那賀川
那賀川は、徳島県那賀郡の剣山にその源を発し、徳島、高知両県々界の山脈を東麓に沿って南下し、坂州木頭川、赤松川を合わせ、阿南市上大野において平野に出て紀伊水道に注ぐ、幹川流路延長125km、流域面積874km2の徳島県下では吉野川に次いで2番目に大きい河川です。 |
阿南市を流れる那賀川 |
河川概要 |
| ○拡大図 |
1.那賀川の歴史 |
"那賀川の水は、古くから農業、工業、発電に利用され、徳島県南部の社会・経済を支えています。昔は木材資源の運搬(筏流し)にも利用されていました。一方、日本有数の多雨地帯・急流河川であるため、度重なる洪水被害が発生しています。治水事業は、江戸時代の霞堤の建設に始まり、ガマン堰の建設、水はね岩等の水防方法の考案が特徴的です。" |
2.地域の中の那賀川 |
"那賀川の多様な河川空間は、上下流に分かれた各地域の特性を反映し、スポーツ・レクリェーションの場、イベント活動の場として幅広く利用されており、その豊かな自然環境と開放的な空間が地域住民の憩いとやすらぎの場となっています。" |
那賀川と地域とのつながり 1.緑と清流のふれあい空間 那賀川の多様な河川空間は、上下流に分かれた各地域の特性を反映した利用がなされており、その豊かな自然環境と開放的な空間が地域住民の憩いとやすらぎの場となっています。
那賀川の上流部は、アユやアメゴ等を対象とする釣人が多い他、水遊びや林間キャンプ場等の自然指向のレクリェーションの場となっています。また、古くから村に伝わる ロ)下流部の河川利用 那賀川下流部の高水敷は、公園緑地、運動場として地域住民のスポーツ・レクリェーションの場として幅広く利用されている他、各地域で様々なイベント活動が行われており、阿波の八郎祭り(那賀川町)、万代祭り(羽ノ浦町)、 2.アドプトネットワーク那賀川(清掃ボランティア活動)
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3.那賀川の自然環境 |
"山地が流域の約9割を占める那賀川は、高の瀬峡や鷲敷ラインなど自然景観に富んだ地形が今なお残っています。また、清らかな流れによる良好な水質と豊かな植生を背景に、オヤニラミやナカガワノギクなどの多様な動植物が生息・生育しています。" |
1.豊かな自然環境と厳しい降雨地帯 那賀川水系は、その源を徳島県那賀郡の こうした豊かな自然環境を育む那賀川ですが、年間総雨量3,200mmにも達する日本有数の多雨地帯であり、流域内の観測所では、1日の降雨量が日本で最大、1時間の降雨量では全国2位の記録をもっています。 2.上流部の自然環境
3.下流部の自然環境
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4.那賀川の主な災害 |
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(注:この情報は2008年2月現在のものです)
那賀川
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/05 23:26 UTC 版)
那賀川(なかがわ)は、徳島県を流れる那賀川水系の本流で、一級河川。幹川流路延長125kmと徳島県内で最も長い河川である。「最も良好な水質」として清流四国一(四国地方整備局2006年河川水質調査)に選ばれた。
- ^ “日本の川 - 中国 - 那賀川 - 国土交通省水管理・国土保全局”. www.mlit.go.jp. 2019年9月7日閲覧。
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