Yahoo!ブックストアとは? わかりやすく解説

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Yahoo!ブックストア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/20 22:48 UTC 版)

Yahoo!ブックストア(ヤフー!ブックストア)は、LINEヤフー[注 1]Yahoo! JAPAN)が運営する電子書籍の販売サイト。2003年9月3日にコミックス専門の「Yahoo!コミック」として開設され[1]、2011年11月2日にリニューアルし[2]コミックス以外の書籍も扱う総合電子書籍ストアとなった。2020年現在、ヤフー株式会社が株式会社イーブックイニシアティブジャパンと協力して運営している[3]

概要

当初のYahoo!コミックでは、購入したコンテンツの閲覧にWindows PCInternet Explorer 5以降が必要で、ビューアーのプラグインは初回起動時に自動でインストールされた。2008年3月まで使用されていたビューアー(DOR)はMozilla系ブラウザの拡張機能・IE Tabにも対応していたが、同年4月のバージョンアップにより非対応となった。このときのビューアーには、韓国の企業PacketMedia[4]のToonsXという技術を使っており、コピー不可及びパソコン側に保存できないようになっていた。

2011年11月にリニューアルしたYahoo!ブックストアでは、電子書籍のファイル形式としてEPUBを新たに採用し、ダウンロード販売を開始した。プラグインの導入なしにウェブブラウザだけで読めるビューアーやiOS/Android用のアプリが用意されている。2013年5月にスマートフォン/タブレットアプリ限定で手塚治虫の漫画「火の鳥」「ブラック・ジャック」「ブッダ」、同年6月に本宮ひろ志の漫画「サラリーマン金太郎」の全巻無料キャンペーンを実施[5]した。こうした無料のキャンペーンは端末の種類に関わらず、よく行われている。

2012年7月のリニューアルでは、ボイジャーのBinBライブラリを採用し[6][7]、Yahoo! JAPAN IDによる認証で購入したコンテンツを複数の閲覧環境(HTML5対応のブラウザ搭載の端末)で使えるようになった。

また、2014年2月よりパピレスが運営する電子貸本Renta!との相互サービス連携を開始した[8]。どちらかをユーザー登録していれば、もう一方のサービスも受けられる。

2019年春、「ebookjapan」に統合される形でサービス終了[9]

無料マガジン

2007年1月、前年4月に創刊し10月に休刊した『月刊少年ブラッド』(ソフトバンククリエイティブ)及び同誌の公式サイト『Web★ブラッド』を統合したウェブコミック誌FlexComixブラッド』の新装刊に伴いオープン。以後、複数の出版社が紙媒体からの移行や紙媒体と並行する形でウェブコミック誌の配信を行っている。また既存作品の試し読みといった販促も行っている。対応ブラウザは電子書籍と同様の条件。

更新は毎日作品単位で行われ、掲載期間も作品により異なる(第1話は原則、期限が設けられていない)。

配信中の主な無料ウェブコミック誌

配信を終了した主な無料ウェブコミック誌

スマートフォン端末での日替わり無料連載

2013年9月より2014年5月まで、スマートフォン及びタブレット版のYahoo! Japanトップページにて、毎日0時更新、各回3日間限定で無料コミック配信を開始していた。2014年5月からは、Yahoo!スマートフォン版&タブレット版公式アプリのトップページとYahoo!ブックストア内無料コーナーにて、毎日0時更新、各回3日間限定で無料コミック配信している。

日替わり無料連載の主な作品

出版社による定額制サービス

少女漫画を配信する定額制のサービスとして講談社がYahoo!ブックストア上で女子コミ!を2014年6月5日より利用開始した[10]。料金は月額324円で、Yahoo!プレミアム会員は無料。この女子コミ!は2018年4月30日までで新規の販売は終了して、サービスの方も2018年5月31日に提供を終了した[11]

脚注

注釈

  1. ^ 2023年9月30日まではZホールディングス(ソフトバンクグループ)傘下のヤフー

出典

  1. ^ “名作漫画1,199冊の電子ブックを有料配信する「Yahoo!コミック」開設”. INTERNET Watch. (2003年9月3日). https://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2003/09/03/338.html 2012年7月15日閲覧。 
  2. ^ “「Yahoo!ブックストア」オープン EPUB採用”. ITmedia eBook User. (2012年11月2日). https://www.itmedia.co.jp/ebook/articles/1111/02/news109.html 2012年7月15日閲覧。 
  3. ^ ヤフー株式会社との電子書籍ストア運営の業務受託に関するお知らせ” (PDF). イーブックイニシアティブジャパン (2017年3月28日). 2017年4月6日閲覧。
  4. ^ PacketMedia(韓国の企業)
  5. ^ 全巻無料!名作をアプリ限定で配信中”. Yahoo!ブックストア お知らせ (2013年5月30日). 2016年7月13日閲覧。
  6. ^ 「Yahoo!ブックストア」、EPUB 3対応のブラウザビューアーを追加デバイス、OSを選ばずオープンに電子書籍を利用できる環境を実現”. Yahoo!JAPAN 広報blog. 2012年7月25日閲覧。
  7. ^ 「Yahoo!ブックストア」がHTML5ブラウザービューアー追加、EPUB3対応も”. 2012年7月25日閲覧。
  8. ^ 電子貸本Renta!とYahoo!ブックストアが提携、両サイトが自由に利用可能”. 2014年2月25日閲覧。
  9. ^ 「Yahoo!ブックストア」が来春、「ebookjapan」へ統合 ~ その前準備として本棚連携機能が追加
  10. ^ 講談社が「女子コミ!」配信、「ちはやふる」最新話など40作品が月額300円で”. 2014年5月23日閲覧。
  11. ^ 【重要】女子コミ! 提供終了のお知らせ”. 2018年4月12日閲覧。

外部リンク


Yahoo!ブックストア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 09:28 UTC 版)

Yahoo! JAPAN」の記事における「Yahoo!ブックストア」の解説

Yahoo! JAPAN運営する電子書籍販売サイト後述Yahoo!ブックスとは異なる。漫画有料/無料配信行っていた「Yahoo!コミック」を2011年11月リニューアルし、コミックだけでなく文字ものや写真集提供する総合電子書籍サイトとなった詳細は「Yahoo!ブックストア」を参照

※この「Yahoo!ブックストア」の解説は、「Yahoo! JAPAN」の解説の一部です。
「Yahoo!ブックストア」を含む「Yahoo! JAPAN」の記事については、「Yahoo! JAPAN」の概要を参照ください。

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