SPORE

実用日本語表現辞典

spore

別表記：スポー

「spore」の意味・「spore」とは

「spore」は、生物学の用語であり、特定の生物が繁殖や生存のために生成する微小な単位を指す。菌類や藻類、植物などがこの種の繁殖戦略を利用する。スポアは、厳しい環境条件下でも生存し、適した環境に達したときに発芽し、新たな生物を生み出す能力を持つ。

「spore」の発音・読み方

「spore」の発音は、IPA表記では/spɔːr/となる。これをカタカナに置き換えると「スポー」となる。日本人が英語を発音する際のカタカナ読みも「スポー」である。この単語は発音によって意味や品詞が変わるものではない。

「spore」の定義を英語で解説

「Spore」is a unit of asexual reproduction that may be adapted for dispersal and for survival, often for extended periods of time, in unfavorable conditions. Spores form part of the life cycles of many plants, algae, fungi, and protozoa.（スポアは無性生殖の単位であり、不利な条件下での生存や拡散に適応していることが多い。スポアは多くの植物、藻類、菌類、原生動物の生活環の一部を形成する。）

「spore」の類語

「spore」の類語としては、「seed」や「pollen」がある。ただし、「seed」は種子を指し、「pollen」は花粉を指すため、それぞれ微妙に意味が異なる。これらの単語は、生物が繁殖するための手段や単位を指す点で共通している。

「spore」に関連する用語・表現

「spore」に関連する用語としては、「sporangium」や「sporophyte」がある。「sporangium」はスポアを生成する器官を指し、「sporophyte」はスポアを形成する生物の生活環の段階を指す。

「spore」の例文

1. The fungus releases its spores into the air.（その菌類は空気中にスポアを放出する。）
2. Each spore can grow into a new organism.（各スポアは新たな生物に成長することができる。）
3. The spores are dispersed by the wind.（スポアは風によって散布される。）
4. The spore germinates when conditions are favorable.（条件が適しているとき、スポアは発芽する。）
5. The plant reproduces by means of spores.（その植物はスポアによって繁殖する。）
6. The spore is resistant to harsh environmental conditions.（スポアは厳しい環境条件に耐性がある。）
7. The spore is a crucial part of the life cycle of many organisms.（スポアは多くの生物の生活環の重要な部分である。）
8. The spore develops into a mature plant.（スポアは成熟した植物に発展する。）
9. The spore is enclosed in a protective covering.（スポアは保護被覆に包まれている。）
10. The spore can survive in a dormant state for a long period.（スポアは長期間、休眠状態で生存することができる。）

（2023年8月22日更新）

生物学用語辞典

胞子

同義/類義語：芽胞
英訳・(英)同義/類義語：spore, endospore

菌類や植物が作る無性生殖細胞。配偶子と異なり単独で新個体に成長できる。例：菌類、シダ植物

「生物学用語辞典」の他の用語

細胞名や細胞内の構造オルガネラに関連する用語：

胚のう母細胞  胚のう細胞  胚性未分化細胞  胞子  胞子母細胞  脂肪滴  脂肪細胞

食品の安全性に関する用語集

芽胞(がほう)

ウエルシュ菌やボツリヌス菌、セレウス菌などの特定の菌が作る細胞構造の一種です。生育環境が増殖に適さなくなると、菌体内に形成します。芽胞は加熱や乾燥などの過酷な条件に対して強い抵抗性を持ち、発育に適した環境になると、 本来の形である栄養細胞となって再び増殖します。

微生物の用語解説

芽胞 [Spore]

　内生胞子(endospore)ともよばれ、グラム陽性菌の中で、枯草菌や炭疽菌のようなバチルス属と破傷風菌やウェルシュ菌のようなクロストリジウム属の細菌がつくる耐性細胞である。乾燥、高･低温、薬剤など、その生育環境が変化した場合に、そのような過酷な条件に耐えて生存するため、細菌の細胞内につくられる胞子に似た球状の構造体を芽胞という。遊離した芽胞は増殖できない休眠細胞であるが、環境条件が良くなると(動物体内への接種や新しい培地への移植)、芽胞から出芽によって本来の形である桿状の栄養細胞になって増殖するようになる。したがって、芽胞菌は高温でも殺菌剤にもかなり耐性であるから、容易に滅菌･殺菌することができない。芽胞形成菌は通常は土壌中に多く生息している。このように芽胞形成菌は最も単純な生活環をもっているので、発生生物学の研究にも格好の材料として用いられている。

ウィキペディア

胞子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/05/21 15:16 UTC 版)

胞子（ほうし, Spore）は、シダ植物・コケ植物および藻類、菌類（キノコ・カビ・酵母など）、あるいは原生生物のうちの変形菌などが形成する生殖細胞を指す。胞子による生殖を胞子生殖と呼ぶ場合がある。

ウィキペディア小見出し辞書

Spore

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2017/08/13 14:09 UTC 版)

「ウルヴァリン (コミック作品)」の記事における「Spore」の解説

1990年初登場のキャラクター。