SOCOM_IIとは? わかりやすく解説

SOCOM II

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/31 13:32 UTC 版)

SOCOM II
ジャンル
対応機種 PlayStation 2
開発元 ジッパーインタラクティブ
アメリカ海軍特殊戦コマンド
運営元 ソニー・コンピュータエンタテインメント
音楽 イノン・ツゥール英語版
人数 1人-
メディア DVD-ROM
運営開始日
  • 2003年11月4日
  • 2004年3月5日
  • 2004年8月5日
対象年齢
デバイス en:PlayStation 2 Headset, USBキーボード
エンジン Kinetica
解像度 480i(SDTV)
480p(EDTV)
テンプレートを表示

SOCOM II: U.S. Navy SEALsは、『SOCOM: U.S. NAVY SEALs』の続編にあたるPlayStation 2サードパーソン・シューティングゲーム。 このゲームは、ジッパーインタラクティブアメリカ海軍特殊戦コマンドと共同で開発したものである。発売は2004年8月5日ソニー・コンピュータエンタテインメントが行った。

また、このゲームは2004年8月から2005年2月6日までオンライン対戦に対応していた[1]

ストーリー

ゲームはまず、コードネーム「MALLARD(マラード)」と呼ばれる情報提供者から、アルバニアの拠点から武器やプルトニウムを密売し、ロンドンからカイロまでの都市に送り込んでいる「セセリ・シンジケート」というアルバニア人組織犯罪グループの存在を知らされるところから始まる。 シールズの任務は、シンジケートの武器庫を調査・発見・破壊し、可能であればベスニクという中堅メンバーを拘束して尋問することである。 ブラボー分隊の代わりに、イギリス陸軍特殊空挺部隊(SAS)のセイバーとリーバーが投入される。 シールズとSASの混成メンバーは、まずシュコデルの廃工場を閉鎖させ、その責任者であるミズレク・ルゴヴァ将軍を捕獲または殺害し、次に彼らの拠点であるアルバニア山中のセセリ家の城で残りのリーダーたちを捕獲または殺害することで、シンジケートを崩壊させる任務を遂行する。


ブラジルでは、ブラジル革命軍(RAFB)と名乗る集団が政府を掌握すると言って脅していた。 カットシーンでは、コカインを盗んだ反乱軍の脱走兵がアマゾンのジャングルを逃げ回るが、RAFBのリーダー、キシャーダ・クリストが彼を捕まえ殺害する。 娼婦と裕福な実業家の娘であるクリストが男性に強い恨みを抱いていることが、RAFB幹部が女性で占められている理由だ。 シールズはアマゾンの熱帯雨林の奥深くまで行き、RAFBが活動資金として使用していた地下のコカイン工場を破壊した。 資金供給が途絶えたため、クリストとRAFBは "グランド・パラナダム"を奪取することで、政府を不安定化させようとした。 RAFBは要求が満たされなければダムを爆破し、ブラジル経済を麻痺させると脅した。 シールズはダムを奪還し、現場の爆発物を解除し、クリストを殺害するために送り込まれる。


アルジェリアでは、ヘイダル・マフムード将軍率いるアルジェリア愛国戦線(APF)と呼ばれる分離主義派が、アルジェリア政府を掌握しようとクーデターを扇動している。 APFの兵士たちは、CHA(人道支援連合)と平和維持部隊の国際要員が人道的任務のために滞在していたベジャイアの街を制圧している。 シールズはCHA要員を救出し、保護するために派遣される。彼らはアメリカ大使館周辺を確保しなければならないが、そこには避難の混乱で取り残された2人の国務省職員がいた。 APFからの絶え間ない攻撃から彼らを守る。 長く激しい銃撃戦の後、HH-60ペーブホークが到着し、一行を避難させる。


ロシアでは、「フォース・マジュール(不可抗力)」もしくは「世界解放戦線(GLF)」とも呼ばれるグループが、核兵器の製造と使用による米国攻撃を計画していた。 東欧の工作員からの情報によると、カムチャッカの廃墟となったケルスキ海軍造船所に潜在的なテロの脅威がある。 シールズは、コードネーム "ポラリス"と "ブラッドショット"という2人のロシア軍スペツナズ隊員の支援を受け、調査のために派遣される。 チームはフォース・マジュールが核爆弾を製造している証拠を発見する。チームはUSSミシガンに回収される。

フォース・マジュールの姿はどこにも見えず、事態は厳しいものと思われたが、幸運にもロシア連邦保安庁が核燃料流出事故調査の線からテロリスト集団の存在を察知。 除染作業員に扮したフォース・マジュールの工作員たちが工場に潜入し、後から増援部隊が到着した。 彼らの計画は、「ダーティボム(放射線爆弾)」に使用する大量の濃縮ウランを盗み出すことだった。 シールズとスペツナズは、ウランがどれだけ盗まれたかを調べるために工場に送り込まれた。 調査結果は芳しくなく、ほとんどすべてのウラン貯蔵所が空にされていた。 ゲームの最終局面では、シールズは放射性物質を大量に積んだワシントン州シアトル行きの船ビター・ムーン号に潜入する。

テロリストたちは、シアトル近郊で船を爆発させる計画を立てていた。 船上でシールズは、最初のミッションの情報提供者であったマラードが、実はフォース・マジュールのために働く敵性工作員であることを突き止める。 フォース・マジュールがセセリ・シンジケートからプルトニウムの調達を行っていた事実を、米軍を利用して抹消しようと図ったのだ。 シールズが突入し、フォース・マジュールの女性リーダー、ヴァレスカ・ルカノフとダーティボムを無力化。 マラードこと本名アルジャン・マンジャニも殺害する。 チームはUSSミシガンへの撤退の合図として発煙弾を放ち、任務は完了する。

登場人物

アメリカ特殊作戦軍(USSOCOM)

スペクター(Specter)
声:立木文彦 / 英:ポール・メルスィエ英語版
Navy SEALsファイアチーム隊長。前作から登場。
ジェスター(Jester)
声:千葉進歩 / 英:ジェイソン・スピサック
Navy SEALsファイアチーム隊員で、スペクターの相棒。前作から登場。
ウォードッグ(Wardog)
声:斧アツシ / 英:マイケル・クラーク・ダンカン
Navy SEALsファイアチーム隊員。
ヴァンダル(Vandal)
声:小西克幸 / 英:ラリー・セダー英語版
Navy SEALsファイアチーム隊員。
HQ
声:本田貴子 / 英:ヴァネッサ・マーシャル

特殊空挺部隊(SAS)

セイバー(Sabre)
声:坂口賢一 / 英:グレッグ・エリス
特殊空挺部隊隊員。アルバニアにてチームに合流。
リーバー(Mallard)
声:近藤孝行 / 英:ジュリアン・ストーン英語版
SAS隊員。アルバニアにてチームに合流。

スペツナズ

ポラリス(Polaris)
声:宮下タケル / 英:ジム・ウォード
スペツナズ隊員。ロシア政府から派遣され、チームに合流。
ブラッドショット(Bludshot)
声:小杉十郎太 / 英:クィントン・フリン英語版
スペツナズ隊員。ロシア政府から派遣され、チームに合流。

その他

マラード(Mallard)
声:松尾まつお / 英:?
情報提供者。
スカイトップ(Skytop)
声:山野井仁 / 英:?
航空支援部隊隊員。AH-64 アパッチを操縦する。
トーマス・タナカ(Thomas Tanaka)
声:若林正 / 英:?
アルジェリアにある米国大使館の職員。
マーシ―・レインズ()
声:一木美名子 / 英:?
アルジェリアにある米国大使館の職員。


脚注

  1. ^ SOCOM II: U.S. NAVY SEAL”. 2012年12月5日閲覧。

外部リンク


SOCOM II

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/09 19:15 UTC 版)

M1A」の記事における「SOCOM II」の解説

スプリングフィールド・アーモリー社で生産される前記M1A派生型一つSOCOM16改良型モデルで、同社最新製品である。民間型M1A派生型であり、フルオート機能は無い。銃身基部薬室付近にマウント直接取り付けていたSOCOM16では、一部連続射撃時の銃身加熱によるマウント部分への影響指摘されていたため、これを廃止してSOCOM16前部にヴォルター・インダストリー製クラスターレイルを搭載した。これは、スプリングフィールド・アーモリー社がヴォルター・インダストリーと独占契約しているため、単品入手するのは難しいが、希にオークションなどに流れている。伝統的なスタイルのライフルストックとクラスターレイルを搭載し各種オプション装着可能としたことで従来のM1A/M14よりもタクティカル・ユーズには扱いやすくなったと言える。 現在ではLOADED M1AにSOCOM2と同じクラスターレイルを搭載したモデル加わりスタンダードM1Aと同じバレルサイズでレイル取り付けられモデルという選択肢もできた。 SOCOM2は特別目新しい銃ではない。第二次世界大戦時にもM14の原型M1ガーランドショートバージョンである「M1タンカー」というモデル存在していた。M14も祖父M1ガーランド同じくショートバレルを装備し時代流れと共にレイル取り付けられモデルである。

※この「SOCOM II」の解説は、「M1A」の解説の一部です。
「SOCOM II」を含む「M1A」の記事については、「M1A」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「SOCOM_II」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「SOCOM II」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「SOCOM_II」の関連用語

SOCOM_IIのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



SOCOM_IIのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのSOCOM II (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、WikipediaのM1A (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS