SonicStage for LISMO
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「SonicStage」の記事における「SonicStage for LISMO」の解説
「LISMO」および「LISMO Port」も参照 SonicStage for LISMOは日本の携帯電話キャリアであるau(KDDI/沖縄セルラー電話)とのコラボレーション「au×Sony "MUSIC PROJECT"」により開発された特殊バージョン。KDDIの「LISMO」サービス向けソフトウェア群「LISMO Port」に含まれるコンポーネントとして無償提供されている。当初は対応携帯電話端末(LISMO「オーディオ機器連携」対応、いわゆるKCP+機種)にあわせて2007年12月以降に提供される予定であったが、端末側の発売が遅れたため翌2008年1月以降に日程が順延され、最終的にはKCP+初号機であるW56T、W54Sの2機種の発売にあわせて2008年2月1日に提供が開始された。 このソフトウェアは従来のLISMO用ソフトウェア「au Music Port」の上位バージョンとして位置づけられており、通常のSonicStageをベースに、携帯電話で使われる「着うたフル」の音声ファイルやビデオクリップを扱うための各種機能などが追加されたものとなっている。DRMやコーデックを各機器の対応する規格に相互に自動変換する機能を持つため、PC上のライブラリや音楽配信サービス(mora for LISMO)から携帯電話に楽曲を転送したり、逆に携帯電話から「着うたフル」を吸い出してウォークマンに転送する、などの利用ができる。バージョン2.0からはLISMO Music Storeにも対応するようになり、PCにダウンロードした着うたフルを着うたに登録できるようになった。またLISMO Videoの開始に伴いLISMO Video Storeにも対応するようになった。ダウンロードしたビデオファイルを携帯に転送して携帯で映画などを楽しむことができる。 SonicStage for LISMOはSonicStage CPとの共存が可能である。基本機能面でSonicStage CPと比較すると、CD作成機能がない、転送が可能なウォークマンの機種が少ない、CDからのエンコード時にATRAC系コーデック以外が選択できないなど制約が多く、SonicStage CPと置き換えて利用することのできるソフトウェアではない。ライブラリは当初は互換性があると報道されていたが、公開されたバージョンではSonicStage CPから独立した別のデータベースに保存される仕様となっている。また、2008年にリリースされたSonicStage V(SonicStage Ver.5.x)とも共存が可能。当初はライブラリはSonicStage for LISMOとは別になっていたが、2008年12月8日にリリースされたSonicStage for LISMO Ver.3.0よりSonicStage VとSonicStage for LISMOは同じデータベースを使用しライブラリを共有して扱う仕様に変更された。 UIのデザインはLISMOのイメージカラーである黄緑色を基調とした配色に変更され、画面上部にはイメージキャラクター・リスモくんが登場する遊び心の強いアニメーション表示部が設けられた。また、従来様々な場所に散らばっていた機能切り替えは左側ペインに集約され、ライブラリ画面の表示モードは全楽曲の一覧表示、楽曲のジャケット表示、アルバム単位のジャケット表示の3種類に絞られた。ジャケットの表示サイズが大きくなり、右上に常にキーワード検索枠が表示されるなどWindows Vistaのエクスプローラに準じたデザインとなっている。また、アルバムのジャケット画像へマウスカーソルを乗せると楽曲一覧がフロート表示されるようになり、従来のライブラリ内とアルバム内の切り替え表示は廃止された。これらのUIや機能の仕様は既存のSonicStage CPよりもau Music Portに似通っており、SonicStage for LISMOがau Music Portの代替・後継ソフトとして開発された経緯による特異なものと思われる。 2009年10月19日にリリースされたLISMO Port Ver.4.0からは後継ソフトx-アプリがベースのx-アプリ for LISMOへと変更されたためSonicStage for LISMOとしての提供は終了した。
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