騎手
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騎手(きしゅ、英語:jockey(ジョッキー))とは、馬に跨り、馬上から馬を操縦する人のことである。
注釈
- ^ [7]による。ただし、2009年までは「過去5年間に中央競馬において年間20勝以上の成績を2回以上収めた地方競馬所属騎手」については異なる内容の試験が行われていたが、2010年以降は「申請年を含む3年間に中央競馬において年間20勝以上の成績を2回以上収めた地方競馬所属騎手」について、実地の騎乗技術試験を省略するのみとなった。
- ^ その反面、実戦の場でより厳しい生存競争が待つということであり、例えば豪州の場合、騎手には日本のJRAのような副業禁止規定がないことから、騎手としての収入だけで生活できない者は牧場勤務や店員など様々な副業を行う。
- ^ 日本における免許制度で記載したように下限は16歳である。
- ^ 大久保の場合は、大学に通っていたのは1950年代後半で、現在のような騎手の調整ルームでの前日集合という規則はまだなく、さらにJRAの場合、トレーニングセンター開設以前の競馬関係者の本拠地は市街地の競馬場であり、若い競馬関係者が夜学に通うことは可能であった。
- ^ 川合の場合は、騎手デビューの1年後に所属厩舎の許可を得て滋賀県内の夜学(定時制の高校)に通っていたが、当時の規則上競馬の仕事と学業との両立が難しく、出席日数不足で高校を自主退学した。その後フリーの騎手となり、1999年8月3日より6日まで実施された旧・大学入学資格検定を受検して一発合格した後に、立命館大学を受験して合格し、2000年4月より2004年の3月まで現役騎手を続けながら同大学に通っていた。大久保は同大学の先輩に当たり、また、川合は競馬学校世代の騎手で唯一の大学卒業者でもあった。
- ^ 代表例として、JRAの蛯沢誠治、西田雄一郎は不祥事により一時的に騎手免許を返上、数年後に再取得している。
- ^ 地方競馬の例として兵庫県競馬組合では、他の競馬場から転入する際には、騎手免許を一時的に返上させられ、厩務員として6か月から1年の間従事し、騎手免許を再取得する内規があり、有馬澄男、北野真弘、中越豊光といった実績のあった騎手も例外がなかった。ただし、岐阜県地方競馬組合から移籍した川原正一については所属予定であった曾和直榮調教師の尽力もあって、騎手免許を保持したまま厩務員として従事し、約半年後に騎乗を再開する特例が認められた。その後、関係各所の申し合わせにより「移籍騎手は3か月間の研修期間が必要」との規定に緩和され、騎手免許も返上する必要もなくなった。以降は他場から移籍した松木大地(高知競馬)、井上幹太、山本咲希到(以上、ホッカイドウ競馬)にこの規定を適用されている。
- ^ 落馬事故に起因する以外の疾病で、現役騎手のまま死去したケースとして松本善登、中島啓之、柿元嘉和などの例がある。
- ^ 仮に合格していたら、内藤が最高齢騎手(ただし、前述の通り過去に騎手経験があるため、厳密には騎手復帰)ということになっていた
- ^ 調教中の事故で負傷し、引退を余儀なくされたケースとして山田敬士などの例がある。
- ^ 小牧の実娘の場合は、小牧太のほか坂井瑠星と荻野極も担当している。
- ^ 後藤は2011年のバレットの募集の際は自身のTwitter(2011年10月28日に閉鎖)で行っていた。
出典
- ^ 藤田伸二『競馬番長のぶっちゃけ話』宝島社、2009年。ISBN 9784796672368。
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- ^ a b c “調教師・騎手免許試験関係公示 平成27年度第2回調教師・騎手免許試験” (PDF). 地方競馬全国協会 (2015年7月21日). 2015年10月27日閲覧。
- ^ 沖縄の復帰に伴う農林水産省令の適用の特別措置等に関する省令第19条により、沖縄の法令の規定により禁錮以上の刑に処せられた者も対象。刑法第34条の2により、刑期満了後に罰金以上の刑に処せられないで10年を経過した時は、欠格事由の対象外となる。
- ^ a b “御神本、異例の免許失効 大井トップジョッキーが更新試験で不合格”. スポーツニッポン. (2015年3月18日) 2015年10月27日閲覧。
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- ^ M・デムーロ、ルメールが合格 外国人初、JRA騎手免許試験 - スポニチアネックス・2015年2月5日
- ^ バルジュー騎手がJRA騎手試験2度目の挑戦へ! 世間認識と異なる「目的」と合格の可能性は? - ギャンブルジャーナル
- ^ ミカエル・ミシェル騎手、JRA騎手免許試験不合格 夢実現は来年以降に持ち越し - 日刊スポーツ 2023年10月5日
- ^ モレイラ涙…JRA騎手免許不合格「大きなパンチ受けたよう」 - Sponichi Annex 2018年10月11日
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- ^ 【JRA新規騎手】坂口智康調教助手は2度目の受験で合格「障害界を盛り上げていきたい」 - サンスポZBAT! 2024年2月6日
- ^ Mデムーロ、騎手免許試験へ日本語猛勉強 - 日刊スポーツ・2013年9月6日
- ^ モレイラ騎手、JRA騎手免許一次試験で不合格 - JRA-VAN Ver.World 2018年10月12日
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- ^ 【地方競馬】兵庫競馬でも騎手会所属制度 広瀬航がフリー第1号 - デイリースポーツ online 2022年4月21日
- ^ 藤田伸二氏、ホッカイドウ競馬で騎手復帰目指す - スポーツ報知
- ^ 藤田氏は騎手復帰ならず 1次試験不合格で完全引退「もう受けるつもりはない - デイリースポーツ online 2017年9月26日
- ^ 小牧太が古巣・兵庫復帰を目指す 地方騎手免許試験受験へ「新たに挑戦しようと思って」 - Sponichi Annex 2024年4月11日
- ^ JRA通算910勝の小牧太騎手が古巣・兵庫に復帰意向 地方→JRA→地方の再移籍は史上初 - スポーツ報知 2024年4月11日
- ^ ニュージーランド競馬の柳田泰己騎手が死去、28歳 3日のレースで落馬、意識戻らぬまま - スポーツニッポン 2022年8月9日
- ^ 藤井勘一郎騎手が笑顔で引退セレモニー「最高の気分、競馬が大好き」/京都競馬場 - 日刊スポーツ 2024年2月17日
- ^ 【求人情報】石橋脩騎手のバレットを募集します! - netkeiba.com 2021.06.04
- ^ a b c 日刊ゲンダイ 2017年5月28日号(同年5月27日発行分)10面、31面
- ^ a b c ハレの舞台を支えるバレット - 日刊ゲンダイDIGITAL 2017年5月27日発信(2017年5月28日閲覧)
- ^ “【新春企画】小牧親子対談!誰も知らない“小牧太”が明らかに”. netkeiba.com. 2017年1月15日閲覧。
- ^ 永島まなみ騎手活躍の影に姉の存在あり バレットのみなみさん「落ち着ける場所であれば」 - UMATOKU 2023年3月28日
- ^ 【新規連載のお知らせ】現役ジョッキーの“愛ある鬼嫁”が描く、夫の奮闘と家族の姿! - netkeiba.com 2023年4月16日
- ^ 同社HPより
- ^ 週刊ギャロップ隔週連載「吉井慎一の武豊バレット日記」(連載終了)
- ^ “歌手の武藤彩未が「美味しい競馬」出演「勉強になりました」 父は元JRA騎手で現調教師、弟も騎手 - スポニチ Sponichi Annex 芸能”. スポニチ Sponichi Annex. 2023年9月10日閲覧。
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