XAFとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > XAFの意味・解説 

CFAフラン

(XAF から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/08/25 01:37 UTC 版)

CFAフラン
Franc CFA
CFAフランを使用する国
( XOF 、 XAF)
ISO 4217
コード
XOF および XAF
中央銀行 西アフリカ諸国中央銀行 および 中部アフリカ諸国銀行
使用
国・地域
固定レート 1ユーロ = 655.957 CFAフラン
500中央アフリカCFAフラン、正面
500中央アフリカCFAフラン、裏面
500中央アフリカCFAフラン紙幣(旧デザイン)

CFAフラン(セー・エフ・アー・フラン[注 1]、仏: Franc CFA)は、旧フランス領西アフリカおよびフランス領赤道アフリカを中心とする多くの国で用いられる共同通貨。西アフリカ諸国中央銀行(Banque Centrale des Etats de l'Afrique de l'Ouest、BCEAO)発行のCFAフラン(ISO 4217コードXOF)と、中部アフリカ諸国銀行(Banque des Etats de l'Afrique Centrale、BEAC)発行のCFAフラン(同XAF)との2種類がある。両者は通貨としての価値は同一であるが、相互には用いられていない。

1958年から1フランス・フラン=50CFAフランの固定レートであったが、1994年には構造調整計画の一環として、1フランス・フラン=100CFAフランに切り下げられた。1999年1月1日からユーロに固定しており、1ユーロ=655.957CFAフランである。

CFAフランを使用している国は外貨準備高の50%をフランスの国庫にて保管しなければならないという規定があり、旧宗主国であるフランスによる経済支配と批判されてきた[1]。2019年6月30日に西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)が2020年より共通通貨エコ(ECO)に移行することを決定したが、そのうち8カ国は西アフリカ諸国中央銀行が発行するCFAフランを使用している国家である[2]。この8カ国がエコに移行した場合、前述のフランスによる管理を受けないことで2019年12月21日に両者が合意した[1]。エコが始動すれば、CFAフランは中部アフリカ諸国銀行発行の6カ国のみが使用することになる。

使用国

特記のないものは旧フランス植民地。

このほか、コモロのコモロ・フランも対フランス・フラン固定レートであったためCFAフランに含めることがある。

セネガル共和国では、CFAフランという単位だけでなく、ウォロフ語のデュルム[3]という単位も用いられる。1デュルムは5CFAフランに相当[4]し、主に市場での少額の商取引において用いられる(例えば、10デュルム(fukki dërëm)は50フラン)。

中央アフリカ共和国は2022年4月に仮想通貨であるビットコインを法定通貨に加える法案が議会で全会一致で可決され、同4月27日に大統領府が承認したと発表した[5]。

かつての使用国・地域

マリ共和国は1962年から1984年までは独自通貨のマリ・フランを使用していた。

評価

CFAフランはレートがユーロに固定され、ユーロの金融政策は欧州中央銀行により決定されているため、旧フランス植民地であった発展途上国のアフリカ諸国は、自国の経済計画の実行がほぼ不可能であると批判されているが[6]、反対に固定レートがCFAフランの利用国の通貨の安定を助け、フランスとの輸出入の循環を大きく促進させるという意見もある[7]。

2008年に行われた欧州連合自身によるCFAフランとユーロとの連携に関する評価では「2つのCFAフラン圏それぞれが通貨統合において受ける恩恵は、それぞれのCFAフラン圏の間でさえも極めて小さい」が「フランス・フランへの為替固定、また、1999年以降のユーロとの為替レートの固定は、一般的なマクロ経済の安定性の観点からCFAフラン圏に有利な効果をもたらすと認められる」と論じた[8]。

脚注

注釈

  1. ↑ CFAは植民地時代には"Colonies françaises d'Afrique"(アフリカのフランス植民地)の略であったが、現在では西アフリカでは"Communauté financière africaine"(アフリカ金融共同体)、中部アフリカでは"Coopération financière en afrique centrale"(中部アフリカ金融協力体)の略とされている。CFAは通常、フランス語読みで『セーファー』 と発音される。
  2. ↑ 旧ポルトガル植民地。1997年まではギニアビサウ・ペソを使用していた。
  3. ↑ 1962年から1984年まではマリ・フランを使用していた。
  4. ↑ 旧スペイン植民地
  5. ↑ マダガスカル・フランは2005年に廃止。
  6. 1 2 3 2002年にフランス・フランはユーロに移行した。

出典

  1. 1 2 “West African Countries Take a Step Away From Colonial-Era Currency”. ニューヨーク・タイムズ. 2019年12月21日. 2019年12月23日閲覧. {{cite news}}: |work=、|newspaper=引数が重複しています。 (説明)
  2. ↑ “西アフリカ15か国、2020年に単一通貨「ECO」導入へ”. AFPBB News. フランス通信社. 2019年6月30日. 2019年12月23日閲覧.
  3. ↑ 池邉智基「ムリッド教団の祭事における言説空間の形成」『年報人類学研究』第11巻、南山大学人類学研究所、2020年、79頁。
  4. ↑ Karin Pallaver (2021) (英語). Monetary Transitions: Currencies, Colonialism and African Societies. Springer Nature. p. 66. ISBN 9783030834616
  5. ↑ “中央アフリカが法定通貨にビットコイン採用、世界で2カ国目”. ロイター. 2022年4月28日. 2022年4月28日閲覧.
  6. ↑ effrey Cavanaugh (2014年2月12日). “FOREX Africa: The CFA Franc aka The African Euro” (英語). afkinsider.com. 2021年12月23日閲覧。
  7. ↑ Henry Kyambalesa; Mathurin C. Houngnikpo (2006) (英語). Economic Integration and Development in Africa. Routledge. p. 88. ISBN 9780754646037
  8. ↑ Matthias, Hallet (2008). The role of the euro in Sub-Saharan Africa and in the CFA franc zone (Report) (英語). Publications Office of the European Union. ISBN 978-92-79-08272-6.

関連項目

外部リンク




英和和英テキスト翻訳

英語⇒日本語日本語⇒英語

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「XAF」の関連用語

XAFのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



XAFのページの著作権

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのCFAフラン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2026 GRAS Group, Inc.RSS