サイエンス・フィクション
SF小説
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果しなき流れの果に 著:小松左京 第三章「事件の始まり」に登場。ケリンチ山頂(スマトラ バリサン山脈の高峰)と定点衛星をつなぐ電磁式エレベーター。 楽園の泉 著:アーサー・C・クラーク 軌道エレベータSFの代表的作品。架空の島タブロバニー(クラークの終の住処となったスリランカがモデル)を舞台に軌道エレベータ建造に挑む天才技術者の姿を描く。火星におけるテラフォーミングのための建設や、「宇宙のネックレス」構想にも言及されている。 3001年終局への旅 著:アーサー・C・クラーク 地球に軌道エレベータとオービタルリングが建設され、多くの人が生活の場としている。エレベーターの材料にはダイアモンド、駆動方式に慣性駆動が使用されている。 星ぼしに架ける橋 著:チャールズ・シェフィールド 「ビーンストーク」(日本語で「豆の木」の意味)という名の宇宙エレベータの建造を描いた物語。「楽園の泉」と同時期に発表された作品であり、アイデアやプロットも似ているが、アメリカSF作家協会報への公開状(文庫版に収録)でクラークが書いているように、全く別個に発想された作品である。この中でクラークは自身の作品とは異なる、少々乱暴なエレベータの地球への固定方法については「身の毛もよだつ」と評している。 轍の先にあるもの 著:野尻抱介(『沈黙のフライバイ』収録) 軌道エレベータ建造による社会の変化を、冒頭で無人探査機の小惑星着陸に心躍らせていたSF作家の「私」が、数十年後には自分の足で小惑星に降り立つという形で描いている。登場する軌道エレベータは、ブラッドリー・エドワーズらが研究しているものに近い。 マザーズ・タワー 著:吉田親司 リング状構造物と極薄のカーボンナノチューブを併用し、ごく短期間で地球低軌道に軌道エレベータを建造しようとする4人組の活躍を描く。完成した軌道エレベータは軌道リングシステムの応用型。 南極点のピアピア動画 著:野尻抱介 カーボンナノチューブを吐き出す蜘蛛を利用して、ごく短時間に軌道エレベータを建設するエピソードがある。 三体II:黒暗森林・三体III:死神永生 著:劉慈欣 『黒暗森林』では、軌道エレベーターのアンカーとして建設された黄河宇宙ステーションで、章北海が化学ロケットの開発者を暗殺するエピソードがある。 『死神永生』では、程心が軌道エレベーターを利用して雲天明に会いに行くエピソードがある。 銀環計画 著:田中芳樹 地球温暖化に伴う海面上昇を抑えるために、軌道エレベータを建設、海水を軌道上に噴射しようとする短編小説。 妙なる技の乙女たち 著:小川一水 軌道エレベータができた島で働く女性を描いた連作短編集。 ウロボロスの波動 著:林譲治 太陽系の近くに発見されたブラックホールから人工降着円盤を作りエネルギーを取り出すプロジェクトAADDは、そのまま地球圏と異質な社会を構築するようになった。地球とAADDの摩擦を描く連作短編集の中に、マスドライバーによって軌道エレベータにテロを試みるものがある。 ザ・ジャグル 著:榊一郎 大戦後、軌道エレベータのアースポート「永久平和都市」オフィーリアの平和を守る秘密特殊部隊の活躍を描く作品。 星界の紋章 著:森岡浩之 「アーヴによる人類帝国」では有人惑星の価値を高めるための惑星開発の一環として軌道塔の建設が行われ、領主の館や星界軍の施設が付随する。ほとんどの領民にとっては星間移民のため一生に一度利用するかしないかである。 サイレントメビウス 天下る軌道 著:重馬敬、麻宮騎亜 東京に軌道エレベーター「スパイラス」が建造される。
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SF小説
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1965年(昭和40年)に、ユーモラスなキャラクターに、科学的に緻密な異世界を設定した作品『高速道路』(のちに『ハイウェイ惑星』と改題)を同人誌『宇宙塵』に掲載後、『SFマガジン』に転載されSF作家としてデビュー。以降、厳密な科学的設定に基づいたSF作品を発表しており、日本SF界有数のハードSFの書き手のひとりと評価されている。科学に強いSF作家を求めていた、当時の『SFマガジン』編集長の福島正実は、石原の出現を大変に喜んだという。なお、この作品は同一登場人物で、様々な惑星を訪問する続編が書かれてシリーズ化されて「惑星シリーズ」と呼ばれ、石原の代表作となった。 非シリーズ作品としては、情報化社会を予見した長編『コンピュータが死んだ日』(1976年)や、応用数学的世界を旅する宇宙船を描いた異色の連作短編集『宇宙船オロモルフ号の冒険』(1982年)などがある。 また、「宇宙を舞台にしたSF」が、実際の恒星間の位置関係と無関係に描かれていることに気づき、「太陽を中心とする半径30光年(のち50光年)以内の宇宙空間」を「光世紀世界」と名づけて、その空間の情報を「SF作家のパブリック・ドメイン」として提供。自身もその世界を舞台とした作品を発表した。 一方、科学解説書も多数発表。1968年には小松左京の提唱により、大宮信光・柴野拓美らと「SFファン科学勉強会」を結成。また、1979年(昭和54年)に「ハードSF研究所」を創設し、ハードSFの研究・普及活動を行った。2021年2月には205号を発行し、柴野拓美が主宰していた「科学創作クラブ」の〈宇宙塵〉の最終号204号を超えた。2022年現在も、「ハードSF研究所」の公報を発行し続けている。日本で一番多くおそらく世界でも一番多く刊行されたSFファンジンとなっている。 SFの書誌研究についても第一人者で、自宅には約10万冊のSF関連書籍を保有し、『SF図書解説総目録』等を発表している。また、2012年現在は、SFファンジンの電子化保存作業を行っている。 2013年、他のベテラン作家とともに、日本SF作家クラブの名誉会員となる。
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SF小説
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「惑星」シリーズ『ハイウェイ惑星』早川書房〈ハヤカワ・SF・シリーズ〉、1967年12月。「ハイウェイ惑星」「安定惑星」「空洞惑星」「バイナリー惑星」「高い音低い音」「夢見る宇宙人」「天使の星」収録『ハイウェイ惑星』早川書房〈ハヤカワ文庫 JA〉、1975年4月。「ハイウェイ惑星」「安定惑星」「空洞惑星」「バイナリー惑星」「イリュージョン惑星」収録 『ストラルドブラグ惑星』早川書房〈ハヤカワ文庫 JA〉、1975年12月。「システム化惑星」「コンピューター惑星」「エラスティック惑星」「ストラルドブラグ惑星」「パラサイト惑星」「愛情惑星」収録 『ブラックホール惑星』早川書房〈ハヤカワ文庫 JA〉、1979年1月。「ブラックホール惑星」「ホワイトホール惑星」「情報惑星」収録 『タイムマシン惑星』早川書房〈ハヤカワ文庫 JA〉、1981年10月。「タイムマシン惑星」収録 『アンテナ惑星』早川書房〈ハヤカワ文庫 JA〉、1982年3月。「海神惑星」「ホイール惑星」「アンテナ惑星」収録 『ヒノシオ号の冒険 惑星シリーズ・ベストコレクション』徳間書店〈徳間文庫〉、1982年7月。.mw-parser-output cite.citation{font-style:inherit}.mw-parser-output .citation q{quotes:"\"""\"""'""'"}.mw-parser-output .id-lock-free a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-free a{background:linear-gradient(transparent,transparent),url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/65/Lock-green.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-limited a,.mw-parser-output .id-lock-registration a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-limited a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-registration a{background:linear-gradient(transparent,transparent),url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/d/d6/Lock-gray-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-subscription a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-subscription a{background:linear-gradient(transparent,transparent),url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/a/aa/Lock-red-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-subscription,.mw-parser-output .cs1-registration{color:#555}.mw-parser-output .cs1-subscription span,.mw-parser-output .cs1-registration span{border-bottom:1px dotted;cursor:help}.mw-parser-output .cs1-ws-icon a{background:linear-gradient(transparent,transparent),url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/4c/Wikisource-logo.svg")right 0.1em center/12px no-repeat}.mw-parser-output code.cs1-code{color:inherit;background:inherit;border:none;padding:inherit}.mw-parser-output .cs1-hidden-error{display:none;font-size:100%}.mw-parser-output .cs1-visible-error{font-size:100%}.mw-parser-output .cs1-maint{display:none;color:#33aa33;margin-left:0.3em}.mw-parser-output .cs1-format{font-size:95%}.mw-parser-output .cs1-kern-left,.mw-parser-output .cs1-kern-wl-left{padding-left:0.2em}.mw-parser-output .cs1-kern-right,.mw-parser-output .cs1-kern-wl-right{padding-right:0.2em}.mw-parser-output .citation .mw-selflink{font-weight:inherit}ISBN 4-19-577328-8。「空洞惑星」「バイナリー惑星」「イリュージョン惑星」「システム化惑星」「エラスティック惑星」「パラサイト惑星」「愛情惑星」 『ハイウェイ惑星 惑星調査艇ヒノシオ号の冒険』徳間書店〈徳間デュアル文庫〉、2001年2月。ISBN 4-19-905036-1。「ハイウェイ惑星」「安定惑星」「空洞惑星」「バイナリー惑星」「ブラックホール惑星」 『画像文明』早川書房〈ハヤカワ・SF・シリーズ〉、1968年12月。「解けない方程式」「画像文明」「イリュージョン惑星」「愛情惑星」「パラサイト惑星」「銀河を呼ぶ声」を収録『画像文明』早川書房〈ハヤカワ文庫〉、1976年3月。「高い音低い音」「夢見る宇宙人」「天使の星」「解けない方程式」「画像文明」「銀河を呼ぶ声」 『生きている海』早川書房〈ハヤカワ・SF・シリーズ〉、1970年12月。『生きている海』早川書房〈ハヤカワ文庫 JA〉、1977年2月。「生きている海」「時間と空間の涯」「地球の子ら」「書物未来」「読書の習慣」「なべてどの世も不安定」「先駆者の述懐」「助かった三人」「宇宙の歴史」「未来の大発明」「トイレット惑星」「人類の進化」「タンポポ・ハウス」「時間の輪」「情報エリート」「セックス電話時代」「テレビ教育時代」 『新電気未来物語』栄光出版社、1971年8月。 『コンピュータが死んだ日』光文社〈カッパ・ノベルス〉、1972年1月。『コンピュータが死んだ日』早川書房〈ハヤカワ文庫 JA〉、1976年11月。 『コンピュータが死んだ日』徳間書店〈徳間文庫〉、1983年8月。ISBN 4-19-577508-6。 『銀河を呼ぶ声』徳間書店〈徳間文庫〉、1981年9月。「時間と空間の涯」「生きている海」「銀河を呼ぶ声」「解けない方程式」「夢見る宇宙人」「天使の星」収録 『ランダウの幻視星 光世紀パトロール・シリーズ』徳間書店、1981年12月。ISBN 4-19-122402-6。『光世紀パトロール』徳間書店〈徳間文庫〉、1986年3月。ISBN 4-19-578039-X。 『宇宙船オロモルフ号の冒険』早川書房、1982年4月。『宇宙船オロモルフ号の冒険』早川書房〈ハヤカワ文庫 JA〉、1984年8月。 『横須賀カタパルト』徳間書店、1982年7月。ISBN 4-19-122543-X。「サイズモ男」「ブーメランの円筒宇宙」「横須賀カタパルト」収録 『地球の子ら』徳間書店〈徳間文庫〉、1984年4月。ISBN 4-19-577631-7。「画像文明」「地球の子ら」「情報エリート」「セックス電話時代」「コンピュータ時代」「偽作「モンキー・レンチ」」「水色の月」「テレビ教育時代」 『海洋未来物語』1、SF資料研究会、1987年9月。 『海洋未来物語』2、SF資料研究会、1987年9月。 『石原藤夫全集 小説篇01』SF資料研究会、1997年4月。『石原藤夫全集 小説篇02』SF資料研究会、1997年4月。 『石原藤夫全集 論文篇01』SF資料研究会、1997年4月。『石原藤夫全集 論文篇02』SF資料研究会、1997年11月。 『石原藤夫全集 論文篇03』SF資料研究会、1997年11月。 『石原藤夫全集 論文篇04』SF資料研究会、1997年11月。
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SF小説(短編集)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 07:51 UTC 版)
「フィリップ・K・ディック」の記事における「SF小説(短編集)」の解説
原題 のないものは日本で編纂されたもの。 地図にない町(1976年、仁賀克雄編) 人間狩り(1982年・1991年・2006年、仁賀克雄編) パーキーパットの日々(ザ・ベスト・オブ・P・K・ディック I)The Best of Phillip K. Dick 二分冊の一巻(1977年)報酬(ハヤカワ文庫、1991年) 時間飛行士へのささやかな贈り物(サ・ベスト・オブ・P・K・ディック II)The Best of Phillip K. Dick 二分冊の二巻(1977年) 顔のない博物館(1983年、仁賀克雄編) 宇宙の操り人形(1984年・1992年、仁賀克雄編) ウォー・ゲーム(1985年・1992年、仁賀克雄編) ゴールデン・マン(ザ・ベスト・オブ・P・K・ディック III)The Golden Man 二分冊の一巻(1980年) まだ人間じゃない(ザ・ベスト・オブ・P・K・ディック IV)The Golden Man 二分冊の二巻(1980年) 悪夢機械(1987年、浅倉久志編) 模造記憶(1989年、浅倉久志編) ウォー・ベテラン(1992年、仁賀克雄編) 永久戦争(1993年、浅倉久志編) 少数報告(マイノリティ・リポート)(1999年) シビュラの目(2000年) 人間狩り (2006年、仁賀克雄編) 髑髏 (2009年、仁賀克雄) アジャストメント ディック短篇傑作選1(2011年、大森望編) トータル・リコール ディック短篇傑作選2(2012年、大森望編) 変数人間 ディック短篇傑作選3(2013年、大森望編) 変種第二号 ディック短篇傑作選4(2014年、大森望編) 小さな黒い箱 ディック短篇傑作選5(2014年、大森望編) 人間以前 ディック短篇傑作選6(2014年、大森望編)
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SF小説
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1999年 1956 光文社 江戸にいる私 - タイムスリップもの。 神曲崩壊 朝日新聞社、1987 のち朝日文庫、廣済堂文庫 - 語り手はダンテに連れられて、「飢餓の地獄」「過食の地獄」「愛欲の地獄」などをめぐる。 日本合衆国 2013 - 山田の没後に発見された未完成の作品。日本が47州の合衆国になる物語の構想。
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SF小説
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The British Barbarians (1895年)未来から来た時間旅行者の視点で、英国社会を風刺した小説。『英国の野蛮人』
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「SF小説」の例文・使い方・用例・文例
- 米国の作家(ロシア生まれ)で、SF小説で知られる(1920年−1992年)
- 米国のSF小説の作家(1920年生まれ)
- 米国のSF小説の作家(1907年−1988年)
- SF小説で最も有名な多作な英国の作家
- ニューサイエンスを扱うSF小説
- 暴力性を盛り込んだSF小説
- スペキュレイティブ・フィクションという,思索的なSF小説
- 思索的なSF小説
- この映画は,1898年にH・G・ウェルズによって書かれたSF小説に基づいている。
- このハリウッド映画は桜(さくら)坂(ざか)洋(ひろし)のSF小説「オール・ユー・ニード・イズ・キル」に基づいている。
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