ギリシア哲学とは? わかりやすく解説

ギリシャ‐てつがく【ギリシャ哲学】

読み方:ぎりしゃてつがく

6世紀ごろから後6世紀にかけて、ギリシャ本土その周辺地域発達した古代ギリシャの哲学イオニア学派エレア学派・ソクラテス・プラトン・アリストテレス・エピクロス学派ストア学派新プラトン学派など。


ギリシア哲学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/27 15:02 UTC 版)

ギリシア哲学(ギリシアてつがく、ギリシャ哲学)とは、かつて古代ギリシアで興った哲学の総称。現在でいう哲学のみならず、自然学物理学)や数学を含む学問や学究的営為の総称である。


  1. ^ ラエルティオス(1984), I.13-15
  2. ^ ラエルティオス(1984), I.18
  3. ^ a b 納富信留『ギリシア哲学史』(筑摩書房、2021年)31-37
  4. ^ ラエルティオス(1984), I.12(ヘラクレイデス・ポンティカスの言葉として)
  5. ^ キケロー(2002), V.8-9
  6. ^ ラエルティオス(1984), I.12
  7. ^ 前掲『ギリシア哲学史』80-82
  8. ^ 前掲『ギリシア哲学史』80-94
  9. ^ 前掲『ギリシア哲学史』87-90
  10. ^ 前掲『ギリシア哲学史』94ページ。
  11. ^ 前掲『ギリシア哲学史』95-99ページ。
  12. ^ 青木健『新ゾロアスター教史』(刀水書房、2019年)97-100ページ
  13. ^ a b c 『ギリシア哲学史』37-39ページ。
  14. ^ 『ギリシア哲学史』90ページ。
  15. ^ a b 前掲『ギリシア哲学史』54-58ページ。


「ギリシア哲学」の続きの解説一覧

ギリシア哲学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/12 04:51 UTC 版)

表象」の記事における「ギリシア哲学」の解説

ギリシア哲学において、表象はものの実相でも人間思考でもない中間的なもの、あるいは幻想的なものとい位置与えられていた。

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ギリシア哲学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 04:07 UTC 版)

なぜ何もないのではなく、何かがあるのか」の記事における「ギリシア哲学」の解説

詳細は「無からは何も生じない」および「タウマゼイン」を参照 あらゆる物事神様などの超自然的なものによらず自然主義的な形で説明しよう、という考え古代ギリシア始まったと言われる。これは現代の科学精神の遠い源流と言われることもある。有と無の間にある断絶について思索展開した哲学者としてエレア派始祖パルメニデス紀元前500年紀元前475年ころの生まれ)がいる。パルメニデスは無からは有は生まれないし、有が無になるともないということ、すなわち存在不生・不滅論じたパルメニデス思索論文形式書かれている現代哲学異なり六脚韻形式の詩で書かれた。そして現代へはその断片のみが伝えられている。そのためパルメニデス哲学的思索詳細について解釈2500年以上を経た現在も議論続いている。しかしパルメニデス存在について「ある」と「ない」の間の断絶主題化したこと、そしてその事ギリシャ哲学、そしてその後に続く西洋哲学での存在について議論大き影響及ぼしたことは広く認められている。 (<ある>ものが)どこからどのようにして生じたというのか?<あらぬ>ものから、ということ考えることも、わたしはおまえに許さぬであろう。なぜなら、<あらぬ>ということは語ることも考えることもできぬゆえに。またそもそも何の必要がそれを駆り立てて以前よりもむしろ後に無から生ずるように促したのか?かくしてそれは、まったく<ある>か、まったく<あらぬ>かのいずれかなければならぬ。 — パルメニデス紀元前5世紀パルメニデス教え受けたと言われるエンペドクレス紀元前490年頃 - 紀元前430年頃)も存在不生・不滅論じた内容文章残している。 まったくないものから生じてくるのは不可能なこと、また、あるものがまったく滅びることは、実現しがたく耳にしがたきこと。なぜなら、それはどこに押しやられようとも、常にそこにあるだろうから。 — エンペドクレス紀元前5世紀パルメニデス弟子エレア派哲学者一人であるメリッソス紀元前5世紀生まれ)はより分かりやすい形で次のような文を残している。 なんであれあったものは常にあったのであり、常にあるだろう。なぜなら、もしそれ生成したであれば、それは生成するよりも前にはないものであったことは必然だから。ところで、それがないものならば、ないものから、何かが生成することはどうしてもありえないだろう。 — メリッソス紀元前5世紀) これは「無からは何も生じない」の原理と言われる紀元前4世紀ギリシャ哲学者アリストテレス紀元前384年 - 紀元前322年)は、存在問題哲学中心的課題であるという事明確に言語化した。万物生成などへの「驚きタウマゼイン)」こそが哲学始まりであり、そして哲学がそこに向かおうとしつつもいつまで至れない場所として、存在問題言及された。 けだし、驚異することによって人間は、今日でもそうであるがあの最初場合にもあのように知恵を愛求し(哲学し)始めたのである。ただしその始めには、ごく身近の不思議な事柄驚異の念を抱き、それからしだいに少しずつ進んで遥かに大きな事象についても疑念を抱くようになったのである。たとえば、月の受ける諸相だの太陽や星の諸態だのについて、あるいはまた全宇宙の生成について。 — アリストテレス紀元前4世紀『形而上学』出隆 訳 (強調引用者) 事実、かつても今もまたこれからも、絶えことなく哲学が)そこへ向かう途上ありながら、いつも繰り返しそこへ通じる道を見出せいでいるもの、それは<存在者とは何か>という問いであり、つまるところ存在とは何か>という問いである。 — アリストテレス紀元前4世紀『形而上学』木田元 訳 (強調引用者)

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ギリシア哲学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/15 14:37 UTC 版)

アイオーン」の記事における「ギリシア哲学」の解説

アイオーン「時代」や「ある期間」を意味し占星術における魚座時代水瓶座の時代などの時代通じるところがある。魔術オカルトにおいては、「テレマ」の概念関係する世界文化一般に様々な時代があり、特徴のある時間の期間があるという概念一般である。 一方アイオーン哲学的に思索して行くと、この現象世界における時間ありようアイオーンであるとも考えられる歴史もまたアイオーン特徴付けられるこのような背景で、プラトンアイオーンを「永遠の意味使ったことが知られる

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ギリシア哲学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/23 16:18 UTC 版)

ラインの黄金」の記事における「ギリシア哲学」の解説

ラインの黄金』では、4部作中心主題となる、世界支配する指環」が作られ経緯語られ、それに伴って愛情権力葛藤という図式提示されるアルベリヒ権力求めて愛を捨てることが物語の発端となるが、ヴォータンフリッカ対立巨人族兄弟対比にもまた、権力志向及びこれと相対する愛情志向投影見られるこうした二元論宇宙論的構成古代ギリシア哲学者エンペドクレス応用である。第2場では、ローゲが「水・地・風」を経巡ってきたと歌うが、ローゲ自身は「火の化身」であり、エンペドクレス唱えた四元素説がここに示されている。エンペドクレスは、四元素結合する要素が愛(Philia)、分裂させる要素憎悪Neikos)であるとした。ワーグナー本作品にNeidspiel(権力闘争)やNeidtat(嫌がらせ)など造語用いており、この造語成分であるNeidは、Neikos語呂意味内容一致している。

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ギリシア哲学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/06 05:53 UTC 版)

プネウマ」の記事における「ギリシア哲学」の解説

プネウマ (pneuma) はもともと気息、風、空気意味したが、ギリシア哲学では存在原理とされた。 アナクシメネス万物の根源宇宙全体包括している物質とした。 空気中のプネウマ精気空気気息)が体内取り込まれ生体活気づけるとヒポクラテスらは考えアリストテレス植物プシュケー動物プシュケー理性プシュケー3種プシュケー精気)を区別しローマガレノス肝臓にある自然精気心臓にある生命精気 (pneuma zoticon) 、脳にある動物精気 (pneuma physicon) の3つ考えたアリストテレスガレノスプシュケー精気)をスピリトゥスとして標記する研究もある。

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