久しぶりに俺は泣いたんだとは? わかりやすく解説

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久しぶりに俺は泣いたんだ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/23 08:29 UTC 版)

長渕剛 > 作品リスト > 久しぶりに俺は泣いたんだ
久しぶりに俺は泣いたんだ
長渕剛シングル
初出アルバム『HUNGRY
B面 「巡恋歌'85」
リリース
規格 7インチレコード
ジャンル ポピュラー
ロック
時間
レーベル 東芝EMI/エキスプレス
作詞・作曲 長渕剛、Special Thanks 秋元康
プロデュース 長渕剛
チャート最高順位
長渕剛 シングル 年表
孤独なハート
1984年
久しぶりに俺は泣いたんだ
1985年
勇次
(1985年)
HUNGRY 収録曲
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久しぶりに俺は泣いたんだ」(ひさしぶりにおれはないたんだ)は、日本のシンガーソングライターである長渕剛の13枚目のシングル曲。

1985年3月30日東芝EMIのエキスプレスレーベルからリリースされた。作詞・作曲は長渕、編曲は瀬尾一三および長渕が担当している他、作詞のクレジットに「SPECIAL THANKS 秋元康」とクレジットされている。

都会を舞台に「ERIKO」という女性に向けたラブソングであり、シンセサイザーサクソフォーンを使用した80年代を象徴するサウンドのロックナンバーとなっている。このシングルより長渕の風貌は長髪から短髪となり、完全にロックスタイルの音楽性となった。オリコンチャートでは最高位21位となった。

オリジナル・アルバムHUNGRY』(1985年)からの先行シングル。それ以降では、ベスト・アルバムSINGLES Vol.2 (1983〜1988)』(1997年)にのみ収録されている。

音楽性

少年と大人の狭間でもがき苦しんでいる自分を、遠く離れた恋人に想いを寄せる歌詞に置き換えて表現している。現実に縛られ大人になりつつある自分が嫌になり、夢だけ見ていられたあの頃に戻りたいという表現は、次作シングル曲でもある「勇次」等でも見られる。

当時、長渕は元々の持ち味であったフォークソングから離れ、ロックテイストを追求した楽曲を制作していた。そのため、前作に続いてロックサウンド、バンドサウンドを軸にした楽曲となっている。音楽性の変化に伴い、この頃からしゃがれた声が目立つようになる。

音楽情報サイト『CDジャーナル』では、「シンセやサックスなどを駆使した80年代ポップ・ロック・ナンバー。遠くに住む“ERIKO”という女性への愛を叫ぶ長渕剛らしいラブ・ソング」と表記されている[1]

リリース

1985年3月30日東芝EMIのエキスプレスレーベルよりリリースされた。

アルバム『HUNGRY』(1985年)では、イントロ部の4小節延長や、エレキギターやシンセサイザーが新たに追加されたリミックスバージョンとなっている。

B面のライブ音源である「巡恋歌」は、1985年1月9日日本武道館での演奏を収録している。

アートワーク

トレードマークであった長髪を切り、短髪になったのもこの頃からである。また、革ジャンジーンズマイクスタンドというジャケットの構成からもロック歌手への方向転換を意識している事が窺える。この当時にはバックバンドを従えて、ロックバンド風のライブパフォーマンスを行っていた。

批評

専門評論家によるレビュー
レビュー・スコア
出典評価
CDジャーナル肯定的[1]

音楽情報サイト『CDジャーナル』では、「しゃがれ声による男臭いヴォーカル・スタイルがほぼ確立している」と評されている[1]

チャート成績

オリコンチャートでは最高位21位、登場回数8回となり、売り上げ枚数は4.4万枚となった。

ミュージック・ビデオ

長渕としては初のPVも制作されている。内容は、口に猿轡をされ車で運ばれる長渕と、バンドメンバーとともに車上で歌う長渕の2種類の映像で構成されている。

ライブ・パフォーマンス

1985年4月24日に同曲でフジテレビ系音楽番組『夜のヒットスタジオDELUXE』(1985年 - 1989年)に出演した。

その後、本作が収録されたアルバム『HUNGRY』を引っ提げてのライブツアー「LIVE'85 - '86 HUNGRY」で演奏されたが、後のライブでは一切演奏されていない。

シングル収録曲

全作詞・作曲: 長渕剛。
#タイトル作詞作曲・編曲編曲時間
1.久しぶりに俺は泣いたんだ(作詞: SPECIAL THANKS 秋元康)長渕剛長渕剛瀬尾一三、長渕剛
2.巡恋歌'85 ライヴ・ヴァージョン(1985.1.9 日本武道館)長渕剛長渕剛長渕剛 & HIS BAND
合計時間:

収録作品

スタジオ音源
ライブ映像
  • 「Hungry Tour 1986 1.22.The 4Days LIVE」(ファンクラブ会員限定)

脚注

  1. ^ a b c 長渕剛 / シングルスVol.2(1983~1988) [2CD]”. CDジャーナル. 音楽出版. 2019年1月26日閲覧。

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