航空兵器・航空機
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「メタルギアシリーズの用語一覧」の記事における「航空兵器・航空機」の解説
ICBM (Intercontinental Ballistic Missile) 射程距離が5500 km以上の弾道ミサイルのことをさす。大陸間弾道ミサイルと呼ばれる。 IRBM (Intermediate Range Ballistic Missile) 射程距離が2000~6000Kmの弾道ミサイルのことをさす。中距離弾道ミサイルと呼ばれる。 R-17/8K14 (MGS3) アメリカ側の呼称は「SS-1C」。1961年にソ連が配備した短距離弾道弾スカッドBの名称。スカッドミサイルという名称で有名。核弾頭を搭載することも可能である。グラーニンがこの道路移動型弾道ミサイルシステムの発射台部分の設計を手掛けていた。 F-16 (MGS) アメリカ空軍の軽量戦闘機。ソリッド・スネークがシャドー・モセス島へ潜入する際、囮として2機のF-16がカレーナ空軍基地より出撃するが、リキッド・スネークの操るハインドDによりすべて撃墜された。 MiG-21 (МиГ-21) (MGS3) ソ連の前線戦闘機。スネークイーター作戦序盤にて2機のミグ21が、北極海上空からツェリノヤルスクへ飛行するネイキッド・スネークを乗せたドローンを捕捉・追跡するも、ドローンの速さに追い付けずロストした。その後、スネークとの戦いに臨むザ・ボスがスネークを本気にさせるべく、ミグ21の部隊に戦いの舞台となるロコヴォイ・ピエレッグを爆撃するよう命じる。そして、爆撃前に戦いを終え、ウィグ機内でのオセロットとの戦いをも終わらせたスネークとEVAの乗るウィグを、爆撃命令を受けていた2機のミグ21が捕捉するが、フルシチョフの命令により攻撃には至らず、基地へと帰投していった。この2機は「ヴォルク19」と呼称されていたが、ヴォルクとはロシア語で「狼」の意。 ハリアーII (Harrier) (MGS2) アメリカ海兵隊が運用するVTOL攻撃機。『MGS2』でソリダス・スネークらが操縦した機体である。『MGS2』で登場した機種は、複座である事から本来練習機であるTAV-8Bに武装を施したものと思われ、E脚のヘリポートに停まっているところもゲーム内で確認できた。雷電はソリッド・スネークから手渡されたスティンガーミサイルで対抗した。味方に無線した時も「戦闘機相手に拳銃は通用しない」と指示されるが、Mk.23 (SOCOM) でも微々たる物であるがダメージを与えられる。撃ち落とすことも出来るが、それを実行するには2000発近くの弾薬が必要(つまり無限バンダナ必須)で、時間もかなり掛かる。 YF-12A ブラックバード (Lockheed YF-12) (MGS3) アメリカ空軍の偵察機プラン「A-12」から開発された偵察機。1962年に完成された機体は黒い塗装が施され、ブラックバードという名でCIAに提供されている。ヴァーチャスミッション終盤にてソコロフ設計局が核で消滅した件によりツェリノヤルスク上空が厳戒態勢となりHALO降下が不可能になったため、スネークイーター作戦でネイキッド・スネークを搭乗させたドローンを北極海のソ連領空まで輸送し、ツェリノヤルスクへ向けて空中射出するために用いられた。 SH-60シーホーク (SH-60 Seahawk) (MGS2) アメリカ海軍の対潜ヘリコプターで、人員輸送能力も有する。MGS2のプラント編にてSEALSとスティルマン、そして情報操作でビッグ・シェルの設計者に成りすましたオタコンがビッグ・シェルに乗り込む際に使用。後、ハリアーIIによって全機撃墜される。 UH-60ブラックホーク (UH-60 Blackhawk) (MGS4、MGSV) 『MGS4』では、同軸反転ローターを装備したUH-60が登場する。オタコンが操縦している他、スネークが中東へ行く3日前にも、スネークが墓地で敬礼していた際にも恐らく同機を米兵が操縦していた。また、東欧で米軍がリキッド達を包囲する際にも登場しており、M82A2を装備したスナイパーを搭乗させている。 UH-1 イロコイ (UH-1 Iroquois) (MGSPW) アメリカ軍の汎用ヘリコプター。『MGSPW』劇中のアーティストデモに国境なき軍隊の所属機として登場する。資金難のためかフルトン回収システムで回収した兵士は本機に収容している模様。 Ka-62 カサッカ (Ka-62 Касатка) (MGS2) 兵士の運送などを行うロシアのヘリコプター、Ka-60の発展型。民間用に発売された機体などもあるシリーズである。『MGS2』のタンカー編で、ゴルルコビッチの部隊がロープ降下してきたときに兵士が乗っていた機体がこれである。VRミッションで訓練し、オタコンも操縦できるようである。また、オタコンはVR訓練で操縦技術を得るのに、Ka-62を用いた。 Mi-24 ハインド (Mi-24 Hind) ハインドという名称はNATOコードネームであり、ロシアでの正式名称はMi-24である。兵士の運送能力に加え攻撃用の装備がされたソ連の重攻撃ヘリ。シリーズ古くから登場する機体であり、作中ではメタルギアに次いで登場回数が多い。作中では『MGS3』にてMi-24A(ハインドA)が、『MG』、『MG2』、『MGS』にてMi-24D(ハインドD)が登場し、『MGSPW』においては両機とも登場している。また、現地CIA傭兵によって装甲及び武装の強化が施されたカスタムタイプも存在する。なお、本機は1969年に初飛行しているため、『MGS3』の1964年当時は記録上運用されていない。『MGSV: GZ』では「デジャヴ・ミッション」にてMi-24Aをベースモデルとするオリジナルのヘリコプターが登場。Mi-24Aは後続型のMi-24Dに比べてキャノピーが角ばったデザインであるが、こちらはMi-24A以上にキャノピーはもちろん、機体全体が角ばった姿である。 AH-56 (MGSPW) アメリカ陸軍での採用を目指し、ロッキードによって試作された攻撃ヘリ。ベトナム戦争の後半に米陸軍により構想されたAAFSS(新型航空火力支援システム)により開発がすすめられたが、構想の大幅な見直し、技術不足による開発の遅滞、割高な生産コストなどの理由から、開発は中止される。MGSPWでは、実験的な実戦投入を兼ねてCIA傭兵部隊に配備されていた。また、現地CIA傭兵によって装甲及び武装の強化が施されたカスタムタイプも存在する。 ハンマーヘッド (MGS4、MGR) PMCの使用する無人攻撃ヘリコプター。DARPAの協力によって開発されたローターシステム検証機を基にしたカナード・ローター/ウイング機であり、ローターを回転させてホバリングする回転翼機モードと、ローターを停止させて胴体部のジェットエンジンで飛行する固定翼機モードがある。外見上の特徴としては回転翼機モードから固定翼機モードに遷移する際に低下する揚力を補う為に機首にカナードが取り付けられている。ティルトローター機のような複雑な構造ではない為、整備性などに優れるとされる。勿論兵器としても非常に優れた対地制圧能力を備えており、『MGS4』においては中東民兵、南米反政府軍にとっては脅威となっていた。『MGR』でも引き続き登場しており、雷電に上空から猛烈な攻撃を仕掛けてくる。 MC-130E コンバット・タロン I (MGS3) ヴァーチャスミッション時に、ソ連領内に侵入したガンシップ。本機は000号機で、実験機である。電子戦のために、機内にはオペレータールームが存在する。電子装備としては地形追随・地形回避レーダーと慣性航法装置、レーダー警戒装置、フリアー前方監視赤外線装置が装備されている。さらにAC-130 ガンシップとしての機能も備えるかのように、機体左側にボフォース40 mm機関砲を二門と20 mmバルカンカノン二門を有し、このことからネイキッド・スネークは「戦車隊に追撃されても、蹴散らしてもらえそうだ」と評した。スネークはツェリノヤルスク上空から史上初のHALO降下を行い、それ以降は機内のゼロ少佐(ヴァーチャスミッション中はトム少佐を名乗った)とパラメディックと通信連絡を取り合いながら任務に望んだ。そして、ヴァーチャスミッションが失敗に終わった後はフルトン回収システムを使い、スネークを敵地から回収している。また、本機は『MGS3』の1964年当時はまだ記録上運用されてはいない。限定版に付属された書籍での小島の発言によると、アメリカ陸軍軍人から、機内は非常によくできていると褒められたとのこと。 ノーマッド (MGS4) オタコン達が搭乗する専用輸送機。機内にはサニー愛用のスーパーコンピューター「ガウディ」やオタコンの使用する多数の電子端末、生活区画、ヘリなどを収容する格納区画など存在する。 ウィグ (WIG; Wing in Ground Effect Craft) (MGS3) ソ連の表面効果機で、通称「カスピ海の怪物」。最大時速は700 km以上にも達する。MGS3に登場するのはVVA-14というモデル。 フライングプラットフォーム (Frying Platform) 個人用垂直離着陸機(通称VTOL)の一種。もともとはアメリカのコンセプト、プロジェクトだったが機動性などに問題があり実用には至っていない偵察や着弾観測に使用する飛行機である。『MGS3』ではグラーニンが独自に改良を行い、ジェットエンジンを搭載することで機動性などの条件をクリアしたものが登場している。武装はなく、乗組員による銃撃や火力支援による迫撃砲で攻撃をしかける。また、サーチライトを装備しており、スネークの視界を著しく遮る(サーチライトの破壊は可能)。MPOではこれを改良したと思われるものが存在し、レーザーなどの架空兵器や小型ホーミングミサイルなどを搭載したものをカニンガムが使用している。なお、この機体の開発計画自体は実在していて、1955年に初飛行している。 サイファー (Cypher) (MGS2) シコルスキー社が開発した実在の無人偵察機。アメリカ海兵隊が試験採用した。小型の垂直離着陸機 (VTOL) で、離昇と前進にダクテッド・ファンを使用する。文字通り空飛ぶ円盤の形で、きわめて小型なので、ステルス偵察および特殊任務装備として大いに期待されている。普通は本体上部にカメラが装備されているが、下部に銃が付いた「ガンサイファー」もある。ビッグシェル占拠事件において、海上、施設外部の監視、偵察に使用された。また、マンハッタン沖タンカー沈没事件ではこのサイファーに搭載したカメラが甲板上のスネークの姿を捉え、その写真が公表されることとなった。 MQ-133C (MGR) RQ-133を元に開発されたステルス無人攻撃機。雷電がアブハジアの首都スフミに侵入する際に用いられた。作品世界内でも貴重な機体であり、まだ3機程度しか存在していないという。劇中ではウェポンベイに搭載された雷電を海岸線付近で射出した後、無事に基地に帰還している。 MQ-320 (MGR) 米軍が配備している最新鋭無人攻撃機。劇中では雷電達が乗ったヘリを撃墜する為に2機がピーターソン空軍基地から出撃した。主な武装は空対空ミサイル及び連装機関砲。 スライダー (MGS4、MGR) PMCの使用する UCAV(戦闘用無人機)。鳥のような翼を持ち、超音速で飛行することも可能。双発タイプのバーニアをメイン機動に使用している。偵察や爆撃などに運用されるが、スネークの使用する火器で、簡単に撃ち落とせるほど脆い。胴体部に人間を接続することが出来、『MGS4』ではレイジング・レイブンが、『MGR』では一般サイボーグがそれぞれ『飛行兵士』として行動している。
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