大陸間弾道ミサイルとは? わかりやすく解説

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たいりくかん‐だんどうミサイル〔‐ダンダウ‐〕【大陸間弾道ミサイル】

読み方:たいりくかんだんどうみさいる

アイ‐シー‐ビー‐エムICBM

「大陸間弾道ミサイル」に似た言葉

【大陸間弾道ミサイル】(たいりくかんだんどうみさいる)

(Intercontinental ballistic missile ICBM)

弾道ミサイル分類のひとつ。
有効射程距離極めて長く北米大陸からユーラシア大陸など、大洋隔てられ大陸間を飛翔することが出来ミサイルを指す。

ロケットエンジンにより長距離飛行するため、大量燃料搭載する必要上、弾体きわめて大きくできている。
また、その弾体を敵のスパイ戦略偵察機偵察衛星などから隠し先制攻撃被害避けるため、平時は「ミサイルサイロ」と呼ばれる地下式の格納庫発射台納められており、一朝有事の際に指令受けて発射されるようになっていることが多い。

具体的な機種については弾道ミサイルの項を参照のこと)


大陸間弾道ミサイル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/06 06:04 UTC 版)

大陸間弾道ミサイル(たいりくかんだんどうミサイル、英語: intercontinental ballistic missile、略称:ICBM)は、有効射程が超長距離で北アメリカ大陸ユーラシア大陸間など、大洋に隔てられた大陸間を飛翔できる弾道ミサイル大陸間弾道弾(たいりくかんだんどうだん)とも称する[注 1]アメリカ合衆国ソビエト連邦間では、戦略兵器制限条約(SALT)により、有効射程が「アメリカ合衆国本土の北東国境とソ連本土の北西国境を結ぶ最短距離である5,500km以上」の弾道ミサイルと定義された。[1]


注釈

  1. ^ 北朝鮮では、「大陸間弾道ロケット(대륙간탄도로켓트)」と言われている。

出典

  1. ^ Wragg, David W. (1973). A Dictionary of Aviation (first ed.). Osprey. p. 162. ISBN 9780850451634 
  2. ^ トム・オコナー「ロシアが誇る「無敵」核兵器をアメリカは撃ち落とせない」ニューズウィーク日本版サイト(2018年3月7日)2018年3月12日閲覧
  3. ^ 「ロシア、改憲へ戦勝式典」『読売新聞』2020年6月25日(国際面)の写真解説。
  4. ^ 「火星14号」が933キロ飛行と発表 北朝鮮産経新聞(2017年7月4日)web魚拓
  5. ^ 北朝鮮、新型ICBM発射 青森沖EEZ落下 高度4500キロ「火星15」 北「米本土攻撃できる」主張”. 産経新聞社 (2017年11月29日). 2017年12月2日閲覧。
  6. ^ 北朝鮮のミサイル等関連情報”. 防衛省. 2022年3月11日閲覧。
  7. ^ “焦点:北朝鮮が巨大ICBM誇示、圧力と友好の「綱渡り」外交”. ロイター. (2020年10月12日) 
  8. ^ 日本放送協会. “北朝鮮 固体燃料式の新型ICBM「火星18型」発射実験の映像公開 | NHK”. NHKニュース. 2023年4月14日閲覧。


「大陸間弾道ミサイル」の続きの解説一覧

大陸間弾道ミサイル(ICBM)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 02:02 UTC 版)

弾道ミサイル」の記事における「大陸間弾道ミサイル(ICBM)」の解説

射程約5,500km以上のもの。米ソ間で結ばれたSALT-IIでは、両国首都地域アメリカ合衆国東海岸ヨーロッパロシア)の距離を考慮して前記距離が定義された。

※この「大陸間弾道ミサイル(ICBM)」の解説は、「弾道ミサイル」の解説の一部です。
「大陸間弾道ミサイル(ICBM)」を含む「弾道ミサイル」の記事については、「弾道ミサイル」の概要を参照ください。

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