HUNGRY
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背景
前作『HOLD YOUR LAST CHANCE』(1984年)リリース後、長渕は8月28日の宮崎市民会館より翌1985年1月9日の日本武道館に至るまで、全国35都市全41公演におよぶライブツアー「LIVE'84 - '85 HOLD YOUR LAST CHANCE」を開催した[1]。
その後、本作の先行シングルとして3月30日に「久しぶりに俺は泣いたんだ」(1985年)をリリース、7月22日には「勇次」(1985年)をリリースした。
音楽以外の活動としては、前年10月よりTBSラジオ『スーパーギャング』の木曜日のパーソナリティーを担当し[2]、1985年3月まで放送する事となった他、4月5日には自身が主演したテレビドラマ『家族ゲームスペシャル』(1985年)が放送された[3]。
音楽性
文芸雑誌『別冊カドカワ 総力特集 長渕剛』では、「ブルース・スプリングスティーンにEストリート・バンド、ニール・ヤングにはクレイジー・ホースがいるように、長渕剛もThe Band of Spiritsを従えた」、「前作で見事に発芽した長渕イズムがさらに大きく葉を広げる」と表記されている[4]。
文芸雑誌『文藝別冊 長渕剛 民衆の怒りと祈りの歌』では、「このアルバムのテーマは、一〇代のころ、だれもがもっていたハングリーさをとりもどそうということである」と表記されている[5]。
リリース
アルバムは1985年8月22日に東芝EMIのエキスプレスレーベルよりレコード、カセットテープ、CDの3形態でリリースされた。
その後、CDのみ2006年3月8日に24ビット・デジタルリマスター、紙ジャケット仕様で再リリースされた[6]。
プロモーション
本作に関連するプロモーションとしては、シングル「久しぶりに俺は泣いたんだ」にて初となるプロモーション・ビデオが制作された他、フジテレビ系音楽番組『夜のヒットスタジオDELUXE』(1985年 - 1989年)に4月24日に出演し同曲を演奏、また「勇次」に関しては7月31日に同番組で演奏した他、日本テレビ系音楽番組『歌のトップテン』(1986年 - 1990年)に出演し演奏した。
さらに、本作の収録曲をすべて使用したビデオ『HUNGRY』(1985年)がリリースされている(後述)。
- ^ a b “長渕剛 TSUYOSHI NAGABUCHI|OFFICIAL WEBSITE”. 長渕剛 TSUYOSHI NAGABUCHI|OFFICIAL WEBSITE. 2018年11月22日閲覧。
- ^ “【1980年代ラジオ伝説】第31回 ラジオを使って公開ナンパ?~長渕剛のオールナイトニッポン~”. Nicheee! [ニッチー!]|テレビリサーチ会社がお届けする情報サイト. フルタイム (2011年4月19日). 2018年11月22日閲覧。
- ^ 矢吹光 1995, p. 113- 「第2章 対決! 両雄黄金の経歴」より
- ^ a b c 別冊カドカワ 2010, p. 250- 藤井徹貫「長渕剛オール・ヒストリー&アルバム・コレクターズ解説」より
- ^ 文藝別冊 2015, p. 234- 栗原康「ディスコグラフィー 一九七九→二〇一五 富士の国への軌跡」より
- ^ “長渕剛、リマスター&紙ジャケ復刻決定!”. CDジャーナル. 音楽出版 (2005年12月19日). 2018年11月22日閲覧。
- ^ a b ライナーノーツ「TSUYOSHI NAGABUCHI INTERIEW」 『Tsuyoshi Nagabuchi All Time Best 2014 傷つき打ちのめされても、長渕剛。』、EMI Records、2014年。
- ^ 文藝別冊 2015, p. 235- 栗原康「ディスコグラフィー 一九七九→二〇一五 富士の国への軌跡」より
- ^ a b “長渕剛 / ハングリー [廃盤]”. CDジャーナル. 音楽出版. 2018年9月22日閲覧。
- ^ a b “長渕剛 / HUNGRY [紙ジャケット] [再発]”. CDジャーナル. 音楽出版. 2018年9月30日閲覧。
- ^ 矢吹光 1995, p. 88- 「第2章 対決! 両雄黄金の経歴」より
- ^ “HUNGRY|長渕剛”. オリコンニュース. オリコン. 2018年11月22日閲覧。
ハングリー!
(HUNGRY から転送)
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『ハングリー!』は、2012年1月10日から3月20日まで、関西テレビとホリプロの共同制作により、フジテレビ系列の火曜22時ドラマ枠で放送された、日本のテレビドラマ。全11回。
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- ^ 「ザテレビジョン」2011 No.49
- ^ 国仲涼子、向井理が大安28日に入籍 約2年半の交際を経て デイリースポーツ 2014年12月30日
- ^ “『ル・プティシュ』のワイルドさ、『ガステレア』の華やかさ。英介と麻生を表すかのような、2つのコントラストに注目!” (日本語). ハングリー! 公式サイト-トピックス. 関西テレビ放送 (2012年1月23日). 2012年2月8日閲覧。
- ^ 石村順 (2011年12月19日). “『ハングリー!』主演の向井理にベース演奏指導しました☆”. NICE VIBES LIFE ベーシスト 石村順 ブログ. 2012年12月3日閲覧。
- ^ 安田奈央「真夜中のひだまり」およびROCKHEAD「自由の街」は大橋トリオが手掛け、大橋トリオのアルバム『FAKE BOOK III』(2012年3月21日発売)にセルフカバーが収録された。
- ^ a b “向井理主演「ハングリー!」が別フレ2012でマンガ化”. コミックナタリー (ナターシャ). (2012年1月10日) 2021年5月13日閲覧。
- ^ “ハングリー!”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2021年5月13日閲覧。
- 1 ハングリー!とは
- 2 ハングリー!の概要
- 3 スタッフ
- 4 参考文献
固有名詞の分類
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