TBSラジオ・ラジオ日本との関係
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「RCCカープナイター」の記事における「TBSラジオ・ラジオ日本との関係」の解説
TBSは日・月・火・土にネット関係を結んでいたが、2010年からTBSが土・日曜の野球中継を原則中止したため、土・日のTBSからの配信はデーゲーム全般ならびにNRNが屋内球場の試合を本番とし、かつQRが正式に裏送り体制を取らなかった場合のナイターのみとなった。水~金でTBSが広島主催試合を放送する場合はRCCからの裏送りとなる。逆にTBS発の場合は火曜日に相互ネットになる可能性がある他は全て裏送りとなる。なお、土・日曜デーゲームと月曜のビジターゲームについては、他地域からのネット時と異なり、ヤクルト主催を除きNRNキー局(LF=月曜の巨人、DeNA主催と土・日曜の在京球団主催デーゲームの特例放送、QR=月曜の西武、ロッテ主催ナイターと土・日曜の在京球団主催デーゲームの特例放送)の放送予定有無にかかわらず、TBSがRCCへの裏送り(またはTBS協力の自社制作)を行っている(土・日曜ナイターについては後述)。 ナイターオフ編成期間中は、開幕カードの巨人、DeNA主催試合はデーゲーム・ナイターにかかわらずTBSからのネットおよび裏送りを優先するが、TBSが放送せず、かつLFが放送する場合は、年度によりLFからネット受けする場合がある。一方消化試合については、ヤクルト主催は原則として曜日を問わずLFからのネット受けとなるが、巨人・DeNA主催については年度により対応が異なっており、1995年(平成7年)までは巨人主催ゲームでナイターオフ編成時の消化試合に限り、TBSに代わってラジオ日本からネット受けする場合があり、RCCからもリポーターが派遣された。 詳細は「ラジオ日本ジャイアンツナイター#TBSとの連携へ」および「TBSラジオ エキサイトベースボール#オフシーズン編成期の中継」を参照 また、ラジオネットワークの発足直後の頃までは、ラジオ関東(当時)とRCCでの恒常的な相互ネットが行われ、東京在住だったRCC解説者の金山次郎がRF発のRCC向け裏送り中継に出演した例があった。JRN発足以後も試合によってはラジオ関東がRCCに制作を委託する形でアナウンサー・解説者のいずれかまたは両方を出演させる場合があった。この関係は、JRN提携直前の1970年代後半には技術協力のみへと縮小されていった。 その後1978年(昭和53年)にラジオ関東が巨人主管試合の独占放送権を得てから、RCCは対抗処置として広島カープの主管試合優先権を締結したことによりRF向けの裏送りを含めた放送ができなくなったが、のちにラジオ関東がTBSラジオに放送権を販売する形でJRN向けの中継が再開されるようになり、これを機にラジオ関東ジャイアンツナイターとそのフルネットを受けている岐阜放送ラジオ(ぎふチャン、『ダイナミックナイター』)およびラジオ関西(CR→AM KOBE→CRK、『ジャイアンツナイター』)向けのJRN扱いの中継を技術協力またはRCC制作でRF-GBS-CRKネット向けの裏送りとして放送した試合が多数ある。この時、RCCの解説者・アナウンサーのどちらか一方か(もう一方はRFまたはCRからの派遣)、あるいは両方が実況に参加したものもあった(この場合は試合日により<特に「広島対巨人」戦である場合に>事実上の三重制作という形になる)。 東京ドームの巨人主催試合(1990年8月10日の『巨人対中日』)が新幹線の不通で中日の選手が移動不能で中止となった際には、RFから急遽要請を受け、裏カードの「広島対阪神」をRCCのアナウンサー(寺内優)とRFの解説者(高橋直樹)という体制で放送したことがあった。この日は当時巨人主催を放送できなかったNRNが本番としていた「ヤクルト対横浜大洋」(宇都宮清原球場・ニッポン放送制作)も雨天中止となった関係で、JRN・NRNも「広島対阪神」が本番に昇格したため、RCCとしては三重制作となった(金曜日のためRCCはNRN向けを自社で放送)。 ただ、2010年(平成22年)ごろからRFは巨人ビジターの試合、及び巨人戦以外の試合の中継を大幅に削減しており、「広島対巨人」戦も2011年(平成23年)を最後に放送していなかった。しかし、上述のとおりRFとTBSラジオの業務提携再開に伴い、2016年度から巨人戦ビジターの大半(ヤクルト主管の全試合を含む一部の試合は除く)がJRNナイターとして放送されることになったので、RCC発の「広島対巨人戦」の中継(火曜日のみ本線、その他は裏送り出し)が実施されるようになった。 詳細は「ラジオ日本ジャイアンツナイター#バッチリナイターからジャイアンツナイターへ」を参照 TBS『エキサイトベースボール』最晩年の2016年度からTBSとラジオ日本の提携が本格的に再開され、JRNナイター実施時にRCC、及び各地系列局からのRFへのネット、また巨人主管のものをRFが制作してネット受けする試合が実施されている。具体的には広島対巨人戦において、RCC制作のJRN全国中継(火曜日は同時ネット、水 - 金曜日は裏送り)を、TBSラジオだけでなくRFへもネットし、さらにはRF経由でラジオ関西(CRK)・ぎふチャン(GBS)にもネットする(GBSはCBCラジオが裏開催の中日戦を放送している場合に限る)。ただし、対戦相手が巨人以外の場合は、JRN全国中継になった場合も雨天予備カードの昇格時を除いてRF等へのネットは行われない。一方、RF発のRCCでのネット受けはJRNナイターだけでなく、TBS・LFが制作体制を取らず、かつ自社乗り込みができない場合のデーゲームでも個別に実施している(2016年は5月5日などが該当)。2018年4月13日~15日の巨人戦(東京ドーム)は、13日はLF、14日はQRのネット受けで放送したが、15日のデーゲームはRF制作協力による自社制作。解説を両チームOBの西山秀二が担当し、前日までリポートを務めた石橋が実況を担当。またベンチレポートはRFの矢田雄二郎が担当した。
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