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ローヌ川

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/09/15 12:40 UTC 版)

ローヌ川(Rhône)は、フランス4大河川の一つで、主としてフランス南部を流れて地中海に注ぐ唯一のであり、4大河川のうち唯一の男性名詞でもある。全長812kmのうち、フランス国内を流れるのは581kmである。フランスを流れる川としては長さ・流域面積とも屈指のものとなっている。

ローヌ(Rhône)の語源はラテン語ロダヌス川(flumen Rhodanus)であり、さらには古典ギリシア語ロダノス(ροδανός ;Rhodanos)に遡れるが、これはケルト語の河川名RotoあるいはRodoの音写と考えられている。

プロヴァンス地方の風物詩である北風「ミストラル」は、大西洋からフランス国土に流れ込みアルプス山脈にぶつかって方向を変え、この流域を地中海へ強烈に吹き降ろす。このとき、気温を10度近く下げ、歩くことも困難になるため、人々はひっそりとこの北風の怒りが収まるのを待つ。3の倍数日吹き続けるというこの季節風の対策として、プロヴァンスの古い家屋では北側に窓を設けないなどの工夫がされていた。

鉄道や飛行機が登場する前は、ローヌ川は物資の大動脈としてフランスの南北を結んでいた。例えば、ワインがギリシア人によって最初にマルセイユに持ち込まれると、カエサル率いるローマ軍の進軍とカトリック修道院の繁栄ともに北に西に運ばれ、ブルゴーニュボルドーといった名産地に伝播した。そのためこの流域には、プロヴァンス、コート・デュ・ローヌ、ブルゴーニュとワインの産地が連なっている。




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