞にナメられていて指示を出しても渋られることが多々あり、そのたびに保護者のような口調で叱りつけている。
- 1年生の時は髪を下ろしていて、生徒会総選挙の公開演説をしていた生徒に感銘を受けていた。
- 青那寺 恵(あおなじ けい)
- 声 - 徳井青空[22]
- 高校二年生。O型。千葉県出身。
- 生徒会副会長。得意科目は生物。苦手科目は情報。兄が一人いる。
- 夢の国の住人のような大きな内巻きカールに小さい王冠を身に着けている。「東京ディズニーランド」や「東京ドイツ村」など千葉県が東京の名を冠する施設を持つことを指摘されるが「千葉はワールドワイドだから」「わかりやすくしてるだけ」とあまり気に留めていない。湘に生徒会総選挙で負けた過去があり、隙あらば会長の座を奪おうと目論んでおり、生徒会での役職を自己紹介する際に、副会長の副の部分だけを周囲に聞き取れないように小さく発音(漫画では副の字を小さく)している。やん菜を「笹っちゃん」、最中を「もなちゃん」と呼んだりと距離を詰めるのが早い。やん菜とは1年生のころ同じクラスで、千葉では伊勢海老が多く獲れることや忍者道場があることを挙げ、やん菜と仲良くしたがっている。やん菜の恥ずかしい過去を知っているらしい。
- 1年生の時はショートカットで、やん菜の長く下ろした髪に憧れていた。
- 朝霞 きぃな(あさか きぃな)
- 声 - 倉知玲鳳[22]
- 高校二年生。A型。埼玉県出身。
- 生徒会会計。得意科目は数学・音楽。苦手科目は国語。姉と弟が一人ずついる。
- 埼玉古墳群のようなお団子ヘアに深谷ねぎのようなリボンと、「彩」の文字を模った髪留めを左右に着けている。埼玉紅さそり隊のようなバッテンマスクをしている。地元埼玉にとにかく自信がなく、「『ださいたま』と呼ばれてる」「一番いい所は東京に近いところ」と自ら発言するなどかなり悲観的である。基本的に声が小さく消極的だが湘に対してだけは「会長のアホ」と発言して毛嫌いするなど時折過激な一面を見せる。岐阜の多治見と埼玉の熊谷が夏季に最高気温を記録したり、海が無いことや他県に飲み込まれがちなことに対して舞衣に一瞬シンパシーを感じたが、胸の大きさが負けていることを知り逆上した。埼玉の銘菓十万石まんじゅうを持ち歩いている。
- 1年生の時はお団子ではない二つ結びで、パーカーは着ておらずバッテンマスクではなく普通のマスクをしていた。
その他の生徒
- 鏡池(かがみいけ)
- 眼鏡を掛けた界斗の友人。
- 天満(てんま)
- 恰幅のいい界斗の友人。
- 緑(みどり)
- ツインテールの繁華の友人。
教師
- レッチリ先生/八代 和治(やしろ かずはる)
- 声 - 稲田徹[19]
- 界斗・やん菜のクラスの担任。通称はアニメ2期で、本名はコミックス11巻で初登場[19]。恰幅が良くジャージを着ていて、頭に国旗が刺さっている。国旗は色んな種類がある。陣を写真部に無理やり入部させた。
- リカちゃん先生/物見 理花(ものみ りか)
- 声 - 寺田晴名
- 最中・舞衣・繁華のクラスの担任。通称はアニメ2期で、本名はコミックス11巻で初登場。白衣に化学記号を模した六角形の眼鏡を掛けている。同じ女性教諭として初内と話したり行動を共にすることが多い。
- クック先生/鳳明先生(ほうめいせんせい)
- 声 - 樋浦勉
- 調理実習の際に登場。東京都出身。通称はアニメ3期で、本名はコミックス11巻で初登場。語気が強い。
- 田金高校の学食の監修も行なっており、名古屋人の濃い味嗜好に悩まされた際には学生の健康を案じて醤油の使用を禁止したりと生徒想いである。
番外編のキャラクター
- 雀田来 鈴(じゃんだら りん)
- 声 - 松井恵理子[19][7]
- コミックスカバー裏に登場する女子高生。穂種高校(ほだねこうこう)生徒会会長。第45話からは本編にも登場。愛知県三河地方出身。1月31日生まれ[23]。通称「じゃんだら先輩」。
- 名字と名前の由来は西三河弁で「〜だよ」「〜でしょ」「〜しなさい」を意味する「〜じゃん」「〜だら」「〜りん」から。誕生日は三河出身の武将である徳川家康の誕生日から[24]。
- 三河の名産であるアサリの髪飾りに、メガネをかけている。三河出身の芸人が見た目のモデルである。出身である三河地区(主に西三河)の訛りがある。三河がことあるごとに名古屋と混同されることを腹立たしく思っている。
- 普段は「〜なんだよ」「〜だい?」と独特の口調で喋る。表情はあまり変わらないが、笑ったり怒ったりするときは少し崩れる。鉄平のことを「鉄平くん」と呼んでいる。
- 三河地区の会社である杉本屋製菓の「まけんグミ」をお守りと称して持ち歩いていたり、「八丁味噌」が三河地区の岡崎市のものであることを強く主張したりと地元アピールも欠かさないが、「ヤマサちくわ」が三河地区である豊橋市の会社であることに気づいていなかったりと疎い場面もある。
- 生徒会の会長を務めており、界斗たちの通う高校に調査に赴くなど仕事熱心である。負けず嫌いな面があり、最中に三河を軽んじられた時などは食って掛かっている。紫春のイマイチな発言で笑いが止まらなくなったりと笑いのツボが浅い。
- 元々は作者の安藤がエイプリルフールの企画として作成したキャラクターであり、単行本化の際にカバー裏のキャラクターとして採用された。
- 原口 鉄平(はらぐち てっぺい)
- 声 - 赤羽根健治[19][7]
- 千葉県出身。1月11日生まれ[25]。
- コミックスカバー裏に登場する男子高生。第45話からは本編にも登場。穂種高校生徒会する鈴の後輩で語尾に「〜っす」と付けて喋る。名字の「原口」は作中に登場せず、設定として決められているのみ[12]。
- 鈴を遊びに誘ったりと、鈴に対し気があるような場面がある。たびたび鈴に外出に誘われるが大体が生徒会の仕事のため、一喜一憂している。
- 界斗とは陸上部の関東大会で知り合って以来の友人で、田金高校の文化祭で再会を果たした。原作1話では界斗のSNSアカウントにリプライを送るシーンがあるが、(界斗と同様に)実際のTwitter上にアカウントが作成されている[12]。
- 半島 渥子(なかしま あつこ)
- コミックスカバー裏に登場する女子高生。9巻より登場。穂種高校生徒会書記。前述の知子の双子の姉。
その他のキャラクター
以下の4名は原作とアニメ第2期最終話で日本の第三都市の座は名古屋だと豪語する最中の夢の中に現れ、それぞれ自分の街が日本の第三都市であると主張する。アニメ第3期最終話で現実の世界に現れ、アニメオリジナルキャラクターの福岡女子と共に「TGC5」(Third Greatest Cities 5)を結成し、サンビーチ日光川でのライブで観客とのラップバトルを持ち掛け、そこに名乗り出た最中とラップバトルを展開し、打ち負かされる。 原作最終巻にも、豊音がアニメから逆輸入されたことで、1コマだけ登場した。
- 札幌女子/岳室 愛(たけしつ まな)
- 声 - 五十嵐裕美
- 白い恋人のパッケージのようなマフラーと、五稜星のような星型の瞳孔をしている。北海道弁の訛りで喋る。
- 神戸女子/荒込 透流(あらこみ とおる)
- 声 - 愛美
- 明石焼きのようなシニヨンに神戸ポートタワーと神戸海洋博物館のような髪留めをしている。神戸弁の訛りで喋る。
- 仙台女子/火羽 夜美(かばね やみ)
- 声 - 佐藤聡美
- 伊達政宗の兜のようなおかっぱ頭をしていて、三日月の髪飾りと眼帯をしている。仙台弁の訛りで喋る。
- 広島女子/淵 ちよる(ぶち)
- 声 - 成海瑠奈[26]
- 広島東洋カープの応援グッズにもみじ饅頭のような髪型をしている。広島弁の訛りで喋る。
- 福岡女子/難橋 豊音(なんばし とよね)[27]
- 声 - 田村ゆかり
- アニメオリジナルキャラクター。第2期・第3期最終話に登場。キャラクターデザインは原作者の安藤による描き下ろし。第2期では上記4都市の女子から日本の第三都市の座を死守して喜ぶ最中の前に現れ、名古屋よりも勝っているものの例を挙げ、最中を翻弄していく。第3期では上記4都市の女子よりも激しい最中とのラップバトルを繰り広げた。
- 博多ラーメン風の髪型とどんぶりを模したヘッドフォンを着けていて、服装は博多どんたく風の法被を着ている。博多弁の訛りで喋る。
- 原作の最終巻にも、アニメから逆輸入されて1コマだけ登場。
- 味噌神(みそがみ)
- 声 - 梅津秀行
- アニメオリジナルキャラクター。第2期で上記の福岡女子と最中の対決の場面に現れ、劣勢になる最中を奮い立たせる。
- 漫画の中で描かれる原作者の安藤の色を茶色にして、背中にしゃもじを差している。最中と同じく名古屋弁の訛りで喋る。
- 虎山 茶々(とらやま ちゃちゃ)
- 声 - 花橋星香
- アニメ4期放送終了後の特番オリジナルキャラクター。ニュースキャスターとして最新情報(DVD発売・イベント告知)を伝える。
- ツシマヤマネコのような模様が入った髪の毛とスーツがトレードマーク。長崎弁で喋る。
注釈
- ^ 県立高校の場合、他県からの入学は愛知県の規定で入学日までに保護者と共に県内へ転居することが条件となるが、一家で引っ越してきた界斗と繁華はともかく、作中では岐阜県出身の舞衣と三重県出身のやん菜を含めた他県出身者が愛知県内に居住もしくは越境通学であるかについては触れられていない。
- ^ 夏耶本人は座学を「座ることそのもの」、手塩にかけるを「塩分を与える」と思い込んでいた。
- ^ 原作では瞳孔が描かれていないが、アニメでは瞳孔が描かれている。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 商品CMでなく会社CM。
- ^ 30秒バージョンしか存在しないため、一迅社のCM枠をカットして放送。
- ^ a b c 商品CMでなく施設CM。
- ^ TOKYO MXではACジャパン「にゃんぱく宣言」に差し替え。
- ^ 一迅社による視聴御礼CMが拡張され流された。
- ^ テレビ愛知では一迅社のCM・ローカルCM共に放送無し。
- ^ ミニコーナーではなく、本編の一部として放送
- ^ ミニコーナーではなく、本編の一部として放送
- ^ 19時台の番組が2時間放送の場合は20:49 - 20:54で放送
出典
- ^ “八十亀ちゃんかんさつにっき (1)”. 一迅社 (2016年11月26日). 2019年7月30日閲覧。
- ^ “八十亀ちゃんかんさつにっき (2)”. 一迅社 (2017年5月27日). 2019年7月30日閲覧。
- ^ “八十亀ちゃんかんさつにっき (3)”. 一迅社 (2017年11月27日). 2019年7月30日閲覧。
- ^ “八十亀ちゃんかんさつにっき (4)”. 一迅社 (2018年5月26日). 2019年7月30日閲覧。
- ^ “八十亀ちゃんかんさつにっき (4) 特装版”. 一迅社 (2018年5月26日). 2019年7月30日閲覧。
- ^ “八十亀ちゃんかんさつにっき (5)”. 一迅社 (2018年11月27日). 2019年7月30日閲覧。
- ^ “八十亀ちゃんかんさつにっき (5) 特装版”. 一迅社 (2018年11月27日). 2019年7月30日閲覧。
- ^ “八十亀ちゃんかんさつにっき (6)”. 一迅社 (2019年5月27日). 2019年7月30日閲覧。
- ^ “八十亀ちゃんかんさつにっき (6) 特装版”. 一迅社 (2019年5月27日). 2019年7月30日閲覧。
- ^ “八十亀ちゃんかんさつにっき (7)”. 一迅社 (2019年11月27日). 2019年12月2日閲覧。
- ^ “八十亀ちゃんかんさつにっき (7) 特装版”. 一迅社 (2019年11月27日). 2019年12月2日閲覧。
- ^ “八十亀ちゃんかんさつにっき (8)”. 一迅社. 2020年3月27日閲覧。
- ^ “八十亀ちゃんかんさつにっき (8) 特装版”. 一迅社. 2020年3月27日閲覧。
- ^ “八十亀ちゃんかんさつにっき (9)”. 一迅社. 2020年10月27日閲覧。
- ^ “八十亀ちゃんかんさつにっき (9) 特装版”. 一迅社. 2020年10月27日閲覧。
- ^ “八十亀ちゃんかんさつにっき (10)”. 一迅社. 2021年5月27日閲覧。
- ^ “八十亀ちゃんかんさつにっき (10) 特装版”. 一迅社. 2021年5月27日閲覧。
- ^ “八十亀ちゃんかんさつにっき (11)”. 一迅社. 2021年5月27日閲覧。
- ^ “八十亀ちゃんかんさつにっき (12)”. 一迅社. 2022年4月29日閲覧。
- ^ “八十亀ちゃんかんさつにっき (13)”. 一迅社. 2022年12月27日閲覧。
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