カヌーとは? わかりやすく解説

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canoe

別表記:カヌー

「canoe」の意味・「canoe」とは

「canoe」は、一般的には一人または二人で漕ぐことができる、軽量細長い形状小型の船を指す。この形状水面を滑るように進むことを可能にし、また、その軽さ運搬保管容易にする。また、「canoe」は、特定の文化地域用いられる特有の船を指すこともある。例えば、北米先住民族用いた伝統的なカヌーは、樹皮木材用いて作られ、彼らの生活や移動不可欠な道具であった

「canoe」の発音・読み方

「canoe」の発音は、IPA表記では/kəˈnuː/となる。IPAカタカナ読みでは「カヌー」となり、日本人発音するカタカナ英語では「カヌー」と読む。この単語発音によって意味や品詞が変わる単語ではない。

「canoe」の定義を英語で解説

「canoe」は、"A small, light, narrow boat, pointed at both ends and moved using a paddle."と定義される。つまり、両端尖っており、パドル使って進む小型軽量な細長い船のことを指す。また、特定の地域文化においては、特有の形状や材質の船を指すこともある。

「canoe」の類語

「canoe」の類語としては、「kayak」がある。しかし、「kayak」は、一般に座席一つまたは二つあり、上部覆われている船を指す。また、kayak」は、主に北極地方イヌイット使用した船で、彼らの狩猟移動用いられた。

「canoe」に関連する用語・表現

「canoe」に関連する用語としては、「paddle」がある。これは、「canoe」を操作するための道具で、一方または両方の端に広い部分がついた棒である。「paddle」を水中差し込み前後に動かすことで、「canoe」は進行する

「canoe」の例文

1.語例文(日本語訳): We rented a canoe and paddled around the lake.(私たちはカヌーを借りて湖をパドル漕ぎ回った。)
2.英語例文(日本語訳): The canoe is made of birch bark.(そのカヌーは樹皮作られている。)
3.英語例文(日本語訳): He capsized the canoe by standing up in it.(彼はカヌーの中で立ち上がったためにカヌーを転覆させた。)
4.英語例文(日本語訳): The canoe glided smoothly across the water.(カヌーは水面を滑るように進んだ。)
5.英語例文(日本語訳): They loaded their gear into the canoe.(彼らは自分たちの装備をカヌーに積み込んだ。)
6.英語例文(日本語訳): The canoe was carried by the current.(カヌーは流れ乗って運ばれた。)
7.英語例文(日本語訳): The canoe is light enough to be carried by one person.(カヌーは一人運べるほど軽い。)
8.英語例文(日本語訳): They went on a canoe trip down the river.(彼らは川下りのカヌーツアーに出かけた。)
9.英語例文(日本語訳): The canoe was stuck in the reeds.(カヌーは葦の中に引っかかってしまった。)
10.英語例文(日本語訳): They paddled the canoe against the current.(彼らは流れ逆らってカヌーを漕いだ。)

カヌー【canoe】

読み方:かぬー

舵(かじ)や竜骨のない小舟。木の幹をくりぬいた丸木舟や、枠組獣皮樹皮張ったものなどがある。競技用のカヌーは後者原型

カヌーの画像

カヌー

作者ダグラス・ダン

収載図書ひそやか
出版社白水社
刊行年月1992.5
シリーズ名新しイギリス小説

収載図書ひそやか
出版社白水社
刊行年月1996.9
シリーズ名白水Uブックス


カヌー

概要と歴史

カヌーは、何千年もの昔から、人々移動手段として、また狩猟道具として発達してきた浮かべ小さな乗り物です。最も古いカヌーは6千年ほど前のユーフラテス川近くにあるシュメール人王墓から発見されています。

スポーツとしての近代カヌーは、19世紀イギリス芽生え1866年イギリステームズ川初めレースが行われました1924年国際カヌー連盟(I.C.F)が設立され第1回世界選手権大会1930年オリンピックの正式種目として採用されたのは1936年第11回ベルリン大会でした。

日本カヌー競技は、1940年開催予定されていた東京オリンピック準備のため、ベルリンからカヤック艇を持ち帰ったのが始まりです。1938年日本カヌー協会設立されましたが、第2次世界大戦激化に伴いその活動自然に消滅し東京オリンピックとともに幻と化しました

戦後国際カヌー連盟から離脱していた日本復帰認められ1960年に再び日本カヌー協会復活しました。1964年第18回オリンピック東京大会フラットウォーターレーシング静水面で行う)が正式競技として採用された事から、国内におけるカヌー競技普及強化両面大きく躍進したといえます

日本カヌー協会は、東京オリンピック開催後日本体育協会加盟し1980年社団法人日本カヌー連盟へと法人化されましたまた、1982年島根国民体育大会から正式競技として実施されています。


特徴と競技種目

カヌーの種類には、北方イヌイット(エスキモー)が狩をするために作った舟が原型といわれるカヤック(K)と、カナダ原住民が木をくり抜いて作った舟が原型といわれるカナディアン(C)あります

カヤックは、漕者が艇の進行方向向かって座りパドル両端にある水かきブレード)で左右交互にをかきながら艇を進め、舵(レーシングのみ)は足で操作して方向整えますカナディアンは、漕者が立膝姿勢で、片側ブレード付いたパドルで艇の片側だけをかきながら、同時に方向操作して進みます

ボートとカヌーの違いは、ボートではオールが艇に取り付けてあるのに対して、カヌーのパドル固定されていないことです。また、ボート後ろ向きに進みますが、カヌーは全て前向きに進みます

カヌー競技は、1972年ミュンヘンオリンピックに、河川激流で行うスラロームが種目に入ったこともあり、現在ではフラットウォータースラロームワイルドウォーターツーリングカヌーポロ、ドラゴンカヌーとカヌー全種目が急激に普及してます。もともとカヌーは、人類の歴史とともに人々の生活の中で親しまれて来たものであり、豊かな庶民的要素をもっていることから、特に欧米各国での普及目覚しく一般大衆スポーツとして盛んに行われてます。

日本でも近年、レクリエーションカヌーの領域までその裾野大きく広げ自然と調和したクリーンなスポーツとしてますます普及発展することが期待されています。



カヌー

 日本ではいろいろなタイプフネまとめてカヌーと呼んでいるが、CANOEというと、シングル・パトルで漕ぐフネだけをさす。これに対してダブル・パトルで漕ぐフネカヤックと呼ぶ。

カヌー

名前 Kanu

カヌー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/30 01:25 UTC 版)

カヌー(Canoe)とは、カリブに先住したアラワク族インディアンの言葉で、カリブ海周辺の小型舟艇の名称である。それから転じて、世界各地の伝統的な舟艇を指して使われる用法が一般化しているが、明確な定義は無い。なお、現代の英語において「カヌー」と呼ばれうる船舶は、地域により「カヌー」「カノア」「カノ」「ワカ」「ワア」「ヴァカ」など様々な名で呼ばれている。


  1. ^ 日本パラリンピック委員会は「カヌー」の名称を使用している。
  2. ^ カヌースプリント 日本カヌー連盟
  3. ^ 競技紹介 Canoe/カヌー”. 日本パラリンピック委員会. 2021年8月24日閲覧。



カヌー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 11:47 UTC 版)

フレンドシップ・ゲームズ」の記事における「カヌー」の解説

フレンドシップ・ゲームズにおけるカヌー競技英語版ホスト国の東ドイツソ連が、12種目のうちそれぞれ6種目金メダル獲得した

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カヌー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/08 09:42 UTC 版)

2020年東京オリンピックのセネガル選手団」の記事における「カヌー」の解説

以下の選手出場資格獲得している。 ジャン=ピエール・ブリス(男子スラロームカナディアンシングル)

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カヌー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/28 14:58 UTC 版)

タシュケント」の記事における「カヌー」の解説

カヌー競技カヤック一人乗り500mスプリント前世界王者オリンピック銅メダリストのミカエル・コルガノフ(英語版)もまたタシュケント出身である。

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カヌー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/18 21:51 UTC 版)

2020年東京オリンピックのウズベキスタン選手団」の記事における「カヌー」の解説

以下の選手出場資格獲得している。 ディルノザ・ラフマトワ(女子スプリントカナディアンシングル200m) ニルファル・ゾキロワ(女子スプリントカナディアンシングル200m) ディルノザ・ラフマトワ、ニルファル・ゾキロワ(女子スプリントカナディアンペア500m

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カヌー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/29 09:16 UTC 版)

佐藤秀明 (写真家)」の記事における「カヌー」の解説

1970年以降カヌーイスト野田知佑と共に世界中旅した日本中の川をカヌーで下りながら取材を行う。 海外取材オーストラリアニュージーランドタヒチギリシャ、トルコ カヌーで下った海外の川:ローヌ川(フランス・スイス)、ユーコン川(カナダ・アラスカ)、テスリン川(カナダ)、ノアタック川(アラスカ)、コバック川(アラスカ野田知佑愛犬ガクをカヌーに乗せて旅をしていた。ガクとのカヌー旅行記題材にした映画ガクの冒険』(1990年公開 監督椎名誠)では撮影監督務めた

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カヌー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/22 23:13 UTC 版)

2008年北京オリンピックのギリシャ選手団」の記事における「カヌー」の解説

男子で2名が延べ3種目に出場女子で1名が出場している。

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カヌー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/23 02:57 UTC 版)

2012年ロンドンオリンピックのロシア選手団」の記事における「カヌー」の解説

男子金メダル1個、銅メダル2個を獲得した

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カヌー

出典:『Wiktionary』 (2021/07/28 12:08 UTC 版)

名詞

カヌー

  1. 竜骨がなく、骨組み毛皮獣皮樹皮張った小舟、木の幹をくりぬいた丸木舟などの総称
  2. 1.模して作られ競技用のカヌーまたはそれを用いた競技

語源

翻訳

参照


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