ef - the latter tale.ストーリー
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「ef - a fairy tale of the two.」の記事における「ef - the latter tale.ストーリー」の解説
序章 話は『first tale.』から続き、教会にいる二人から物語は始まる。優子の話を聞き終えた火村は、今度は優子と再会するきっかけとなった少女について話す前に、補完のために二人の少年少女の話を始める。 第三章 Chapter3: Chihiro Shindou "Terminal in the world." 冬。麻生蓮治は進路に悩んでいた。好きなものといえば小説だが、それを仕事にするのは短絡的だと思っている。そんな時、無人の駅で新藤千尋と出会う。過去に負った特殊な障害のせいで、物語を書きたいという夢をかなえられずにいた千尋だったが、蓮治の手助けを受けながら、彼女は物語を完成させていく。しだいに惹かれあう二人だったが、蓮治が千尋の本質に気づき揺さぶられ、二人の物語は思わぬ結末へと進む、甘くつらい恋愛模様が描かれている。 転章 再び序章の続きへと戻る。千尋と蓮治の話を終えた二人は、記憶について、そして、優子が失ってしまったものについて語り合う。優子は火村と過ごした時間を思い出そうとするが記憶が定かではない。「俺が預かっていた記憶を返すよ」、火村はそう言って新たな物語を語り始める。 第四章 Chapter4: Mizuki Hayama "Angel's holiday." 第三章から半年が経つある夏の日、久瀬修一の下に来客が訪れた。彼女の名前は羽山ミズキ。休みを利用し、従兄の蓮治の家を訪ねていた少女だった。蓮治の母であるすみれは、隣人である久瀬にミズキのお目付け役を依頼する。「海に近づいてはいけない」。その言葉の意味をよく理解できないままミズキと行動を共にする久瀬だったが、久瀬自身も大きな秘密を抱えていて、実際はそれどころではなかった。久瀬の秘密を知りそれでも近づこうとするミズキ。だが久瀬は彼女を強引に拒絶する。それでも諦めきれないミズキは、久瀬を助けるためにも、“ある人”から力を借りようとする。 第四章 Chapter4: -Summer, in the distant past- Yuko Amamiya "Singing voice in the evening sky." 話は更に過去へさかのぼる。ある夏の日、火村夕は施設時代で一緒だった雨宮優子と再会する。数日後、優子は音羽学園の美術教師の雨宮明良の家族に引き取られていたことがわかる。火村に付きまとう優子だが、彼は過去の記憶を引きずって、そのことから自分にかかわらないよう忠告する。しかし火村は次第に優子に惹かれていく。再会した時に優子が言った「あなたを憎んでいる」という意味を知らずに…。 01. 空に近い場所で In a place near the sky. 02. 闇の中で見たもの What seen in the dark. 03. 赤い腕時計 Red wristwatch. 04. 消えない想い Desire where it doesn't disappear. 05. 心の向こう The mind over there. 06. 彼女のせつな Her moment. 07. 震える手 Shaky hand. 08. どこにもいない神様 God who not is anywhere. 09. 光の調べ、黒い真実 Note of the light and the black truth. 10. 帰るべきところ The place in which it should return. 11. 涙 Tear. 12. 太陽はまた昇る The sun rises again. 第四章 Chapter4: -Winter, In the distant past- Yu Himura "Promise at Christmas eve." 優子と再会して半年がたつ冬、火村は優子と同棲していた。また、友人の広野凪からデッサンについても学ぶようになった。同棲とはいえ、火村の経済状況は一人暮らしがやっとのこと。それでも二人の仲は睦まじいものである。そんなある日、優子は未来(みき)という5歳ほどの少女と出会った…。 13. ある冬の日 Day of a certain winter. 14. 笑わない少女 The girl who doesn't smile. 15. 恋と秘密と Love and secret. 16. ゆらぎ Flicker. 17. ひとかけらの勇気 A piece of courage. 18. 最後の約束 The last promise. 19. いつか君と出逢うために To meet you someday. 20. 優しい世界 The sweet world. 21. 天使の階段 Angel's stairs. 22. 祈り Pray. 第四章 Chapter4: -In the new world- Inherit the will. "The truth of the story is faced." 時は流れ現代へ戻る。火村はミズキの懺悔を聞き、彼女を許す。そこで火村は、ミズキから音羽の教会で今でも誰かを待っているという「彼女」のことを聞く。 そして絶望に打ちひしがれる久瀬と、絶望からはい上がったミズキによる、「生き抜くこと」についてが語られる。明かされる音羽という街の秘密、ミズキの過去。季節はクリスマス。教会で久瀬の演奏が始まり、火村は彼女の下へと向かう。 終章 Final Chapter: ef-a fairy tale of the two "The separated two will be the one again." 舞台は再び、火村と優子がいる教会へ。今まで語られてきたすべての物語はここに集束する。『ef - a fairy tale of the two』とは何だったのか。その答えが明かされる。
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