最後の抵抗
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/04 14:22 UTC 版)
歩兵と共に取り残されたメルロは脱出や降伏ではなく、その場に留まり、抵抗することを選択した。デ・ベックの救援か、潰走した部隊が再編成して戦場に復帰するのを期待していたとされる。スペイン軍は強固な方陣を形成し、包囲するフランス軍に対し抵抗を試みた。アンギャン公はデ・ベックが9時ごろに現れると予想しており、降伏勧告が断られると迅速に攻撃を開始した。 フランス軍は砲、歩兵、騎兵によって複数回の攻撃を行うが、極めて優位な状況に立ちながら、スペイン軍の方陣を崩すことができなかった。「生きた人間からなる岩の要塞」と形容された方陣は、霰弾などによって多大な損害を出しながらも数時間に渡って抵抗を続けた。しかし、デ・ベックはついに現れず、スペイン軍の指揮官は包囲戦の際の守備隊と同じ条件(武装や軍旗を保ったまま解放される)で降伏した。
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