八景とは? わかりやすく解説

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はっ‐けい【八景】

読み方:はっけい

一国、一地方などで特にすぐれた8か所の景色中国瀟湘(しょうしょう)八景に始まる。日本では近江八景金沢八景南都八景日本新八景など。


八景

読み方:ハッケイ(hakkei)

ある地方八つ景勝地


八景

作者野元正

収載図書八景
出版社審美
刊行年月2004.12


八景

読み方:ハッケイ(hakkei)

所在 青森県三戸郡五戸町

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

八景

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/06 12:58 UTC 版)

八景(はっけい)とは、ある地域におけるつの優れた風を選ぶ、風景評価の様式[1]10世紀北宋で選ばれた瀟湘八景がモデルとなり、影響を受けた台湾朝鮮日本など東アジア各地で八景が選定されてきた[2]。なお八景以外にも、四景、十景、十二景などの例も見られる。


  1. ^ 漢字文化圏では、「八」を好字、聖数として尊重する。→8#その他 8 に関すること
  2. ^ 飛田範夫「大阪府下の八景の特性」『日本造園学会 全国大会 研究発表論文集 抄録』第65巻、日本造園学会、2002年、3頁、doi:10.14857/landscapeproc.65.0.3.0 
  3. ^ 山中冬彦「景からみた集落景観と亭 : 韓国安東素山里三亀亭とその八景」『日本建築学会計画系論文集』第69巻第586号、日本建築学会、2004年、193-200頁、doi:10.3130/aija.69.193_4ISSN 13404210CRID 1390282679762060544 
  4. ^ 上野訓, 鈴木信宏「江戸八景にみる移ろいとその構造 : 近江・金沢八景との比較を通して」『日本建築学会技術報告集』第3巻第4号、日本建築学会、1997年、98-102頁、doi:10.3130/aijt.3.98ISSN 13419463CRID 1390282680149548800 
  5. ^ 山中冬彦「集落の亭と景:韓国安東市素山里三亀亭と八景」(PDF)『岐阜女子大学紀要』第32号、岐阜女子大学、2003年、167-176頁、ISSN 02868644CRID 1520572357779700992 
  6. ^ 研究代表者:並木誠士「中近世絵画史における画題の形成と伝達・蓄積-狩野派を中心に-」『平成18-20年度文部科学省科学研究費補助金(基盤研究(C))研究成果報告書』課題番号:18520085、2009年。 
  7. ^ 田中誠雄, 金東必, 青木陽二「日本における八景の分布について」『ランドスケープ研究』第63巻第3号、日本造園学会、2000年1月、246-248頁、doi:10.5632/jila.63.246ISSN 13408984NAID 110004305041 
  8. ^ 社会環境システム研究領域『日本に伝わった景色の見方“八景”』 (PDF) 独立行政法人国立環境研究所 公開シンポジウム2001
  9. ^ (石田尾博夫、包清博之 2006)
  10. ^ 画中題字にたとえば「江戸近郊八景之内 羽根田落雁」のようにあり、一見、太字で示した部分が主題のようにも見えるので、このシリーズを「江戸近郊八景之内」と呼ぶことも多い。が、これもおかしな話なのであって、本来の題は「江戸近郊八景」である。「近江八景」も同様。
  11. ^ 西山松之助『江戸庶民の四季』<岩波セミナーブックス> 岩波書店 1993年、ISBN 4000042165 pp.149-167.


「八景」の続きの解説一覧

八景

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/04/13 03:19 UTC 版)

彦根八景」の記事における「八景」の解説

彦根八景における8つ風景四季いろどり 彦根城 (しきのいろどり ひこねじょう彦根城琵琶湖八景にも選定されている。関連項目井伊氏彦根藩小江戸家なみ 夢京橋 (こえどいえなみ ゆめきょうばし) 緑かおる 芹川けやき道 (みどりかおる せりがわけやきみち) うみ風渡る 荒神山うみかぜわたる こうじんやま) 多景島遥か 石寺並木たけしまはるか いしでらはまなみきさざ波立つ 千々松原さざなみたつ ちぢのまつばら関連項目松原水泳場 武士の佐和山もののふのゆめ さわやま関連項目佐和山城石田三成旅しぐれ 中山道松並木 (たびしぐれ なかせんどうまつなみき関連項目高宮宿鳥居本宿彦根城天守閣 芹川 荒神山 多景島 松原水泳場 彦根城から望む佐和山 旧中山道

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八景

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/08/20 16:28 UTC 版)

南都八景」の記事における「八景」の解説

すべて漢字四文字で表現されているが、通常、「東大寺の鐘」、「轟橋旅人」 のように地名風景の間に 「の」 を入れて読む。 東大寺鐘 - 東大寺とうだいじ)の境内大仏殿の東斜面鐘楼があり、大きな釣り鐘現存する重さ26.3トン奈良時代地震二度落下したことがある大晦日には一般人もこの鐘を撞くことができる。 春日野鹿 - 春日野かすがの周辺に遊ぶ鹿。春日野を含む 奈良公園 周辺に約1400頭の鹿が生息している。公園内鹿園があり、角切り年中行事として10月行われている。また12月には鹿寄せ行われる南円堂藤 - 興福寺 (こうふくじ境内にある重要文化財南円堂なんえんどう)の横に藤棚があり、今も藤の花咲かせる。堂は西国三十三所九番札所として参詣人が絶えないが、本尊不空羂索観音特別な開扉日以外は閉じられている。 猿沢池月 - 猿沢池(さるさわいけ)の上空にかかる月を愛でて、中秋の名月の日に 「采女祭」(うねめまつり) が行われる。稚児花扇練り歩いた後、池に管弦の船を浮かべて花扇投じられる佐保川 - 佐保川さほがわ)のホタル保存すべく、川の清掃地元の人たちによって行われている。新聞報道によれば、現在ではホタル復活している模様である。 雲居雨 - 雲居坂(くもいざか)、「雲井」 としているものもある。 現在は県庁東の交差点から国道369号線200メートル北行した東側に 「雲井阪」 の石碑が、「轟橋」 のやや小さな石碑並んで残る。 轟橋旅人 - 轟橋とどろきばし)、雲居坂・轟橋石碑のあたりにかつて存在した現存しないが、一部であった石が歩道敷石として残されている。「轟橋旅人」 を 「轟橋行人」 としているものもある。 三笠山 - 三笠山みかさやま)は 若草山の別名。やや南にある 「御蓋山」(みかさやま) とは異なる。毎年1月山焼きが行われるため、冬はかすかに生えるだけの山となっており、が積もると真っ白になる

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八景

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/19 15:00 UTC 版)

琵琶湖八景」の記事における「八景」の解説

琵琶湖八景における8つ風景作品場合題目となる。 月明 彦根の古城げつめい ひこね-の-こじょう月明かり浮かび上がる壮麗な彦根城。なお、彦根城彦根八景にも選定されている。 涼風 雄松崎の白汀りょうふう おまつざき-の-はくてい近江舞子雄松崎白い砂州に爽やかな風が吹く情景関連項目近江舞子駅新雪 賤ヶ岳の大観 (しんせつ しずがたけ-の-たいかん賤ヶ岳から見た、奥琵琶湖から湖西山々新雪風景関連項目賤ヶ岳の戦い煙雨 比叡の樹林 (えんう ひえい-の-じゅりん霧雨煙る比叡山森の情景関連項目延暦寺深緑 竹生島の沈影しんりょく ちくぶしま-の-ちんえい) 琵琶湖に濃い影を落とす、緑豊かな竹生島夕陽 瀬田・石山の清流ゆうようた-いしやま-の-せいりゅう夕日映える瀬田の唐橋石山寺、そして、瀬田川流れ暁霧 海津大崎の岩礁ぎょうむ かいずおおさき-の-がんしょう立ち上る暁どき、湖面屹立する雄大な海津大崎岩礁春色 安土・八幡の水郷しゅんしょく あづち-はちまん-の-すいごう) 春を迎えた安土、および、近江八幡の水郷の、のどかな情景関連項目八幡堀西の湖水郷めぐり

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八景

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/16 15:39 UTC 版)

遠江八景」の記事における「八景」の解説

並び順静岡県公式サイト拠る所在地イメージ 備考舘山秋月たてやましゅうげつ浜松市西区舘山寺かんざんじ周辺弁天夕照べんてんせきしょう浜松市西区弁天島舞阪宿周辺浜名暮雪(はまなのぼせつ)湖西市浜名大橋新居宿周辺潮見晴嵐(しおみのせいらん湖西市潮見坂白須賀宿周辺瀬戸夜雨(せとのやう)浜松市北区猪鼻湖周辺五山晩鐘(ござんのばんしょう浜松市北区方広寺龍潭寺大福寺初山宝林寺摩訶耶寺寸座落雁(すんざのらくがん浜松市北区浜名湖サービスエリア周辺細江帰帆(ほそえのきはん)浜松市北区細江町引佐町周辺

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八景

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金沢八景」の記事における「八景」の解説

金沢八景における8つ風景作品場合題目。現在では「小泉夜雨」などと表しもするが、旧来「の」は記さずに読む。 小泉夜雨(こずみ の やう) - 手子神社小泉弁財天称名晩鐘しょうみょうばんしょう) - 称名寺 乙艫帰帆(おっとも の きはん) - 海の公園より内陸寺前地区の旧海岸線 洲崎晴嵐(すさき の せいらん) - 洲崎神社 瀬戸秋月(せと の しゅうげつ) - 瀬戸神社 平潟落雁(ひらがた の らくがん) - 平潟湾 野島夕照(のじま の せきしょう) - 野島夕照付近 内川暮雪(うちかわ の ぼせつ) - 内川入江能見堂解釈)または瀬ヶ崎から九覧亭にかけての平潟湾金龍院解釈

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