アイーシャの権能とは? わかりやすく解説

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アイーシャの権能

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 08:36 UTC 版)

カンピオーネ!」の記事における「アイーシャの権能」の解説

生か死かLive or Dieアイーシャギリシア神話の春と冬の女神ペルセポネから簒奪した第1の権能。 春の乙女であり、冬と死を司る冥界女王でもあるという、ペルセポネ二面性体現した2種類の力を秘めている春の女神としての能力は《万能治癒》ともいうべき超回復生命力操り、傷ついた者へ命の息吹吹き込むことにより瀕死人間すら一瞬癒すことが可能となり、呪力全力込めれば邪眼によって無機物変えられた者を一時的に命ある姿に戻すこともできる。さらに副次的な作用として、怪我だけでなく呪いや毒をも見ただけで察知する眼力獲得する。ただし、カンピオーネ治療することはできない1日ほどかけて準備して反転」させると、寒波もたらしすべてを凍てつかせる「冬の力」となる。『冬と吹雪』を呼びよせ、相手氷漬けしてあらゆる命を停止させる冷気放ち、冬の女王呪縛として冷気を『氷の大蛇』の形で操ることも可能。ただし、力を使いすぎると半年から1年もしくはそれ以上の間、冬の寒さ残って厄災原因となってしまううえ、自身がふと思いいただけ作戦すらも半自動的に実行してしまうという制御不能な面を持つ。加えて冷気によって周囲に居る人間たち低体温症起こして倒れてしまうという問題点もある。 さらに、神すらも即死させうる切り札として、地底冥界通じ地割れ起こして敵を引きずり落とす冥府落とし』がある。冥府の穴からは常人ならば周囲にいるだけで凍死しかねないほどの冷気噴き出るという追加効果まであるが、大地母神を含む冥府神々復活遂げ伝承を持つ神々にはあまり効果がなく、これを使うと「冬の力」はしばらく使用不能になるうえ本来の癒しの力弱体化してしまう。 幸いなる聖者への恩寵Grand Luckアイーシャ中国の善なる民衆守護神地蔵菩薩から簒奪した第2の権能。 《幸運招来》を行い善行成就努めている限り自らの行動成功するように幸運発生するうになるその本質は、吉と凶、幸運と不幸という、因果帰結ゆがめる2種の力」を異様に高め、己に都合よく幸いを引きよせ、他人に不幸を押しつけるというもので、故に自分善行妨げようとする者に対しては不幸が訪れる。不幸の度合い相手力量に応じて変化し相手人間範疇にあるなら事故巻き込まれたり同行者急病にかかる程度で収まるが、カンピオーネともなれば大規模な災害巻き込まれるアイーシャ狙った暗殺者勝手に転んで自分凶器で死ぬ、というような幸運もしばしば起こるらしい。権能そのもの自在にオンオフできるが、すでに起こってしまっている現象中断させることはできないため、自らもその不幸に巻き込まれてしまうことがあるまた、禍福はあざなえる縄のごとしという言葉通り何度も連続して幸運に恵まれて一定量超える反動大きな不運に見舞われてしまう。 応用として、同様の効果を持つ『幸運加護』を他人にあたえることも可能。対象は自らを取りまく幸運の気を自覚できるうになるが、大きな反動などの自分自身に使う時と同じデメリットがあるのでめったに使わない。 《妖精郷の通廊》と密接な関係を持つ権能であり、発動中ならば大量呪力代償に「修正力」をも利用して通廊中に緊急避難することも可能となる。さらに「起こりうる最大吉凶」を願った場合には、夜空を血のように赤黒く染めると同時に足下から噴出する強い呪力はらんだ熱風移動妨害した直後勝手に通廊空き4名のカンピオーネまつろわぬ神3眼前へと強制転移させた。 相手が「この世運命をねじ曲げ世界滅ぼそうとする大罪人」であれば、『時間』と『歴史』味方につけ、『歴史修正力』によって究極神具救世の神刀》の降臨すら可能となる。さらには対象一定時間地球の誕生以来、一番幸運な人間」にするほどの『至上幸運』を加護として授けることができ、何かするときのみならず何もしなくても全て上手くいくほど幸運に恵まれる。ただ、それに見合った凄まじい反動返ってくるという代償があり、場合は『ほぼ無敵状態』になった上に崩壊した地球巻きもどすほどの大奇跡成し、その反動主戦力の権能ネメシスの因果応報》を長期間封じられる羽目になった妖精郷の通廊Beyond the Timeless Horizonアイーシャ常若の国妖精女王ニアヴから簒奪した第3権能アストラル界過去時代など「地上でないどこか」の世界通じる「妖精の門を開く権能」、つまりは時空超えるためのワープホール作り出す能力。この力によりアイーシャいろいろな時代時間旅行行っているが、作ろう思って作れなかったり何年か後に勝手に穴が開いてまったりと、自分自身でも上手く制御できず、一度開けば作った本人さえ抗えずに吸い込まれてしまう。 「門」は洞穴のような漆黒の穴の形をしている。通廊の中は闇が広がる空間で、光は出口にあたる一点のみ。宇宙空間のような見た目だが、地上同じよう呼吸できる直通出口の他にも無数の出口存在しアイーシャ内部念じれば出現するが、当人それぞれの出口がどんな場所・時代つながっているか判別できないので、迷い込めば確実に迷子になってしまう。理論上は敵をどこかへ追放して無力化できるのだが、神やカンピオーネ自力タイムトラベルして過去から帰還してしまう可能性が高いこと、権能舵取りをするのがアイーシャ夫人である以上は失敗する確率が高いこと、という不確定要素大きすぎるので決め手にはならないアイーシャ通った後は自然に閉じるようになっているが、よく晴れた満月の日に自然と開くほか、大勢優れた魔術師半月から1カ月ほど時間をかけて準備をすれば魔術的開けることも可能。他人強制的に転移させる場合相手人数強さが増すごとに消耗大きくなる。穴が見えなくなった後でも道は残っており、神力などの細かい力はそこを通ることができる。なお、アイーシャ帰還と共に消滅するが、自らの意志で残すこともできる。 さらに、本来あるべきない世界へ「繋ぎ止めようとする力」により、起こるはずの事象なかったことにし、起こった事象さえ修正する力に守られることに加えある程度恣意的に「修正力」を操り攻撃無効化を行うことが可能。加えて、この権能副次的な効果によりアイーシャ不老になっている。 元があくまで『異界旅する権能しかないため殺傷力は非常に低く送り込んだだけで死に至るような過酷な環境の場所へ繋げて葬り去る用途では使えない。ただし、一度吸い込まれる入口方向帰還するのは困難で、普通の魔術師飛行魔法はもちろん、アイーシャ自身の力でさえ逆走不可能。 なお、現代から直接未来に飛ぶことは今のところできないが、通廊両方向性なので過去から現代へやってくることは可能であり、過去から現代帰る際に呪力一気に使うことである程度任意に時代を選ぶこともできるため、元の時代から30年後などに飛んで意図的に浦島太郎状態を作り出すといった裏技的な用法存在する。 《幸いなる聖者への恩寵》で生じた起こりうる最大限凶兆」という下地アイーシャ自身怒り絶望作用すると、巨大な色とりどりの薔薇包まれ直径数百メートルはある「天空通廊」が上空2500メートルほどの高さに発生する周囲黄金色の光に包まれ幻想的な光景となるが、妖精王であっても抗えぬほどの桁違い吸引力発生しさらには通廊からは小妖精達が現れ微笑みながら内部連れ去ろうとする。 また、作品終盤にて、条件付きではあるがこの世界初め出現した、「異な時間軸並行世界への転移も可能とする権能」であることが明らかになった。ただし、異界スペシャリスト内部から術で暴走させてようやく可能となる用法な上に、「行き来」ができる能力はないた行った後に自力帰還するのはかなり難し模様作中では、魔王内戦にて妖精王たちが自らの肉体から作った宝珠用いて6人の神殺し並行世界へと追放している。 そして、大暴走して並行世界旅立った後は『神話領域』につながる通廊作り出す力へと変質遂げ、さらに通った後の世界に星雲似た『光の集合体』という形の《空間歪曲》を出現させるという異変引き起こすようになった同時にそれまで使ってきた過去アストラル界転移する能力失われユニバース235いくつも存在していた通廊次々消滅している。何らかの理由アイーシャおとなしく眠っている間はほとんど空間歪曲発生しないが、眠り浅くなってくると高頻度発生するうになる。仮にアイーシャ死亡すれば全ての通廊断末魔の暴走をはじめ、決し交わらないはずの神話領域同士をつなぐ抜け道となって神話筋書き変え、本来いるはずのない神がいるべきではない神話現れ神々在り方大きく変えてしまう危険すらあることから、救世勇者であっても殺害躊躇する態となっている。以前同じく緊急避難目的でも使えるのだが、時空まつわる権能を持つ神によって行き先強制変更されかねないというリスクがある。妖精ニアヴ妖精郷の通廊》が具現化した顕身小鳥などと同程度サイズで、姿形10代半ば少女透けそうなほどに白い肌と輝く美貌持ち背中にはアゲハチョウのごとき翅を生やしている。 アイーシャがヒューペルボレアで再封印されそうになった際に誕生し直後時空を超えて多元世界彼方へ逃亡してしまう。ただ、この顕身さえ消滅させられれば空間歪曲広がり多元宇宙混沌化は封じ込められることが分かったため、護堂とモニカが行方を追うことになる。 女王呪縛Charm and Curseアイーシャバビロニア古き地母神イシュタルから簒奪した権能周囲の人間好意自分に向けさせ信奉者変える魅了、もとい《集団洗脳》の能力初め会ったばかりの人々自分のためなら命を惜しまないほどの忠誠心植え付け狂信的な教団作り魅了した者たちの身体機能戦闘技術強化する効果により精強軍団変えることも出来る力だが、アイーシャ性格的に普段は人捜しや移動手段確保程度にしか使われない。ただ、ほほえみ見せたりお願いをするだけでも権能わずかながら常時発動しており、微弱な権能しかかけていなくとも何度も重ね掛けすることで結果として狂信者生み出してしまうこともあり、一旦暴走してしまった群衆アイーシャの力でもしばらく鎮静できなくなるという危険性を持つ。自分忘れるようにお願いすれば、記憶不鮮明になって思い出せなくなる。 神や神殺しには通用しないが、神の眷属ですら沈静化、あるいは同士討ちさせ、他者権能支配下にある者をも魅了するほどの絶大な効果を持つ。ただし、敵対者を完全に魅了するには時間回数が必要となる。魅了され人々時間と距離を置けば呪縛から解放されそれまでにかかる時間呪力の量や魔術慣れているかどうかによって違い生じ模様生物種類によって効きやすさに違いがあり、動物比べて草木の類にはあまり通用しないまた、同種の権能によって効果上書きされる場合がある。 これまでの時間旅行魅了してきた人間との繋がりアイーシャ帰還後残っており、プルタルコスの館にある『時の門のような特異点利用すれば信奉者たちから莫大な呪力瞬時徴収できる。 不思議の国の剣(ジャバウォック・スレイヤー, Jabberwock Slayerアイーシャ伝説騎士にして守護聖人である竜殺しの英雄サン・ジョルディから簒奪した権能。 剣で武装した甲冑魔神』を顕身として召喚使役する身長十数メートル甲冑をつけているのはずんぐりとした上半身だけで、下半身は煙でできている。民衆庇護求める声がなければ決し召喚することはできないという条件があるものの、支持さえあれば自身がどれだけ呪力消耗していても顕現させられる。ただし、魔神ダメージを受けると蒸気と共に甲冑継ぎ目から火の玉噴出して地上へ落下してくる性質があり、その射程範囲は数キロメートルに及ぶため庇護すべき民衆すらも危険にさらしてしまうという本末転倒欠点抱えている。 発動条件自体は非常に厳しいが、アイーシャ場合は《女王呪縛》のおかげで発動難易度下がっており、『時の門のような特異点利用できる状況ならば、過去魅了した人々に頼むことで簡単に発動できる。

※この「アイーシャの権能」の解説は、「カンピオーネ!」の解説の一部です。
「アイーシャの権能」を含む「カンピオーネ!」の記事については、「カンピオーネ!」の概要を参照ください。

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